アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2014年2月5日発表

- 緊急時の利便と過剰のバランス -
コンビニ受診に関するアンケート調査

緊急性がないにもかかわらず、夜間や休日などに救急外来を受診する「コンビニ受診」が増えていると言われています。「日中は仕事を休めない」「医師に診てもらわないと不安」といった理由で救急外来の受診が増えることで、重症患者への対応の遅れや医師や看護師への負担増などが問題となっています。今月は「コンビニ受診」についてのアンケート結果をレポートします。

アンケート属性
アンケート期間 2013年12月5日~2014年1月6日
有効回答者 635名
男女比
年齢分布

(1)あなたやあなたの同居の家族は「コンビニ受診」をしたことがありますか?

自身や家族が「コンビニ受診」をしたことがあるか聞いたところ、「したことがある」と答えた人が4.3%(27名)、「したことがない」が95.7%(608名)となりました。コンビニ受診の経験がある回答者が少なく、性・年代・都道府県別などでも大きな特徴は出ていませんが、20代から50代までの就労人口年代でも夕方や土曜などの通常の診療時間帯にやりくりして受診する人が多いと考えられます。

(2)あなたやあなたの同居の家族が診療時間外に病気やけがをした場合、まずどのような対応をとりますか?

自身や家族が診療時間外に病気やけがをした場合の対応について聞いたところ、最も多いのが「時間外診療のある病院に行く」で39.5%(251名)でした。以下「市販薬を飲んだり応急手当をして様子を見る」24.3%(154名)、「救急車を呼ぶ」13.1%(83名)の順となりました。(3)とのクロスでみると、けいれんや高熱、重度のやけど等外傷や状態が悪いことが明らかな場合、救急車や時間外診療を受診すると回答する人が多くなっています。反面、「下痢をする(1回)」で救急車を呼ぶという回答も少し見られました。

その他の回答

  • 我慢できないような状態のときには、とりあえず、地区指定の「救急医療センター」へ行き、受診する。
  • 程度によって、家で様子を見るか時間外診療のある病院へ行く。

(3)あなたやあなたの同居の家族に下記の症状が出たとして、診療時間外でもすぐに医師に診せたいと思う症状はどれですか?

自身や家族が病気やけがをした場合、診療時間外でもすぐに医師に診せたいのはどれか聞いたところ、最も多いのが「けいれんがとまらない」で84.1%(538名)でした。その次に多かったのは「発熱する(42℃以上)」で74.2%(471名)、「やけどをした(白や黒に変色する)」で70.7%(449名)等の順となりました。回答は性別、年代別でも分散しており、1人当たりの平均回答選択肢数も多めです。多くの選択肢を選んだ回答者も、上位3つの選択肢を選んだうえでさらにその他の選択肢を選んでいる傾向がうかがえます。

(4)一般論として、すぐに病院に行く必要がないと思う症状はどれですか?

一般論として病気やけがをした場合、すぐに病院に行く必要がないと思う症状はどれか聞いたところ、最も多いのが「下痢をする(1回)」で79.4%(504名)でした。その次に多かったのは「おう吐する(1回)」で75.9%(482名)、「発熱する(38℃前後)」で69.0%(438名)等の順となりました。おおむね(3)の裏返しの回答傾向となっていますが、「やけどをした(白や黒に変色する)」は(4)でも56.5%(359名)と半数以上が回答しており、対応が分かれるものとなっています。

(5)コンビニ受診を減らすために、どのような施策が必要だと思いますか?

「コンビニ受診」を減らすためにどのような施策が必要と思うか聞いたところ、最も多いのが「救急相談機関(#7119や#8000)の周知徹底」で25.4%(161名)、次いで「病気やけがの緊急性の基準がわかる冊子等の配布」で24.4%(155名)、「夜間専門医院の開設」で22.0%(140名)等の順となりました。救急時にどのような対応を取ればよいのか、判断基準の周知が課題となっているようです。上位の回答はほぼ拮抗しており、年代別にみてみると「救急相談機関(#7119や#8000)の周知徹底」は30代で、「病気やけがの緊急性の基準がわかる冊子等の配布」は20代と40代で、「夜間専門医院の開設」は50代でそれぞれ回答が比較的多くなっています。

その他の回答

  • ホームドクター制度
  • 傷口の消毒の仕方など、ある程度の怪我や症状に対する簡単な応急処置の訓練・周知を一般の市民に、また幼稚園年長・小中高等の教育機関で月ごとに指導する
  • 多少の怪我や風邪で病院にいく人がいるので、対処法などが書いてある冊子があるといいと思います
今回の「コンビニ受診」アンケートでは、自身や家族が「コンビニ受診」をしたことがあると回答した経験者は5%以下の少数にとどまっています。どのような経緯、症状で時間外診療を受けたかは経験者に対してより詳細な分析が必要となりますが、調査結果からは外形的症状・状態が中・重度の場合に受診する意向が見られ、「コンビニ受診」という用語が想起させる安易な受診傾向は明らかになっていません。仕事と時間外診療を天秤にかけてやむを得ず受診する多くの患者にとって、医師の診断にそれだけ安心感を求めていることの裏返しでもあり、救急相談機関などの施策にどのように安心感を入れ込んでいくかが課題といえそうです。

「コンビニ受診」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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