アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2013年10月5日発表

- 高齢者の居場所づくり -
高齢者サロンに関する意識調査

地域における高齢者の居場所づくりのため、各地で高齢者サロンの設立がなされています。高齢者サロンでは、地域・近隣の人とのふれあい、趣味の活動や健康維持活動など、様々な活動が実施されています。今月は高齢者サロンについてのアンケート結果をレポートします。

アンケート属性
アンケート期間 2013年8月5日~2013年9月4日
有効回答者 1294名
男女比
年齢分布

用語の認知度は4分の1強

(1)あなたは、高齢者サロンについて知っていましたか?

高齢者サロンについて、「違いを知っていたし、どのようなことを指すか説明できる」と回答した人が4.9%(63名)、「違いを知っていたが、詳しくは説明できない」と回答した人21.9%(283名)を合わせると、約4分の1の回答者が知っていると回答しています。性別とのクロスでは、比較的女性 で認知層が多くなっています。

利用経験者は1割未満

(2)あなたやご家族・ご親戚は、高齢者サロンの利用経験がありますか?

自身や家族・親戚が高齢者サロンの利用経験があるか聞いたところ、「自身に利用経験がある」が0.6%(8名)、「家族・親戚に利用経験がある」が6.4%(83名)、「利用したことがない」が93.0%(1203名)となりました。 高齢者サロンの認知度が低いなか利用経験者はさらに少なくなっており、設置数の少なさ、あっても利用できるかどうか、アクセスのしやすさなどの課題が考えられます。

利用したサービスは多種多様

(3)「自身に利用経験がある」「家族・親戚に利用経験がある」と答えた方は、どのようなサービスを利用されましたか?

自身または家族・親戚に「高齢者サロンの利用経験がある」と答えた方に利用したサービスを聞いたところ、最も多いのが「他の利用者やスタッフとのおしゃべり」で49.5%(45名)でした。その次に多かったのは「食事、おやつ」で48.4%(44名)、「スポーツ、体操」で42.9%(39名)等の順となりました。 回答数が多く、かつ、回答選択肢が分散しており、多種多様なサービスを利用していることがわかります。

その他の回答

  • 近所の公園へ散策、100円均一のお店へお買い物
  • 銭湯の設備利用

良い変化がみられたのが半数以上

(4)「自身が利用している」「家族が利用している」と答えた方は、高齢者サロンのご利用者は、高齢者サロンの利用前後で変化はありましたか? また、それはどのような変化でしたか?

自身または家族・親戚に「高齢者サロンの利用経験がある」と答えた方に、サロン利用前後での利用者の変化について聞いたところ、「良い変化があった」で57.1%(52名)でした。「変化はない」「悪い変化があった」の回答はなく、無回答が42.9%(39名)となりました。 自由回答については、本人の気持ちが明るくなった、本人に友達ができたなど、メンタル面や人間関係の変化を挙げる回答内容が多くなっています。

利用後の変化

  • 要支援認定でデイサービスの利用を勧めたのですがあまり乗る気ではなく家に閉じこもりがだったのですが、自治体が近所に高齢者サロンを開設したところ月に一回のペースが行きやすいと喜んで行くようになりました
  • 70代の父が利用を始めてから明るく社交的になり、前向きな考え方になりました サロンから帰ると、その日の出来事を楽しそうに話してくれて聞いている私も嬉しくなります
  • 外出の機会が増え、展示会等で自分の作品を出品したり、友達の作品を見たりして生きがいが持てるようになり、生き生きしているようだ
  • 祖父が利用していたのですが、サロンへ行く日は生き生きとしていて、楽しそうな姿を見せてくれていました
  • 他人と話す機会がたくさん持てるので、痴呆の予防などにも役立つと思う
  • 家庭にばかりにとじ込みがちの老人が外出出来て、多くの友が出来て認知症の防止になる
  • 近所の方や市内の方とのおしゃべりが母親の楽しみになっています

月1回開催を半数以上が希望

(5)あなたやあなたのご家族が高齢者サロンを利用する場合、どのくらいの頻度でサロンを開いてほしいと思いますか?

高齢者サロンの開催頻度について希望を聞いたところ、「毎日」と回答した人が11.3%(146名)、「週1回」と回答した人が32.8%(424名)、「月1回」と回答した人が56.0%(724名)となりました。 半数以上の回答者が、現行多くの地域での開催頻度と同じ「月1回」と回答しています。Q2(高齢者サロンの利用経験)とのクロス集計では、希望頻度に大きな差異は見られませんでした。

「他の利用者とのコミュニケーション」を重視

(6)高齢者サロンで最も重視されることは何ですか?

高齢者サロンで最も重視されることはなにか聞いたところ、「他の利用者とのコミュニケーション」と回答した人が29.8%(385名)、「高齢者の役割・居場所づくり」が19.1%(247名)、「介護福祉士や専門スタッフとのつながり」が15.1%(195名)の順となりました。 Q1(高齢者サロンの認知)、Q2(高齢者サロンの利用経験)、いずれとのクロス集計でも「他の利用者とのコミュニケーション」が最も多い回答結果となっています。

その他の回答

  • 高齢者が楽しく過ごせること
  • 体を動かしたりコミュニケーションがとれたり、何かしらの楽しみができる場所になってほしい

利用者・非利用者共に料金が問題

(7)高齢者サロンを利用するにあたり、一番の問題点は何だと思いますか?

高齢者サロン利用時の問題点はなにか聞いたところ、「料金が高い」と回答した人が36.0%(466名)、「高齢者サロンがどのようなものかわからない」が24.8%(321名)、「住んでいる地域に高齢者サロンがない」が22.8%(295名)の順となりました。 Q2(高齢者サロンの利用経験)とのクロス集計では、利用経験の有無にかかわらず「料金が高い」が最も多く、利用して高いと思った回答と高くて利用できない・したくないという回答が集約されていると思われます。

その他の回答

  • このようなサービスを最も必要としている人が利用できていない(このようなサービスを利用したくない人が孤立していまうに至る)
  • サロンによってそれぞれの特徴がある(車いすの人が多い、比較的元気な人がいるなど、利用する高齢者が自分の身体の状況でその雰囲気に合うか、難しいと思います
  • 近くないので、車を運転して行っているのが心配です
  • 基本的に誰もが利用できる施設であると思うので一部の人だけの集まりの場にはなってほしくないと思います
  • 途中入会した人が以前からいる人と馴染めるのか
  • 自分の地域のサロンの有無、サロンの説明やお知らせ等を町会単位でお願いできれば喜ばれるのでは
比較的最近から設置が始まった高齢者サロンは、認知度や設置数の少なさが大きな課題であることが浮き彫りとなりました。 Q1(高齢者サロンの認知)とQ2(高齢者サロンの利用経験)のクロス集計では、「高齢者サロン」について「このアンケートで初めて知った(Q1)」かつ「利用したことがない(Q2)」という回答者が圧倒的多数であり、ほかの施設との違いの周知も含めて現状の課題と思われます。 現状の課題である認知度や設置数の少なさに加え、「住んでいる地域に高齢者サロンがない(Q7)」のように高齢者サロンに通うための交通手段の確保も、今後の大きな課題といえるでしょう。 Q3(利用したサービスの種類)で見られるように、利用経験者の利用したサービスは多岐にわたっており、様々なニーズの受け皿としての可能性を示すものとも考えられます。

「高齢者サロン」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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