NEWS 2021

看護 2021.06.14

医療的ケア児を支援する法案が成立 保育所や学校に看護師の配置を求めることが可能に(厚生労働省)

6月10日の参院厚生労働委員会で、
胃ろうやたんの吸引、人工呼吸器といった医療的ケアが
日常的に必要な「医療的ケア児」と、その家族への支援を
充実させるための法案が全会一致で可決。
近く、参院本会議で成立する見通しとなりました。
 
厚生労働省によると、医療的ケア児は全国に推計で約2万人。
新生児への医療技術の進歩を背景に、年々増え続けています。
その一方で、医療的ケア児を支援する法律としてはこれまで、
児童福祉法に自治体の「努力義務」の規定があるだけでした。
 
そのため、医療的ケアができないとして、
保育所で受け入れてもらえなかったり、
保護者が学校などに付き添ってケアを求められたりするなど、
家族だけに大きな負担が集中することが問題となっていました。
 
それを受け、超党派の国会議員や支援団体などでつくる
「永田町子ども未来会議」では、2015年から法案内容の検討を実施。
 
本法案には、「国と自治体が支援の拡充へ必要なことをする責務がある」
と明記し、保育所や学校に看護師などを配置することを設置者に求めるほか、
各都道府県に相談や情報提供を行う支援センターを設けることも
求めています。
 
法案づくりに取り組んできた立憲民主党の荒井聰衆院議員は、
「努力義務だけでは、できる施策も予算の獲得も限界があった」と話し、
法案成立の意義を強調しています。

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