アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2015年4月5日発表

- 少数意見からみえる -
多様化する患者ニーズ特集

さまざまなテーマを取り上げ、患者、医療・福祉関係者の生の声をレポートするアンケート結果発表。今回は、2014年に実施したアンケート結果の中から「患者ニーズ」をテーマに、少数派ながらも病院運営において参考となる意見を集めてみました。

アンケート属性
アンケート期間

1.病院食に関するアンケート
2014年1月7日~2014年2月5日

2.紹介状に関するアンケート
2014年7月5日~2014年8月4日
3.セカンドオピニオンに関するアンケート
2014年8月5日~9月4日
有効回答者 1:1,457名
2:1,014名
3:1,326名
紹介状に関するアンケートより

(1)紹介状を利用して別の医療機関を受診した際、トラブルはありましたか?

かかりつけ医から紹介状をもらい、別の医療機関を受診したことが「ある」と答えた人は約56%(567名)と半数以上(2014年9月5日発表)。そのうち8割の人はトラブルなくスムーズな受診ができたと回答していますが、1割の人は「かかりつけ医と紹介先の医療機関で十分に情報共有されなかった」と、紹介状の利用受診に不満を残しています。

(2)紹介状を利用する際、医療機関の連携に期待することは何ですか?

最も多くの期待が集まったのは「自分に合った医療機関、医師の紹介(31.3%)」で、次いで「スムーズな移行手続き、受け入れ(19.2%)」となり、4番目は「かかりつけ医との情報共有(10.9%)」という結果になりました。「(紹介された医師が)合わなくても受診をストップしにくい」「紹介状の内容が確認できない(封がされているため)ので、本当に正確な内容がきちんと伝わっているのかわからない」といった不安の声も寄せられていることからも、患者情報の共有がしっかり行われている上で、安心して治療を任せられる医療機関・医師であることが強く求められていることがわかります。

セカンドオピニオンに関するアンケートより

(3)あなたやご家族の治療方針において重大な決断を迫られたとき、セカンドオピニオンを利用したいですか?

セカンドオピニオンという言葉を知っている人は9割にものぼり(2014年10月発表)、近頃は医療機関にかかっておらずとも、一般の人にも広く浸透してきました。大多数の人が「利用したい」と回答しましたが、1割の人は「利用したくない」という意見もありました。大きな決断をする際に多数の意見を聞くことは有効なことと思われますが、利用したくないという意見の裏にはどのような理由があるのでしょうか。

(4)利用したくない理由を教えてください。

2014年10月発表の結果では「利用したい」人に対して、利用するにあたっての不安を聞いています。その回答では、「どの医師/病院を利用すればいいかわからない」「依頼・手続きの方法がわからない」といった意見が多く寄せられましたが、「利用したくない」人のその理由も同様の傾向がありました。また、少数意見の中には、「予約がとりづらい」「信頼できない医師だった経験がある」との回答もあり、利用拡大には、利用しやすい制度の整備や、医師との信頼関係などにも課題があることがわかります。

  • 「利用したくない」というより、利用しないですむように主治医との関係をつくっていきたい
  • セカンドオピニオンは、直近の予約ができない。診察まで日にちがかなりかかるので、別の専門医にあらためてかかったほうがよい
  • 以前かかった医師が信頼できない人物だったため、結局、辞退しました
病院食に関するアンケートより

2014年3月発表の同アンケートでは、病院食のイメージや病院食に望むことへのご意見を紹介しました。その中でも、「病院食に望む」ことに対して、ユニークなご意見をさまざまいただきましたので、ピックアップしてご紹介いたします。

サービス面へのご意見

  • メニューについて料理の説明や使っている食材、栄養素についての説明書きのようなものがあれば、もっと食事の時間を楽しめると思います
  • 私は片手が不自由なため、食事に時間がかかるのですが、スタッフさんが慌ただしく食器の回収に来るので、落ち着いて食事ができませんでした

安全面へのご意見

  • 母は糖尿食なのに、間違って常食が出されました。気づいて指摘しましたが、看護師が「名札通りですから」と譲らず……配膳ワゴンに食用部の方が乗せたときに間違ったら、看護師が気づけるシステムがほしい

食事や器へのご意見

  • 調味料(醤油・マヨネ-ズなど)は自分で持ち込みになるのですが、本当に健康を考えるのなら食事に適量をつけてほしい
  • 固形物が食べられない場合、流動食などに切り替わると思うのですが、しっかりとした食材と認識できる物を食べたいと思います。酵素均浸法などで、食材の形状を残したまま、目でも楽しめる調理の技術を取り入れてほしいです

心づかいへの感謝

  • 婦人病の回復手術で入院した時季に、桜の開花宣言が出されたらしく、それを知らせるメッセージカードと桜の色味のおまんじゅうがトレイに添えられていた。給食係の方たちの心づかいが嬉しく、心細く辛かった闘病の中の、ほっとする思い出になっています
患者が利用しやすい制度やシステムを整え、受診や入院の際は病院側のきめ細やかな対応が求められる時代。病院は、ただ病気やケガを治療するだけの場ではなく、もはやサービスを提供する場であるともいえる時代に変わってきているようです。病院運営におけるあらゆる面に対して、病院経営者や医療従事者は常に患者視点に立ち、考えなければならないことが求められていると言えそうです。

「多様化する患者ニーズ特集」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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