アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2014年11月5日発表

- 痛みの緩和とQOL -
ペインクリニックに関するアンケート調査

長期化する痛みは、人々のQOLを低下させ、身体的・精神的な苦痛を与えます。治療が困難な病気の痛みや原因のわからない痛み、慢性的な痛みを緩和する役割を持つのがペインクリニックです。今月は、「ペインクリニック」について皆さまのご意見をお聞かせください。

アンケート属性
アンケート期間 2014年10月5日~2014年11月4日
有効回答者 1423名
男女比
年齢分布

(1)あなたは、「痛み」の症状(頭痛、腰痛など原因や箇所は問わない)がある時、痛みの箇所や痛み方を正確に医師や看護師に伝えることができますか?

自身に生じた痛みの箇所や痛み方を正確に医師や看護師に伝達できるか聞いたところ、「正確に伝えられる」と答えた人が7.9%(113名)、「だいたい伝えられる」が58.3%(830名)、「あまり伝えられない」が30.5%(434名)、「ほとんど伝えられない」が3.2%(46名)となりました。性・年代別では、30歳代男性で「あまり伝えられない」がやや多くなっていますが、おおむねどの属性でも、自分のどこがどう痛いかは伝えられる人が多数となっています。

(2)あなたやあなたの家族は、ペインクリニックを利用したことがありますか?

自身や家族がペインクリニックを利用したことがあるか聞いたところ、「自身にも家族にも利用経験がある」と答えた人が2.1%(30名)、「家族にはないが自身の利用経験がある」が3.8%(54名)、「自身にはないが家族の利用経験がある」が6.0%(85名)となりました。自身家族ともに利用経験者の総数は少なくなっていますが、性・年代別では、20歳代から50歳代の女性で「自身にはないが家族の利用経験がある」回答者がやや多くなっています。家族の受診に関わった女性の方が、今回の利用経験者の主体となっています。

(3)「ペインクリニック利用経験がある」と回答された方は、ペインクリニックで治療することによって、どのような変化がありましたか?

ペインクリニックの利用経験者に、ペインクリニックで治療することによってどのような変化があったか聞いたところ、最も多いのが「痛みが軽くなった」で42.6%(72名)、次いで「痛みの頻度が減った」で30.8%(52名)、「生活の質が向上した」25.4%(43名)などの順となりました。一方、「あまり変化はなかった」と回答された方も5人にひとりという結果に。

その他の回答

  • 痛みの原因がわからなかったので、通院しなかった
  • 痛みを気にすることなく生活できるようになって良かったです

(4)あなたは、「ペインクリニック」がどのような診療科か知っていますか?

回答者全員に「ペインクリニック」がどのような診療科か知っているか聞いたところ、「知っているし、詳しく説明できる」と答えた人が4.8%(68名)、「知っているが、詳しくは説明できない」が33.5%(476名)、「このアンケートで初めて知った」が61.8%(879名)となりました。半数以上が存在を知らずまだまだ認知度が低いことがわかります。ペインクリニックの認知拡大がひとつの課題となっています。

(5)「ペインクリニックを知っている」と回答された方は、ペインクリニックの役割として正しいと思うものを選択してください。

「ペインクリニックを知っている」と回答した人に、ペインクリニックの役割として正しいと思うことを聞いたところ、最も多いのが「がんなどの緩和ケアを行う」で47.2%(257名)、次いで「各種神経痛の治療を行う」で46.7%(254名)、「慢性的な腰痛の治療を行う」42.1%(229名)などの順となりました。回答は分散し統計的な差異までは見られませんが、性別では男女ともに「各種神経痛の治療を行う」や「慢性的な腰痛の治療を行う」などを中心に複数回答されています。家族の利用経験者では「がんなどの緩和ケアを行う」を選ぶ回答者が複数見られました。

今回の調査ではペインクリニックの利用経験者は10%強となっており、まだ実際の経験者は多数とはいえない結果となりました。ペインクリニックの認知については、実際の利用経験者数よりも認知の広がりを示したものの、具体的な役割の認知は、知っている人は良く知っているという状態となっています。他の設問では、医療費のほかに治療期間の長期化や通院時間・距離について不安に思う回答者が多く見られ、具体的な病気の痛みをとるための受診と原因不明の痛みを治療するための受診のために、他診療科との役割分担や初診アクセスなどに今後の課題があると考えられます。

「ペインクリニック」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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