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コミュニケーションのカギは“声”にあり!
ヴォイスティーチャーに聞く「イメージアップ発声法」入門編

明けましておめでとうございます。皆さんが働く病院や施設でも、新年のあいさつが飛び交ったことだと思います。明るい声であいさつされると、何だかこちらもうれしい気分になりますよね。それほど、声には人の気持ちを動かす力があるんです。そこで、今回は「声」に注目。「声は、磨けば必ず魅力的に変わります!」と語るヴォイスティーチャーの白石謙二さんに、簡単にトライできる「いい声」に近づくコツをお聞きしました。

声の印象がよくなると、コミュニケーションもうまくいく!

声は、その人自身を良くも悪くも雄弁に表現します。生き方、考え方、自信、体調、精神状態など、さまざまな要素が声になって表れます。楽しそうな声を出す人と話していると、それだけで楽しい気分になりますが、イメージの悪い声を聞いていると、例え話の内容がよくても、いい印象は持ちません。一生懸命に話しているつもりでも、「声」に問題があるとコミュニケーションがちぐはぐになってしまうのです。
 

■「いい声」とは、どんな声? 代表的な5種類の声で好印象に
人が聞いて「いい声」だと思う声には、大きく分けて5つの種類があります。
 
・声量のある声 … 説得力が高まります
・明るい声 … 気分を明るくし、周りの雰囲気も楽しくさせます
・やわらかい声 … 落ち着いた安定感のある声です
・通りのいい声 … 遠くまでよく聞こえる声です
・響く声 … 小声でささやいても相手を魅了します
 
ただし、この5種類は、いつ、どこで使っても「いい声」に聞こえるわけではありません。声は、言葉を相手に伝えるコミュニケーションの手段。つまり、「いい声」とは、その瞬間に相手が望んでいる声なのです。常に、その場の状況や相手の思いをくみ取り、聞いたときに心地よく、聞き取りやすい声をイメージして発声しましょう。
 
■相手が聞きたくない内容こそ、「いい声」を意識!
「いい声」の対極にある怒鳴り声やヒステリックな声など、相手にとって聞きたくない声ではほとんど話を聞いてもらえません。人の脳は必要のない音を「ノイズ」として認識するようにできていて、嫌な音に対しては情報を遮断してしまう機能が備わっているからです。相手がやりたくないことを頼まなければいけないときや、叱るときなどは特にやわらかい声でゆっくりと話すよう心がけたいものです。

会話の内容は7%しか影響しない! 印象の93%は声や態度

会話によるコミュニケーションを左右する要素として、会話の内容はわずか7%しか影響せず、93%は声のトーンやボディランゲージによる影響といわれています。これは、アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが1971年に提唱した「メラビアンの法則」といい、彼が行ったコミュニケーションについての実験をもとにしたもの。話の「中身」を工夫するより、声や話すときの態度などの「伝え方」を重視するほうが、イメージアップの近道になります。

声のイメージは1秒で決まる! 最初の一言で好印象をゲット

では、声でイメージアップするのに一番気をつけなくてはならないことは何でしょうか。声のプロでも一番気を使うポイントです。答えはズバリ、第一声です。なぜなら、コミュニケーションの滑り出しで、相手はあなたのイメージの大部分を形成してしまうからです。ここで悪印象を持たれてしまうと、挽回するのは至難の業。第一印象はそれほど大切なのです。第一印象を良くするポイントは、次の2つ。

■発声の先頭を丁寧にすること、聞き心地がアップ!
例えば、声量のある声がほしいとき。大きな声は確かに「いい声」の一つですが、いきなりフルボリュームで発声しても、相手にとっては耳障りな音になってしまいます。ですから、まず、発声の先頭を丁寧にしっかり発音してから、必要なボリュームまで声量を上げましょう。すると、相手にも聞き心地がよく、言葉も滑らかに、滑舌よくつなげることができます。
 
■明るい声は、脳を活性化させポジティブな気分に♪
元気がないときでも明るい声を出していると、本当に元気になっていくことが科学的にも証明されています。明るい声は脳内ホルモン「ドーパミン」の分泌を促し、アルファ波(安静をつかさどる脳波の一種)を強くするからです。逆に、暗い声を出しているとアルファ波が抑制され、不快な気分になってしまうので要注意!

病院や介護施設では注意したい「明るい声」や「大きな声」

「明るい声」や「声量のある声」は好ましい声ではあるのですが、時としてその場にふさわしくない場合があります。例えば、相手が精神的・肉体的に疲れているとき、放っておいてほしいときなど。このようなときに明るい声を出されると、攻撃を受けている気分になってしまいます。この場合、「やわらかい声」や「よく通る声」を使って対応しましょう。

■明るい声が使えないときは、「やわらかい声」で!
明るい声に比べて、やわらかい声は時と場所を選びません。いつでも誰にでも受け入れられ、謙虚さ、誠実さを表す好感度の高い声です。リラックス効果がある一方で、角を立てずに自分の意見を主張したいときなどにも有効です。素の声もできるだけやわらかいトーンにすることをおススメします。
 
■声量が出せないときは、小声でも相手にしっかり届く「よく通る声」で!
大きな声を出せないときは、「よく通る声」を使いましょう。小声でもしっかり届くし、相手を選ばず、自分の伝えたいことが一番伝わる声でもあります。母音をしっかり発音することを心がけて声を出しましょう。患者さんや利用者さんとの会話のほか、プレゼンなどにも有効です。

表情も意識すると声のバリエーションも豊かになる!

明るい表情の人は明るい声が出るし、笑顔で話せばやわらかい声が出ます。反対に、怒った顔でやさしい声を出すことはなかなかできません。また、会話中の表情には変化が必要です。表情に変化があると、聞いている側はどこが重要なポイントなのかがわかりやすいし、ずっと飽きずに会話を楽しめます。普段から喜怒哀楽を意識しながら声を出すと、声のトーンや話すスピード、抑揚などに変化がつき、表現力豊かにコミュニケーションできるでしょう。


いかがでしたか。声の重要さに気づいていただけましたか?
次回は、実践編として呼吸法や具体的な発声法をお伝えします。お楽しみに!

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声の印象を良くするノウハウが凝縮 白石謙二氏の近著紹介

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監修:白石謙二氏
(株)パワフルヴォイス (株)ヴォイスワークス 代表取締役
ヴォイスティーチャー

「話し方」専門のボイストレーニングスクール
青山ヴォイス・メイクアップ アカデミー(渋谷校・名古屋校・福岡校)

これまでになかった「話すため専門のヴォイストレーニングとティーチング」を行う青山ヴォイス・メイクアップアカデミーを立ち上げ、政治家、検事、弁護士、医師、経営者、コーチ、セミナー講師、営業マン、企業研修担当者、声優、俳優、ナレーター、アナウンサー、タレント、芸人にいたるまで、業種を選ばない、幅広い声の指導をしている。自身もテレビ、ラジオ、雑誌などメディアに多数登場。パワフルヴォイスヴォーカルスクール代表でもあり、多くのプロヴォーカルインストラクターを率いる。

UP DATE 2016/01/07

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