アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2014年11月5日発表

- 要介護状態になったら -
訪問看護に関するアンケート調査

厚生労働省の調査によると、自分が要介護状態になった場合、自宅での療養を望む人が約6割となっており、今後在宅医療や訪問看護のニーズはさらに高まると予測されます。多職種による地域医療連携を強化して、よりよいサービスの提供を目指すためには、訪問看護に何が求められるのでしょうか。今月は、「訪問看護」について皆さまのご意見をお聞きしました。

アンケート属性
アンケート期間 2014年9月5日~2014年10月4日
有効回答者 857名
男女比
年齢分布

(1)あなたやあなたの家族は、看護師による訪問看護を利用したことがありますか?

自身や家族が看護師による訪問看護を利用したことがあるか聞いたところ、「現在利用中」と答えた人が4.3%(37名)、「過去に利用したことがある」が12.3%(105名)、「訪問看護関係の仕事に就いている」が1.3%(11名)となりました。性・年代別では、「現在利用中」「過去に利用したことがある」ともに、女性の回答者の方が男性よりも多くなっています。介護と同様に、女性が担い手になってる傾向が見られます。

(2)あなたは、訪問看護で利用できるサービスを知っていますか? 次のうち、このアンケートで初めて知った項目を選択してください。

訪問看護で利用できるサービスのうち、このアンケートで初めて知った項目を聞いたところ、「ターミナルケア(がん末期や終末期のケア)」で30.0%(257名)、「人工呼吸器など医療機器のチェック」24.0%(206名)、「介護予防」23.0%(197名)などが多く挙がりました。これらの周知が課題となります。「どれも知っていた」方は28.6%(245名)で、利用経験の有無では明確な差異は見られませんでした。

(3)訪問看護を「現在利用中」「過去に利用したことがある」と回答された方は、あなたやあなたの家族が訪問看護を利用する際、サービスに望むことは何ですか?

訪問看護利用経験者に、自身や家族が訪問看護を利用する際のサービスに望むことを聞いたところ、最も多いのが「夜間や土日祝日にも対応してほしい」で45.8%(65名)、次いで「訪問の回数を増やしてほしい」で30.3%(43名)、「家族でできる簡単なケアを教えてほしい」28.2%(40名)などの順となりました。統計的な差異までは見られませんが、「現在利用中」では「医療施設との連携を強化してほしい」と回答した人が目立ち、「過去に利用したことがある」では「夜間や土日祝日にも対応してほしい」「訪問の回数を増やしてほしい」を含めて他の回答を選ぶ人が多くなっており、求めるものがやや異なる結果となっています。

その他の回答

  • 緊急時も対応してほしい
  • 家族が旅行などに行く際、看護師が宿泊して看護してくれるサービスがあればうれしい
  • その時の利用者の状態に合わせて訪問看護・介護の比率調整ができるとターミナル期の利用もしやすくなると思います

(4)あなたやあなたの家族が訪問看護を受けるとして、看護の技術以外で訪問看護師の資質として求めるものは何ですか?

訪問看護を受ける際、看護技術以外で訪問看護師にどのような資質を求めるかを聞いたところ、最も多いのが「気遣いができる」で46.3%(397名)、次いで「対応が丁寧」44.7%(383名)、「質問・相談に快くのってくれる」38.7%(332名)などの順となりました。訪問看護を「現在利用中」「過去に利用したことがある」ともに「気遣いができる」「対応が丁寧」を選ぶ回答者が多くなっています。「訪問看護関係の仕事に就いている」回答者では「元気がある」と回答している人が多くなっています。サービス提供者側と受ける側で認識が異なる可能性が考えられます。

その他の回答

  • 資格云々よりも知識経験技術は当たり前だと思っているので、看護師の資質として求めるものは、傾聴の能力がある事
  • 盗みをしない等の常識、誠実さ
  • おしゃべりではない人

(5)今後、ご自分が要介護・要支援になった場合、どこで療養生活を送りたいですか?

今後自身が要介護・要支援になった場合、どこで療養したいかを聞いたところ、最も多いのが「自宅(一人暮らしもしくは配偶者と同居)」で31.9%(273名)、次いで「介護施設」18.9%(162名)、「自宅(子どもなどの家族と同居)」13.5%(116名)などの順となりました。訪問看護の利用経験別でみると、経験が無い回答者では、「自宅(一人暮らしもしくは配偶者と同居)」と「わからない」の回答が拮抗していますが、経験者では現在・過去の経験者いずれも「自宅(一人暮らしもしくは配偶者と同居)」の比率がかなり高くなっています。訪問看護を実際に利用したことにより、訪問看護師に安心感や信頼感をもっている人が多いことがうかがえます。

その他の回答

  • シニアハウス
  • 安楽死を検討したい
厚生労働省の調査と比べると、自宅療養を希望する比率はやや低く、「わからない」と回答した訪問看護未経験者への周知は、今後の認知向上のポイントとなりそうです。訪問看護について情報を得るを聞いた他設問でも「わからない」が最も多く、次いで「新聞・テレビ・ラジオ」となっており、医療・介護機関や行政などの初期関与方法にも課題があるかもしれません。ターミナルケアなど、本人や家族にとってもデリケートな領域でのサービスであるため、大々的な広報は望めませんが、必要な時に必要な人が自然に情報を得ることができるような工夫が望まれます。

「訪問看護」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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