デキル人へ一歩前進 お役立ちライブラリ

キレイのひみつ、元気の秘訣、おいしいごはん、リフレッシュ術など、皆さん
がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。

話題の「飲むお酢」はどう飲めばいい?
初心者向けお酢ガイド

夏バテ対策に、日常的にお酢を摂取したいけれど、献立に取り入れるのは結構大変。最近では、薄めて飲むドリンクタイプのお酢も市販されています。ただし、黒酢にりんご酢にトマト酢に…種類も多いしどれがよいのかわからず、結局挑戦できていない方も多いのでは? 今回は、管理栄養士でスポーツ栄養コンサルタントの園部裕美さんに「飲むお酢」を続けるためのアドバイスをしてもらいました。

お酢選びのポイントは「材料」と「味」

調理用のお酢とは異なり、ジュースのように手軽に飲みやすくなった「飲むお酢」は、近年スーパーなどでもよく見かけるようになりました。自分に合ったお酢を探して習慣づけ、今年の夏はお酢のパワーでばてない自分になってみませんか?
 
お酢は酢酸菌の働きにより、原材料を発酵させてつくる発酵食品。実は、糖の含まれる食品ならば、理論上どんな食品からもお酢をつくることができるため、多種多様なお酢が作られているのです。
 
【主なお酢の種類】
・お米やトウモロコシ、麦、芋からつくる穀物酢
・りんごやざくろ、ブルーベリーなどの果汁からつくる果実酢
・トマトなど、その他の食品からつくるお酢
 
当然、材料の食品の性質や風味を持ちますから、選ぶときのポイントとなります。特に果実酢は、フルーティで比較的飲みやすいので飲むお酢の初心者さんにもおすすめです。
変わったものでは、紅芋を材料とした真っ赤なお酢も。紅芋やブドウ、ブルーベリーなどの赤い色素はアントシアニンというポリフェノールの一種です。お酢の健康効果に加えてこうしたプラスの成分でお酢を選ぶのもよいでしょう。

飲むお酢は、希釈して飲むタイプがほとんど。濃度の高い酢は胃を荒らす原因になるので、原液で飲まず、水などで割って飲みましょう。
水のほか、炭酸水や牛乳で割るのがスタンダードですが、お酢の種類によってはトマトジュースや赤ワインで割ってもおいしいですよ。

黒酢の「黒」ってなんだろう?

JAS規格では、米黒酢について下記のように定めています。
====
穀物酢のうち、原材料として米(玄米のぬか層の全部を取り除いて精白したものを除く。以下この項において同じ。)又はこれに小麦若しくは大麦を加えたもののみを使用したもので、米の使用量が穀物酢1Lにつき180g以上であつて、かつ、発酵及び熟成によつて褐色又は黒褐色に着色したものをいう。
====
つまり、黒酢の黒い色は、熟成して変色したものだったのです。穀物酢や米酢に比べ、コクがあり、また、アミノ酸もほかのお酢に比べて多いのが特徴です。

甘くて飲みやすいお酢は、添加物に注意!?

毎日の習慣にするために、やっぱりおいしくなければ意味がありません。お酢の味と効果は、これからお酢生活を始めたい人にとっては重要なポイントです。
 
ここで注目してほしいのが、瓶ラベルの「原材料名」。
この時、食品名のみ記載されているものの方が発酵食品として純度が高く、高い効果が期待できます。
 
【飲むお酢の主な原材料名】※含まれていないお酢もあります。
・米やりんごなどの食品名…酢のもととなる食品
・アルコール、醸造アルコール…発酵の手順を短縮するためのもの
・砂糖、果糖ブドウ糖液糖…甘みを加え、飲みやすくするための甘味料
 
甘いイメージのあるりんご酢でさえ、りんごのみでつくったものはすっぱくて慣れない人には飲みにくいもの。ドリンクタイプのお酢では、飲みやすくするために甘味料が加えてあるものもあります。
添加物が入っているとはいえ、一日の摂取量は多くないので、大きく気にする必要はありませんが、選ぶときの一つの指標になるかもしれません。
 
甘味料の入っていないお酢でも、牛乳と混ぜてヨーグルト風にしてみたり、はちみつを自分で足して甘みを調整するとおいしく飲めますよ。

飲んだ後はお口のケアを忘れずに

食事中の飲み物にするのもよいのですが、毎日続けて飲むなら活動を始める朝、もしくは疲れた体をいやすために夜に飲むのがよいでしょう。
 
ただし、寝る直前や起きたてに酢を飲むのは歯の健康のためNG。
酢が口の中を酸性にしてしまい、虫歯の原因となる可能性があります。
飲んだ直後に歯を磨くのもよくありません。酸性の状態で歯が溶けやすくなっているところで歯磨きをすると、ブラシが歯のエナメルを傷つけてしまいます。
飲んだ後は口をゆすぎ、酢を口の中に残さないようにしましょう。

また、ダラダラと時間をかけて飲むと、口内が酸性となる時間が長くなるためよくありません。毎日時間を決めて一気にグイッと飲み、飲んだあとはすぐに口をゆすぎ、酢を残さないようにしましょう。ストローを使って飲むと、歯に酢が触れないのでこれもおすすめです。
 
さらに、朝ご飯を抜きがちな人は注意が必要です。何も食べていない状態の時に飲むと、胃酸が強く出すぎてしまい、胃腸を荒らしてしまう原因になります。必ず何かしら胃に入っている状態で飲みましょう。

=======
暑さにばてがちな夏も、お酢が元気をサポートしてくれます。
今年こそ、話題の「飲むお酢」に挑戦してみませんか?
 
お酢のことをもっと知る!↓
夏の元気は“お酢”でカバー! さっぱり夏のピクルス&マリネのレシピ

管理栄養士
スポーツ栄養コンサルタント
予防医学士
https://romicompany.wordpress.com/
園部 裕美氏
 
病院栄養士、飲食店を経て、2013年に陸上実業団チームの専属栄養士に就任。病院やスポーツをフィールドとした経験から、予防栄養の重要性に気付き、活動を開始。現在は主に数々のアスリートを栄養の面からサポートしているほか、「発酵らいふの会」を主催するなどの活動を行っている。

UP DATE 2017/07/25

お役立ちライブラリTOPへ

美容・健康 の最新記事

注目の記事をPick UP!!!

ページの先頭へ戻る