NEWS 2018

医療 2018.05.16

遺伝性乳がんの乳房予防切除を「強く推奨」に改訂(日本乳癌学会)

2018年5月16日、日本乳癌学会は、
学会の診療指針において、がんになっていない乳房のがん予防のために切除を
「強く推奨する」と改定することを発表しました。
 
乳がんは、女性で最も多いがんで、2013年の推計発症患者は約7万7000人。
このうち1割程度は、「BRCA」という遺伝子に変異があり、
遺伝子変異がない人に比べ、高い確率で乳がんを発症しやすくなります。
 
現在の指針では、遺伝性乳がんの場合、
がんを発症していない側の乳房の予防切除は
「検討してもよい」にとどまっていますが、
がんになっていない側の乳房を予防的に切除すると、
がんの発症リスクが下がったり、生存率が上がることが判明。
3年ぶりに改訂される指針では、患者本人が希望し、
カウンセリングの体制が整っていることなどを条件に
乳房予防切除を「強く推奨する」に引き上げるということです。
 
改定を担当した福山市民病院(広島県)、
乳腺甲状腺外科の池田雅彦統括課長は、
「乳房予防切除による乳がんの予防効果は高く、予防切除を希望する患者は多い。
費用負担のあり方を検討すべきだ」としています。
 
※現在はがんになっていない乳房の予防切除は
保険で認められていないため、全額自己負担となります。

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