3月22日、内閣府は
ワクチン実用化に向けた研究開発推進組織として
先進的研究開発戦略センター(SCARDA)を発足させたことを発表しました。
SCARDAは、日本医療研究開発機構(AMED)内に新設され、
①「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業」
②「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」
の2つの事業に対して公募を開始しています。
政府は2021年6月、新型コロナのワクチン開発が
欧米などに遅れた反省を踏まえ、
平時からワクチンの開発・生産体制を強化する方針を閣議決定。
2021年度補正予算で、同センターの設置と運営に約1500億円を計上しています。
同センターは、
重点感染症のパンデミックが起きた際に、
いち早く安全で有効なワクチンを作るため、
国のワクチン開発の司令塔としての役割が期待されており、
事業自体の公募のほか、研究拠点となる大学の選定や、
新技術の下記初に取り組む研究機関・企業の支援を進めるとしています。