NEWS 2021

医療 2021.04.28

趣味の多さが高齢者の死亡リスクに関係(東京医科歯科大学研究)

東京医科歯科大学の研究グループが、
多趣味な高齢者ほど死亡のリスクが低下するという調査結果を発表しました。
 
本研究では、65歳以上の地域在住の日本の高齢者48,216名
(男性22,178名、女性26,038名)を対象として、
ゴルフや散歩、囲碁、書道などの25の項目から
どんな趣味を持っているかについて複数回答を集計。
2010年から6年間にわたって追跡調査を行い、
趣味活動と死亡リスクの関係を解析しました。
 
その結果、趣味の個数と死亡者数では、
趣味が0個と答えた人と比べて、趣味が2個と答えた人では10%、
趣味が5個と答えた人では死亡者数が31%減少し、
趣味の数が多い人ほど死亡のリスクが低くなったとしています。
 
また、趣味のタイプ別でみると、「身体を動かす趣味」と「誰かと一緒に行う趣味」が
特に死亡に予防的に働くことが明らかになりました。
死亡者数は、趣味が0個と答えた人と比べて、
散歩・ジョギングなど、「体を動かす趣味」が1個と答えた人では9%、
囲碁・将棋、ゲートボールなど「誰かと一緒に行う趣味」が
1個と答えた人では13%と、それぞれ低い結果となっています。
一方、俳句・短歌、書道といった「文化的な趣味」や
読書、釣り、パチンコなど「自分一人で行なう趣味」については
死亡リスクとの有意な関係性は見られなかったということです。
 
この結果について東京医科歯科大学の藤原武男教授は
「多様な趣味があると、いろいろな人と出会い、さまざまな刺激が脳に入ってくる。
その影響もあると推測しています。誰かを誘って散歩をするなど
手軽にできることから始めてほしい」と呼びかけています。

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