変異株「オミクロン株」の集団感染が、
保育園など子どもの間で拡大している状況を踏まえ、
政府は、新型コロナウイルス感染症対策分科会の会合を2月4日に開きました。
政府が分科会に提示した原案では、
「2歳以上の児童」に対してマスクの着用を推奨するというもの。
しかし、複数の専門家から反対意見が相次いだことから、年齢の明記を削除し、
発育状況に応じて「可能な範囲でマスク着用を推奨」する提言をまとめたとしています。
一方、乳幼児のマスク着用については、
2020年6月、日本小児科学会が特に2歳未満の子どもについて注意喚起をしており、
「2歳未満は推奨しない」としています。
その理由として、
「乳幼児は、自ら息苦しさや体調不良を訴えることが難しく自分でマスクを外すことも困難」
「正しくマスクを着用することが難しいため、
感染の広がりを予防する効果はあまり期待できない」などが挙げられています。
政府は、今回の提言を踏まえ、今週にも基本的対処方針を改定する見込みです。