7月3日、栃木県塩谷町で、75歳以上の人たちを対象に
集団検診が行われました。
「オーラルフレイル」とは、老化によって口の機能が低下した状態のこと。
口の機能が低下すると、食欲不振や偏食を引き起こし、
栄養不足によって全身の筋力が低下。
要介護のリスクが高まる可能性があるとされています。
集団検診の会場では、歯科医が専用の機械を使い、
ものをかんだり飲み込んだりする力を調べたり
話すのに重要な口元の運動機能を測定。
県歯科医師会の赤沼会長は「集団検診で蓄積したデータを予防に活用して、
健康寿命を延ばし、医療費の削減にもつなげたい」と話しています。
栃木県では、来年度までに県内すべての市と町で集団検診を実施する予定です。