WHO(世界保健機関)は、21日時点で、
ポルトガル、スペイン、イギリスなどの12か国にて
急性発疹性疾患の一種「サル痘」の感染患者が
92人報告されたことを明らかにしました。
サル痘は、流行地域のアフリカに渡航歴のない人の間で広がっており、
WHOは今回の事態を「極めて異常な出来事」と指摘しています。
現在、死者の報告はされていません。
WHOは、子どもや免疫力が低下した人や
妊婦がサル痘ウイルスに感染すれば
重症化する恐れがあるとし、
各国に警戒を呼びかけています。
また、感染者は今後も増加し、
他国にも感染が広がる可能性があると予測されるため、
感染者の発見や隔離などを急ぎ、
拡大を抑制することが最重要であると強調しました。