7月23日、世界保健機関(WHO)の
テドロス事務局長は、ウイルス感染症の「サル痘」について、
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」
を宣言しました。
緊急事態宣言が出されるのは、
2020年1月の新型コロナウイルス感染症以来。
専門家による緊急委員会の議論でメンバーの意見は割れたものの、
対策を急ぐ必要があると、テドロス氏が宣言に踏み切りました。
WHOによると、サル痘はこれまでに
75の国と地域で1万6000人以上の感染者を確認。
感染者の大半は軽症で、
重症化する例は少ないとされていますが、
今年5月以降、欧米を中心に感染例が相次いでいます。
日本での感染報告はまだありません。