アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告

医療情報の取得と発信に関するアンケート

総務省が平成27年に行った情報収集の方法に関する調査では、健康や医療について調べるときに、全体の75%ほどがインターネットの検索サイトを使用すると回答。調査から5年経った今、スマートフォンの普及により、インターネットでの情報収集がさらに増加していることが予想されます。今回は、皆さんがどのように医療に関する情報を取得し、さらに発信している人はどのようなソースをもとにしているのか聞いてみました。

アンケート属性
アンケート期間 2020年7月5日~2020年8月4日
有効回答者 642名
男女比
年齢分布

(1)あなたは、病院や病気、薬などの医療情報を収集するとき、インターネットを利用しますか?

医療情報の収集時にインターネットを「よく利用する人」は約3割(33.6%)、「ときどき利用する人」(47.0%)を含めた利用者の比率は8割を占めました。2014年に行った「医療情報とインターネットに関するアンケート調査」( https://nursing-plaza.com/report/details/201408.html )と同様、利用者の比率は8割に達しました。

(2)【医療情報をインターネットで収集している人向け】どのようなWebサイトから情報を得ることが多いですか。

次に、インターネットを利用する人に、どのようなWebサイトから情報を得ることが多いかをたずねたところ、「病院のホームページ」(62.2%)が突出して高く6割を超えました。これに、「製薬会社が提供しているサイト」(33.2%)、「厚生労働省や国立がん研究センター等の公的機関が提供しているサイト」(29.5%)が約3割でつづき、この他「Yahoo知恵袋、教えてgoo等のQ&A口コミサイト」(26.4%)、「Yahoo知恵袋、教えてgoo等のQ&A口コミサイト」(23.2%)が2割台で続きました。医療機関のWebサイトから情報を得る人が圧倒的に多い結果ですが、この他製薬会社や公的機関、口コミの利用も一定数いるようです。

 

その他

  • おくすり110番で処方された薬の副作用などを調べる
  • Googleで検索した際にヒットするいくつかのサイトを比較して見る。
  • など

(3)【医療情報をインターネットで収集している人向け】どのようなときにインターネットで情報収集していますか。

次に、どのようなときにインターネットで情報収集するかを聞きました。最も多い回答は、「体の変化や不調があるとき」(70.3%)で7割を占め、2番目は「特定の病気や症状について詳しく知りたいとき」(57.3%)で約6割を占めました。「病院のホームページ」を見ている人が多いのは、体に不調や変化があったとき、『医師に相談したい』という意識が働くからではないでしょうか。この他上位にあがった回答は、「一時的な対処法や応急処置について知りたいとき」(44.8%)、「特定の病気や症状の治療法について知りたいとき」(41.7%)、「医薬品について知りたいとき」(35.7%)でそれぞれ3~4割を占めました。

その他

  • 対応の良い病院を探したい時
  • 病院での治療があてにならないと感じたとき
  • など

(4)あなたはインターネット上から得た健康や医療に関する情報を実践するなどして、次のような経験をしたことはありますか。

インターネットで情報収集をする人が多い中、実際にネットで得た情報から何か実践したことがある人はどのくらいいるのか、また、ある場合は実践して何か不具合が生じた経験があるかを聞いてみました。結果は、「インターネットで情報を得ただけで、特に実践・実行はしていない」(43.5%)が4割強、「実践してみたが、不具合が生じた経験をしたことはない」(28.0%)が3割弱でした。インターネットの情報は「信憑性に欠ける」、「正しい情報かどうかの判断が難しい」と言われています。利用者もそのことを理解し、参考情報として見ている人が多いのではないでしょうか。ただし、症状が悪化したり、別の症状が出たケースも出ています。『情報の見極め』が必要でしょう。

(5-1)Webサイトの健康や医療に関する情報について、⼀般的にどのくらい信頼できると思いますか。
(5-2)【信頼できないとと回答した人向け設問】信頼できない理由をお聞かせください。

インターネットの情報の信頼度を聞いたところ、「とても信頼できる」(4.8%)と「信頼できる」(26.9%)を合わせた回答は約3割にとどまり、「どちらともいえない」(59.5%)が最も多く6割を占めました。一方『信頼できない』とした人は1割程度と少ない結果でした。インターネット上には信頼ある情報とそうでない情報が混在している、見分けがつかない状態にあるといえます。信頼できない理由は、「情報の出典が不明なことがあるから」(39.3%)、「専門的な知識を持たない人の体験や意見が多そうだから」(35.7%)、「正確性を欠いた記事や情報が多そうだから」(35.7%)など各理由が3~4割程度の理由で並びました。情報を見極めることができれば、インターネットの情報も有益なではないでしょうか。

(5-1)インターネットの医療情報に関する信頼度

(5-2)信頼できない理由

その他

  • 専門医と書いてありながら、全く知識も信頼性もない医師ばかりである
  • 複合症状など合う、合わないは個人による
  • など
医療情報をインターネットで収集する人は8割で、主な利用シーンは「体の変化や不調があるとき」で、アクセス先は「病院のホームページ」が最多。『医師に相談したい』という心理が見て取れます。得た情報を実践・実行している人は少なく、参考情報としている人がほとんどですが、中には症状が悪化するケースも見られます。インターネット上には、信頼ある情報とそうでない情報が混在しています。いつ、誰が、何のために書いたのか、情報ソースは何かなど、情報を見極めることが重要であり、正しい接し方で利用すれば、有益な情報を得られるのではないでしょうか。

「医療情報の取得と発信」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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