デキル人へ一歩前進 お役立ちライブラリ

キレイのひみつ、元気の秘訣、おいしいごはん、リフレッシュ術など、皆さん
がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。

手取り17万円でも貯金ができる!
介護士にもおすすめの家計見直し術

2018年2月に発行された『日経ヘルスケア』によると、介護士の全国平均月収は19万7787円。年収で考えればおよそ250万円前後となります。将来、年金を受給できるかどうかかもわからない将来を考えると、早めに貯金を始めたいところですが、毎月の手取り金額を見るとなかなか貯められないのが現状ではないでしょうか? ところが、これまで10,000人以上の家計を再生してきた、家計コンサルタントの横山光昭先生は「無理をせず、月に3万円を貯金することも可能です」と断言! 頑張りすぎず、楽しく続けられる家計見直し術をお聞きしました!

貯金に収入額は関係ない!
やる」か「やらない」かが全て

初めにお伝えしますが、貯金ができる人とできない人に収入額は全く関係ありません。貯金を「やる」か「やらないか」に尽きます。貯金が続かない多くの人が考えがちなのが「なんとかなる」という気持ちです。貯金生活を成功させたいなら、まず、「なんとかなる」という気持ちを捨て去り、「やる」という気持ちをしっかりと固めてください。
実際、わたしのもとに家計の相談でいらっしゃる方たちの中には、手取り17万円でも月に3万円の貯金に成功している方や、250万円の借金を抱えながらも、年収は変わらないままで借金を返済し、今は100万円の貯金ができている方などもいます。貯金生活は、気持ち次第で誰でも始めることができるのです!
 

早速貯金を始める前に、必ず行ってほしいのが「家計の見直し」です。前編の記事では、この大事な作業についてしっかりとお伝えしていきます。

貯金を始めるための第一ステップ
~まずは家計を見直そう~

家計の見直しをする際に覚えていてほしいのは、お金の管理を几帳面に行う必要はないということです。貯金生活を成功させている人の多くが、良い意味で手を抜きながらお金の管理を行っています。今回ご紹介するステップに沿って家計の見直しを行い、気楽な気持ちで自分のお金の使い方をマスターしてみてください。


◆Step 1◆ 自分のお金の“今”を知るために家計簿をつけよう

まずは「家計簿」をつけましょう。家計簿をつけることで、自分の今のお金の流れを把握することができます。家計簿アプリなどを使用しても良いと思いますが、家計簿初心者さんは手書きがおすすめ。自分の手で書くことで、金額が自然と頭に入り、記憶にも残りやすくなります。家計簿が続かない人は、全ての記録をきちんと残すことにとらわれすぎている傾向があります。最初は、使ったお金をメモするくらいの感覚で、気軽に家計簿をスタートしてください。家計簿はあくまでも「続けること」が大切です。

☆手抜きポイント!

まずは自分の気になる項目の記録から始めてみよう

最初は、使ったお金全てを記そうと考えず、例えば「食費」や「交際費」など、自分が気になる項目の記録からスタートするのもひとつです。記録を続けていると、不思議とほかのお金の流れも気になるようになっていきます。また、本屋や雑貨屋で家計簿を買うのも面倒くさいという人は、大学ノートや自分の手帳に記すことから始めてもOKです!

◆Step 2◆ 自分の支出の中で、どれを削れるかを考えよう

家計簿をつけることが習慣になってきたら、次は “お金の使い方”に目を向けてみましょう。支出は、食費や日用品など支出額が変わる「変動費」と、住居費や生命保険料などの支出が一定額の「固定費」の2つに分けられます。
 
変動費は、自分の意識次第でどこまでも削ることができますが、「今月は友達とごはんに行かない」「今月は服を絶対に買わない」などと、極端に削るやり方では、我慢ばかりの貯金生活になってしまい、おすすめできません。無理なく節約するコツは、0か100かで削ることを考えるのではなく、変動費を自分の生活に合わせて上手くコントロールすること。例えば交際費にお金をかけたい月なら、その分食費を少し削るなど、自分なりに調節しながら月の予算を立てれば、無理なく節約に取り組むことができます。まずは、大切にしたいこと、優先したいことを考えてみてください。
 
一方、意外な盲点なのが固定費です。多くの人が先に変動費に着目しがちですが、実は住居費や生命保険料などの固定費を見直せば一度に確かな額を削れることもあります。気持ち次第で支出額が変わる変動費とは異なり、固定費は一度見直せば支出額は削減効果はずっと続きます。固定費のなかでも、住居費をすぐに見直すことは難しいので、まずは生命保険料から見直してみるのもいいでしょう。また、月によって多少変動はしますが、固定費として考える通信費も格安SIMなどを使用すれば、携帯代を月2000円ほどまで落とすことも可能です。変動費と比べると多少の手間はかかりますが、一度の手間を乗り切れば、減額された効果はずっと続くのです。

☆手抜きポイント!

節約感ゼロ! いつもの暮らしのまま変動費減!    

貯金を続けようと思うと多少の節約感は必要だとはいえ、常に節約のことを考えているのは、なんだか味気ない人生を送っているようで、毎日が楽しくありませんよね。そんな時は日々のくらしに目を向けてみましょう。例えばシャワーヘッドを節水タイプのものに取り変えてみたり、電気をLEDに変えるなど、日用品を少し工夫すれば、「気づいたら節約できていた」くらいの感覚で、変動費の削減に取り組むことができますよ。
 

本当に好きなものは、年間予算を決めよう

貯金生活を送るなかでも、どうしてもゆずれないものがある方もいるでしょう。私の所へ相談にいらっしゃる方の中には、服が大好きで被服費の予算を、月単位ではなく年単位で10~20万円程度にしている方もいます。例えば、月予算で被服費に1万円を立てていた場合、3万円のコートを買うことはできません。しかし、年間で10万円~20万円の予算を立てていれば、本当に欲しいと感じた時に値段に大きくとらわれることなく、コートを購入することができるため満足感にもつながります。1年という長いスパンで考える分、費用のコントロールも難しくなるので、しっかりと費用管理ができる、ということが前提にあることを忘れずに、年間予算をとることで自分がかけたい費目も上手にコントロールしてくださいね。

「消費・浪費・投資」の仕分けで、
自分のお金の使い方がわかる!

変動費と固定費をさらに「消費・浪費・投資」の3つに分けてみましょう。「消費」は、食費や住居費、水道光熱費、生活必需品など、生産性をさほど問わない支払全般のもの。「浪費」はいわゆる無駄づかい。必ずしも生活に必要でないもの、その瞬間を楽しむための生産性のない支出です。最後の「投資」とは、投資信託や資産運用だけではなく、「自己投資」と言われるものも含みます。必ずしも生活に不可欠なものではありませんが、将来の自分のためになる、生産性が高い支出を指します。
 
ぜひ取り入れてほしいのが、支出の1つずつを「消費・浪費・投資」に蛍光マーカーペンを使って色分けをすること。色分けにルールはありませんが、貯金をするうえで意識して減らしたい「浪費」を赤色などの一番目立つ色に、工夫次第で削れる部分が多くある「消費」は黄色で、「投資」を青色などにすると良いでしょう。自分のお金の使い方が「見える化」されることで、まず、「消費・浪費・投資」の集計がわかりやすくなりますよね。この効果は何よりも、何にお金を使っているかを一目で見分けることができるため、「今週は赤色(=浪費)が多すぎたな」と瞬時に判断することができるようになります。家計の振り返りをしたときに、自分のお金の使い方の変化をより感じやすくなりますよ。

◆Step 3◆ 自分の変化を感じてみよう

家計をしっかりと見直し、自分のお金の流れを把握すると、自分のお金の使い方に対する意識が変化するようになります。今までお金を払う判断基準が「安いから欲しい」「高いからいらない」という“金額”だったのが、「多少高くても、やりたいことはやりたい」「安くても必要ないからいらない」といった“価値”へと変わっていき、考えてお金を払うことができるようになります。この変化を感じることができれば、貯金生活を成功させるための第一歩は確実にふみ出せていますよ。
 

削れる支出ポイントは人それぞれ
家計の目安は、自分を基準に考えよう

家計を見直すときに念頭に置いてほしいのが、人によって生活環境は異なるということです。例えば、地方と東京では住居費は大きく異なりますよね。介護士の平均収入額から考えた手取り約17万円を例にすると、東京の一人暮らしで住居費が7万円前後かかるとすれば、住居費だけで7万円、3万円貯金するならば、残りの7万円が生活費になります。一方、地方の一人暮らしの住居費が5万円だとすれば、同じ貯金額でも生活費は9万円です。住居費がかかる環境下ならば、その分食費や交際費などの他の項目を上手く削るしかありません。貯金本などによく載っている「貯金ができる人の家計の目安表」などは参考程度に捉え、あくまでも自分の生活環境を基準に、自分に合った削り方を意識してみてください。

今回ご紹介したステップに沿って、家計を見直し、自分のお金の使い方に変化を感じられるようになっていれば、貯金を始める準備は万端! 早速貯金生活を始めてみましょう! 後編では具体的な貯金生活の流れをご紹介します。

横山 光昭氏
家計再生コンサルタント
株式会社マイエフピー 代表

独自の家計再生プログラムで、これまで10,000人以上の家計を再生。
書籍・雑誌への執筆、講演も多数。
お金の悩みが相談できる店舗を展開する
mirai talk株式会社の取締役共同代表も努める。

◆おすすめ書籍
『年収200万円からの貯金生活宣言』
著:横山 光昭

著作累計274万部を誇る多くの執筆作の中での代表作。
最新巻『はじめての人のための3000円投資生活』は著書55万部を超える。


 

UP DATE 2018/04/17

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