NEWS 2021

医療 2021.05.12

「搬送先がない」新型コロナ自宅療養4倍、福祉施設は3.7倍に(厚生労働省)

4月以降、新型コロナウイルス感染症患者のうち、
自宅や宿泊施設、福祉施設などで療養する患者が急増しています。

厚生労働省によると、5月5日時点での全国の療養者数は、
自宅2万8823人、宿泊施設で1万170人、福祉施設が342人。
4月7日時点と比べると、
自宅は4倍、宿泊施設は1.8倍、福祉施設は3.7倍に増えています。

地域別にみると、
今月7日時点で、東京都では自宅療養者が2157名にのぼり、
4月7日時点(611名)の3.5倍に増加。
大阪府の自宅療養者は1万3000名を超え、
兵庫県では5月6日時点で入院調整中の感染者、自宅療養者が過去最多となっています。
両府県では、自宅で容態が急変し、
亡くなる感染者も日に日に増えているような状況です。

こうした状況下で大きな負担がのしかかっているのが、
入院できない患者の自宅や高齢者施設を回る訪問診療の現場。
感染力の強い変異株の流行もあり、重症化しても受け入れ先が見つからず、
施設などで治療を余儀なくされる患者や、
認知症などで入院が難しい高齢患者らの在宅死を防ぐ砦として奔走しています。

医療法人社団「日翔会・生野愛和病院」(大阪市)の渡辺克哉医師は、
「第3波のときは施設で患者が出れば、軽症でも病院に受け入れてもらえた。
第4波では救急車を呼んでも行く場所がない。
特にこの2週間は救急車を呼んでも仕方がないという状況にまでなっている。

保健所も要請があれば患者を病院に入れたいだろう。だが搬送先がない。
それでも医師たちは日々の患者の病状をしっかりと把握し、
保健所に伝えていくしかない」と話しています。

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