NEWS 2021

看護 2021.02.01

新型コロナによる影響で「看護師の卵」も苦境 医療現場での実習できず

新型コロナウイルスの感染拡大により、
人手不足が問題となっている看護師ですが、
その「卵」である学生たちも苦境に追い込まれています。
資格取得には医療現場で一定の「臨地実習」が必要ですが、
今年はコロナ対応に追われる医療現場の実習の受け入れ中止や、
人数制限があったためです。
 
例年、国家試験に向けて多くの学校は前年までに
医療現場に学生らを派遣し、所定の実習を受けさせています。
しかし昨年、コロナ禍を受けて文部科学省や厚生労働省は、
学生らが現場で実習できない場合、学内で代替授業を行えば
国家試験の受験資格と認めると通知。
実際、全国の看護系大学が加盟している日本看護系大学協議会が
国内の大学287校に実施した調査では、
実習を予定通り実施できたのはわずか15.7%という結果でした。
 
同協議会副代表理事の菱沼典子氏は、
「現場を体験する機会が失われているが、
カリキュラムの変更は簡単にできない。大学側も試行錯誤が続いている」とし、
「実習を受けられなかった学生が就職する病院などには事情を理解し、
受け止めてもらいたい」と話しています。
 
厚労省と文科省は、学内実習などを代替策として認めると通知する一方、
実習機会の減少は「新人看護職員の早期離職や指導する立場の
看護職員の負担の増大などにつながる可能性がある」とし、
フォローアップ体制の整備費を予算化する方針です。

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