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“唾液力”を高めて、簡単に口内ケアをしよう!

出血がある、詰め物がとれた歯が痛む、口臭が気になる……。例えばこんな口内トラブルを抱えていませんか? 看護師さんや介護士さんの中には、自覚症状があっても日々の忙しさからつい放置している方も多いかもしれませんね。しかし、そのちょっとした口内トラブルが思わぬ病の入口になっているかもしれないのです。今回は、放ってはいけない口内トラブルとそのケア方法について、米国で歯科治療を学び、最新の歯科治療に詳しい天野歯科医院 院長 天野聖志先生にお話しをお聞きしました。

お口の中のこんな違和感、放っておくと大変なことに…。

口は私たちの体にとってとても大切な部位。なぜなら、体内に栄養を取りこむための最初の入口だからです。ところが、口の中に何か違和感があっても、急を要さない状態ならばつい優先度が低くなりがちなのが口内ケアではないでしょうか。しかし、口内機能の低下は全身の栄養状態の悪化を招きかねず、真っ先にケアをしてほしい部位なのです。皆さんは、そんな大切な口の中に次のようなトラブルを抱えていませんか?
 
■歯茎から出血がある
歯茎から出血がある人は、特に注意が必要です。出血箇所から歯周病菌や虫歯菌が毛細血管に入り込み、菌が全身を巡る中で血栓をつくってしまうからです。若いうちは免疫力も高く、大きなトラブルに繋がりにくいですが、年齢を重ねるにつれて免疫力が下がる分、血栓ができるリスクも高まります。血管の中にできた血栓は血の巡りを悪くさせ、最悪の場合、動脈硬化や心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こすこともあります。
 
■卵が腐ったような口臭がする
最近口臭が気になりだした、という人も要注意。歯周病、もしくは重度の虫歯の可能性があります。虫歯の場合は、かなり進行しないと口臭はしませんが、歯周病は簡単に口臭を引き起こします。口の中から卵が腐ったようなにおいがする人は、歯周病を発症しているかもしれません。口臭は、患者さんや、施設の利用者さんとのコミュニケーションにも大きな影響を及ぼす可能性があります。
 
■とれた詰め物を放置している
虫歯治療の詰め物がとれてしまった時こそ、速やかな治療が大切です。歯の表面は硬いエナメル質という組織でできており、その下には象牙質という柔らかく虫歯になりやすい組織があります。詰め物がとれた状態は、象牙質が露出しているということ。せっかく治療した虫歯をすぐに再発させかねません。また、詰め物がとれた箇所の歯がとがってしまい、口の中を刺激している状態も危険です。最初は口内炎ですんでいたものが、放置し続けることで口腔癌を発症してしまうこともあります。

口内環境を守る頼もしい存在、“唾液力”を高めよう!

口内トラブルを未然に防ぐためには、なんといっても日々のオーラルケアがとても大切。とはいえ、毎日忙しく働く看護師さんや介護士さんにとって、定期的に歯科検診に通ったり、毎食後に必ず歯を磨く時間を確保したりするのはなかなか難しいかもしれません。そこで、「これだけは意識してほしい!」というポイントをご紹介します。
 
それは「唾液力」です。唾液には、抗菌作用や洗浄作用があり、口内の歯周病菌や虫歯菌などは唾液によって毎日洗い流されています。口内環境は、この唾液によって守られているといっても過言ではありません。さらに、唾液の力は口内の菌にとどまらず、体の外から入る菌にも効果があります。例えば、インフルエンザ菌などの細菌も、唾液によって微小ながら殺菌されることで、グンと病気にもかかりにくくなるのです。
 
この素晴らしい唾液の効果を最大限に活かすためにとても重要なのが「口内の潤い」です。口の潤いが不足している状態のドライマウスの場合、菌を洗い流す唾液の効果も停滞するため歯周病菌や虫歯菌の増加につながり、やがてさまざまな口内トラブルを引き起こしてしまいます。つまり唾液力を高めて、口の中を常にウルウルに保つことがとても大切なのです! では、どのような方法でウルウルにできるのでしょうか?

口の中はいつもウルウルに!

●ウルウル術その1 ガムを使って唾液を増やす

噛んだガムを口内で丸め、お口の中でコロコロするだけ。これだけでグンと唾液の分泌量が上がります。勤務中は難しいかもしれませんが、とても手軽にできる唾液力アップ術です。勤務後の帰宅時などにやってみると良いかもしれません。

●ウルウル術その2 舌下腺(=唾液腺)を押す

顎と首の間あたりにある腺。舌下腺を刺激することで、唾液の分泌を促します。場所を選ぶことなく、ちょっとした時間でできるので、例えば、通勤中やちょっとした休憩時間などに実践するのもおすすめです。

●ウルウル術その3 食事の際に噛む回数を増やす

噛む回数を増やすことで唾液腺の神経が刺激され、唾液がより多く分泌されます。

●ウルウル術その4 しっかりと睡眠をとる

看護師や介護士の方は睡眠時間が短くなりがちですが、睡眠不足は唾液の量を少なくしてしまうため、気をつけてほしいポイントです。

唾液力のアップには、口の中のウルウル状態を保つこと以外に、粘度状態も大切な条件です。唾液のねばねば感が強いと、菌が洗い流されず口内に残ってしまうため、歯周病や虫歯にかかりやすくなります。唾液の粘度状態は、食生活や健康状態、睡眠状態に大きく関係するため、健康的な食生活を意識し、睡眠時間の確保につとめましょう。

唾液+日々のオーラルケアで良好な口内環境を!

いかがでしたか? 毎日の口内ケアに、唾液は決して欠かすことができない、とても重要な存在なのです。もちろん、口内環境をより良好に保つためには、唾液力の向上と合わせて毎日のオーラルケアもしっかりと行うことが大切。
歯磨きをするときは歯を一本一本磨くイメージで「縦磨き」を意識し、優しく磨きましょう。また、歯と歯の間を掃除できる「デンタルフロス(糸ようじ)」との併用もおすすめ! 忙しくてどうしても一日に一回しか歯磨きができない、という人は唾液の分泌量が下がる「就寝前」には必ず歯を磨くようにしてください。いつものオーラルケアもちょっとしたポイントを意識するだけで、口内環境をグンと整えることができますよ。
 
唾液の力と日々のオーラルケアで、病気知らずの健康な体をつくりましょう!
後編では「歯を削らない、最新の虫歯治療」をご紹介します。

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Dr.天野聖志

米国ウィスコンシン州マーケット大学歯学部大学院にて歯科修士課程卒業(マスターオブサイエンス)
米国補綴歯科学会認定医
天野歯科医院 院長
 
歯の不快を取り除き、人々の生活の向上を目指して健康で美しい歯の提供を進めている

UP DATE 2018/02/19

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