NEWS 2018

医療 2018.06.19

抗菌薬、乳幼児の服用注意…アレルギー発症と関係も(国立成育研など)

国立成育医療研究センターなどの研究チームは、
乳幼児の抗菌薬服用が、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎など、
アレルギー疾患の発症と関係しているという調査結果を発表しました。

抗菌薬とは、ペニシリンなどのように、細菌を殺したり、増えるのを抑える薬。
細菌感染症の治療において、患者の予後を改善するために用いられる一方で、
使いすぎなどの不適正な使用法により、
薬が効かない耐性菌を出現させるなどの問題も出てきています。

今回は、乳幼児に対する抗菌薬の影響を調査。
2004年~2006年に同センターで生まれた赤ちゃんを対象に、
2歳までに抗菌薬を服用したことがある436人と、そうでない466人について、
5歳になった時点で、アレルギー疾患にかかっているかどうかを比較。
その結果、2歳までに抗菌薬を服用した子どもは、服用していない子どもより、
・気管支ぜんそくの割合が1.7倍
・アレルギー性鼻炎の割合が1.7倍
・アトピー性皮膚炎の割合が1.4倍
となっていることがわかりました。
 
調査した同センターアレルギー科の山本貴和子さんは、
「アレルギー発症の原因として、抗菌薬の影響で腸内の細菌の構成が
変化したことが考えられる」と話し、
乳幼児の抗菌薬の使用は慎重に検討する必要があるとしています。

 

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