アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2012年6月5日発表

― 日本医療の最先端 ― 先進医療に対する意識調査

世界的に疾患率の高いがんをはじめとし、さまざまな病気や難病に最先端の治療を行う「先進医療」。がんや糖尿病などを対象とした専門看護師・認定看護師など、「看護実践能力」の高い看護師の育成。日本の医療・看護の技術や質は日に日に進歩しており、難病発症患者の死亡率は年々減少傾向にあります。しかし、課題が山積していることも事実。中でも「先進医療」に関しては、情報不足や高額な治療費の負担などから、一般への普及拡大にはまだまだ時間を要します。今回は日本医療の最先端、「先進医療」についてのアンケート結果をレポートします。

アンケート属性
アンケート期間 2012年4月5日~5月4日
有効回答者 1625名
男女比
年齢分布

先進医療への「期待」と「迷い」は半々

(1)自分や家族に診断・治療が必要なとき、先進医療を希望しますか?

【解説/先進医療への期待】
先進医療の受診を希望する人は49.0%。ほとんどの人が先進医療を希望しているようにも見えますが、「どちらともいえない」と回答した人も41.9%と、すぐに判断がつかない人も多くいることがわかります。

先進医療の治療に迷いはあるが、現在の医療サービスにも満足していない

(2)先進医療の治療を受けることに、「どちらともいえない」と回答した人に聞きました。現在の日本の医療サービスに満足していますか?

【解説/現在の日本医療満足度】
先進医療の受診に対し「どちらともいえない」と回答した681人のうち、現在の日本の医療サービスに「満足している」と回答した人は、わずか15.9%。先進医療に対して消極的に感じることには、何らかの理由があるようです。

先進医療を「希望する人」も「迷う人」も、医療費の負担に不安を感じている

(3)先進医療に対して、一番強くイメージすることは何ですか?

【解説/先進医療のイメージ】
先進医療の受診を希望する/しないにかかわらず、約半数の人が「高額な医療費の不安」をイメージしています。「希望する」と回答した人に比べ、「希望しない」「どちらともいえない」と回答した人の方が医療費への不安を感じる人の割合が高く、費用に対する不安イメージが先進医療受診への「迷い」となり、一般への普及を滞らせる一因になっていることが伺えます。



先進医療の発展に必要なことは、医療費の問題だけではない

(4)先進医療を今後さらに発展させるためには何が必要だと思いますか?(複数選択)

【解説/先進医療普及に必要なもの】
「各種健康保険を適応させるなどの医療費の軽減」が681票と最も多い結果に。やはり、今後の先進医療の発展には欠かせない課題といえます。ただし、次票の「医療技術の進歩(400票)」と合わせて考えると、先進医療に対する期待感も伺えます。また、その他の回答には、「地域格差のない先進医療受診の体制づくり」や、「医師や医療従事者の育成」などの回答も複数寄せられており、先進医療の発展には、医療を提供する側にも課題があるようです。

「先進医療」と聞くと、「高額な治療費の負担」をイメージする人は多く、その事が普及の妨げにもなっているようです。医療技術の進歩や医師の育成などと合わせて、誰もが安心して先進医療を受診するには、まだまだ課題もありそうです。

「先進医療」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、Nursing-plaza.com公式Twitterまでお寄せください。

ページの先頭へ戻る