デキル人へ一歩前進 お役立ちライブラリ

キレイのひみつ、元気の秘訣、おいしいごはん、リフレッシュ術など、皆さん
がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。

もしかしてPMS(月経前症候群)かな?と思ったら、婦人科を受診しにいこう

婦人科受診はハードルが高いイメージが……。たとえ病院という場所に慣れている看護師であっても受診に対してしり込みする方も多いのだとか。でも、実はそんなに身構える必要はありません。もっと気楽な気持ちで訪ねてもいい場所なんですよ! では、実際にどんな検査や治療をするの? ポートサイド女性総合クリニック ビバリータの婦人科医、清水なほみ先生に、PMSに悩んでいる方向けの“婦人科受診のススメ”をお聞きしました。

つらいPMSはガマンしないで!

PMSという病気が広まる前は、「生理前はつらいもの」と思って、痛みやイライラを我慢してしまう女性が非常に多くいました。しかし、日常生活に支障が出るほどのつらい症状が出るPMSは治療が必要となる病気です。苦しみを我慢せず、気軽に婦人科を受診してみましょう。重症化すると、ほかの婦人科系の病気に発展したり、気づけない恐れがあるので、早め早めの受診をおすすめします。

まずは、受診の前に「PMSメモリー」を記録してみよう

「もしかして、PMSかな?」と思ったら、まずは1~2ヵ月間、自分の健康状態を記録してみましょう。この記録はPMSで受診をする際に、診断の参考になります。記録がなくても受診は可能ですが、あれば診断がスムーズになります。
 
【こんな記録を“毎日”付けましょう】
・基礎体温
・自分の体調

基礎体温表を使って、毎日の体温の記録を付けます。朝起きたときに計るようにクセづければ、忘れないのでおすすめです。また、体温の記録と一緒に、頭痛やイライラ、お腹が痛いなど、体調に関する情報も備考欄にメモしておくと、PMSかどうかの判断の材料となります。アプリや書籍、インターネットなどで、PMSメモリー用の表を使ってもよいですね。
 
記録を付けるうちに、
・不調になる時期
・不調の内容(体調面、精神面)
・生理の周期
がわかります。自分の体調を客観的に把握してみましょう。
 
もし、不調が生理前の数日間に集中しているなら、PMSの可能性があるかも……?
PMSは月経の周期と深い関わりがありますから、記録をさかのぼって見てみることで、PMSの症状がつらくなる時期があらかじめ予測できるようになります。ですから、生理周期に応じてある程度の対策をうつことができるため、前もってPMSをやわらげる対策をしたり(第2回の記事を参照ください)、PMSの時期には重い仕事を入れない、休みの申請をするなどの事前のスケジュール対策ができるようになりますね。
 
一方で、生理の周期とは関係なく症状がある時は、別の婦人科系の病気や、うつ病をはじめとする精神的な病気の可能性があるかもしれません。なるべく早く、病院を受診することをおすすめします。

予約を入れて婦人科に行こう

1~2ヵ月程度記録したPMSメモリーを持って、早速受診をしてみましょう。婦人科は予約診療を行っているところも多いので、あらかじめ電話やインターネットで連絡をしておくとスムーズです。
 
受診当日は、問診で症状や症状の出る時期、生活環境などをうかがい、PMSメモリーも参考にしながらPMSであるかどうか診断します。
PMSの治療は、主に服薬を中心としたものです。低用量ピルによるホルモン治療や漢方薬による治療が行われます。また、食や睡眠などの生活指導を行い、症状の少ない身体に整えていきます。
 
通院を負担に思う方もいるかもしれません。
婦人科系の受診は生理の周期ごとに改善を診るため、受診は1~2ヵ月に1度の頻度が基本となります。症状が落ち着いていたらもっと頻度が開くこともあります。内科のようにしょっちゅう通院する必要もなく、受診の負担は大きくありません。
 
服薬も含め保険が効きますが、症状の度合いによって費用は変わって来るので注意しましょう。

婦人科=内診ではありません! それって必要のない不安かも!?

婦人科の病院で最も気がかりなのが「内診」の存在ではないでしょうか。でも、安心してください。実は、PMSは自覚症状をお聞きしたうえで診断するため、内診は必要ないのです。ですから、身構える必要はありません!
 
しかし、甲状腺の異常や貧血など、ほかの病気が原因で症状が出ている可能性がある場合に血液検査をしたり、子宮内膜症などの別の婦人科系の病気が疑われる場合、超音波検査(いわゆる内診)を行うことがあります。ただ、初診で急に超音波検査を行うことは、ほとんどありません。内診に抵抗がある場合は、予約をする際に不安を伝えたり、問診などで意思表示をしておけば、理解のある病院であれば適切な対応をしてくれるでしょう。
 
――――
医師の理解も進み、以前よりも女性が婦人科を受診しやすい環境は整いつつあります。少しでも気になる症状があれば、まずは話をするだけでも気軽に受診に来てください。

ポートサイド女性総合クリニック ビバリータ
院長 清水なほみ 氏
 
2001年 広島大学医学部医学科 卒業
広島大学附属病院産婦人科、中国がんセンター産婦人科、ウィミンズウェルネス銀座クリニック、虎の門病院産婦人科を経て、2010年9月横浜市に「ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~」を開業。

UP DATE 2017/01/30

お役立ちライブラリTOPへ

からだのメンテ の最新記事

注目の記事をPick UP!!!

ページの先頭へ戻る