デキル人へ一歩前進 お役立ちライブラリ

キレイのひみつ、元気の秘訣、おいしいごはん、リフレッシュ術など、皆さん
がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。

地域と一緒につくる介護レク
やりがい・いきがいにつなげていく

介護レクに成功している施設からは、介護度が現状よりも軽度になったり、認知症の進行がゆるやかになったりといった報告もあります。第2回では、利用者さんにやりがいやいきがいを感じてもらえるレクを見つけるヒントをお伝えします。

【お話いただいた方】
Webサイト『介護レク広場』運営
BCC株式会社 スマイル・カンパニー
代表取締役 伊藤一彦氏
コーディネーター 岩本亜矢子氏
マネージャー 玉城梨恵氏

地域に貢献するレクリエーション

施設の中には、地域の学校や自治会、企業などと協力してレクを行っているところもあります。地域とのつながりを深めていけることも、レクのメリットのひとつです。
 
■レクの例1 小学生向き手提げ袋を制作・販売する
働くママが多いある地域では、小学生の子どもが使う上履き入れや給食ナプキンの巾着などに困っているご家庭が多くありました。そこである施設では、利用者さんが上履き入れや手提げ袋を制作し、地域への貢献活動の一環として子どもの夏休みや入学式シーズンに販売しました。
 
すると、ママたちにはとても好評で売り上げもよく、かわいい手作りの袋に子どもは大興奮だったそうです。利用者さんにとって、買ってくれた人たちの喜ぶ姿や感想は、なによりもうれしいもの。「誰かの役に立っている」と思えることは、利用者さんのやりがいにもつながります。レクといっても、楽しさを追い求めるだけでなく、こうした何重ものメリットが生み出せるんです。

■レクの例2 100円ショップで思う存分買い物を楽しむ
次に、100円ショップで買い物を自由に楽しむというレクをご紹介します。狭い100円ショップの通路を車いすで移動するのは大変ですが、店舗の協力もあり実現しました。
利用者さんに「ここにあるモノはほぼすべて108円です。何でも自由に買っていいですよ」とお伝えすると、皆さん目をきらきら輝かせてかごいっぱいに買い物をされました。大型の店舗なら、日用品や文房具などあらゆるジャンルの商品がありますので、見ているだけでも楽しいですよね。たくさん買い物をするとストレス解消にもなりますし、多いと言っても一人当たり3,000円前後と安価で済むことがほとんどです。店舗にとっては客単価3,000円のお客が何人も来て、売り上げにつなげることができます。
 
介護が必要な方は、一人で自由に買い物をすることが難しいこともあります。かつて何気なくできたことを、高齢になっても同じようにできるということは、ご利用者さんにとって本当に楽しく、うれしいことなのです。

年齢をあきらめる理由にさせない

遊び、食事、お出かけ、買い物をはじめ、日常の中の楽しみがレクリエーションとなり得ます。新しいことを生み出す必要はまったくありません。高齢者の方々が若い頃に楽しんでいたことや、年をとってしまったからできないとあきらめてしまったことを、楽しめる環境をつくれるように企画を考えてみましょう。

コラム:男性の利用者さんに参加してもらうためには?

介護レクを行う上での課題のひとつに「女性の利用者さんに対して、男性の利用者さんは参加率が悪い」ことを挙げる施設もあります。どうやら、料理や裁縫、折り紙、塗り絵などのレクは、男性の利用者さんに興味をもっていただきづらいようです。
 
男性の利用者さんには、第1回で挙げたそば打ちや、彫刻刀を用いる仏像彫り、日曜大工などが人気です。道具の危険度など、配慮しなければならないことも多いのですが、こうした男性好みのレクの場をつくってみましょう。

レクリエーション介護士という資格をご存知ですか?

レクリエーション介護士は、介護の現場の意見を取り入れて生まれた認定資格です。2016年12月現在、2級の取得者は約1万4,000人を超えました。介護現場でのレクリエーションの基礎知識を学び、高齢者と接するコミュニケーション能力や、利用者さんに寄り添うレクの企画力・実行力を身に付けます。
介護士だけでなく、看護師や介護ボランティアに参加する一般の方々にも取得者が増え、地域全体でレクリエーションをつくろうという動きが広がっています。
 
詳細はこちら→https://www.japan-ac.jp/

画像提供:ペイレスイメージ

UP DATE 2016/12/30

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