アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2014年11月5日発表

ロコモティブシンドロームに関するアンケート

関節や骨など運動器の疾患や筋力の低下による要介護予備軍の状態を「ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)」と呼びます。歩行や日常の動作を行うことが難しくなり、放置すると要介護リスクが高まったり、運動器疾患を引き起こす可能性があります。今月はロコモについて皆さまにご意見をおうかがいしました。

アンケート属性
アンケート期間 2015年6月5日~2015年7月4日
有効回答者 1523名
男女比
年齢分布

(1)あなたには、定期的に運動をする習慣がありますか?

定期的に運動する習慣があるか聞いたところ、「運動習慣がある」が47.3%(721名)、「運動習慣がない」が52.7%(802名)となりました。性・年代別でみると、女性は運動習慣がない人がやや多くなっていますが、男性では20代と60代で運動習慣がある人がない人を上回っています。60代男性は、地域でのスポーツ活動への参加が寄与していると考えられます。

(2)あなたは、「ロコモティブシンドローム(以下「ロコモ」)」を知っていますか?

「ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)」を知っているか聞いたところ、「言葉を知っているし、どのような状態なのか説明できる」が11.5%(175名)、「言葉を知っているが、どのような状態なのか説明できない」が26.8%(408名)、「このアンケートで初めて知った」が61.7%(940名)となりました。看護師・介護士など医療従事者では、「言葉を知っているし、どのような状態なのか説明できる」が全体の回答比率よりも多くなっています。医療従事者の中では、男性よりも女性の方が認知度が高い傾向が見られました。

(3)次の7項目は、骨や筋肉、関節などの運動機能が衰えているかどうかのサインです。あなたが該当するものをお選びください。

運動機能が衰えているか以下の7項目に該当するか聞いたところ、最も多いのが「あてはまるものはない」で65.4%(996名)。該当する方は「片脚立ちで靴下がはけない」14.1%(215名)、「家の中でつまずいたり滑ったりする」13.9%(211名)に回答が集まりました。「あてはまるものはない」という回答が最も多くなっていますが、その比率は年代が上がると減少しています。サインがあるとの回答では、性別・年代別に関わらず「片脚立ちで靴下がはけない」と「家の中でつまずいたり滑ったりする」が多くなっています。

その他の回答

  • 朝起きても身体がだるく、直ぐに動けない
  • ずっと直立していられない、クラクラし始める
  • 床から立ち上がるのに勢いを必要とする

(4)あなたはご自身がロコモになることへ不安を感じますか?

自身がロコモになることへ不安を感じるか聞いたところ、最も多いのが「やや不安を感じる」で39.5%(602名)、次いで「あまり不安を感じない」26.3%(400名)、「ほとんど不安を感じない」22.3%(339名)の順となりました。「すでにロコモだと診断されている」人は0.9%(13名)でした。「すでにロコモだと診断されている」との回答はごく少数でしたが、会社員や専業主婦の方等で回答が見られました。全体の回答傾向と同じく、性・年代別でも「やや不安を感じる」が最も多くなっており、漠然とした不安を感じる人が多いと思われます。

(5)ご自身のロコモへの不安や原因は何だと思いますか?

【(4)でロコモになることへ不安を感じている又はロコモと診断されたと回答した人に】自身のロコモへの不安や原因は何か聞いたところ、最も多いのが「運動の習慣がない」で33.3%(261名)、次いで「肥満である」14.3%(112名)等の順となりました。また、「無回答」も21.2%(166名)となっています。性・年代別にみると、「運動の習慣がない」多くなっていますが、若年女性ではその比率が全体よりも高くなっています。また、女性では「痩せすぎている」との回答も男性よりも多くなっており、不安の中身は性別で特徴が表れています。

その他の回答

  • あまり外にでかけないので
  • 仕事の関係で生活リズムが不規則なため
  • 太りやすいから

(6)あなたが将来ロコモになったと仮定して、不安に思うことは何ですか?

将来ロコモになったと仮定して、不安に思うことは何か聞いたところ、最も多いのが「暮らしの自立度の低下」で49.0%(746名)、次いで「寝たきりや要介護状態になりやすくなる」47.7%(726名)、「筋力のさらなる低下」46.9%(715名)の順となりました。複数回答設問ですが、回答上位4つの選択肢はそれぞれ単独で回答した人が比較的多くなっています。不安の内容に性差、世代差はほとんどなく、みな似たような不安があると見られます。

その他の回答

  • アウトドア派なので外の刺激がないと精神的にもつらくなりそう
  • うつなど精神的ダメージ、人との関わりが不安になる、怖くなる等
  • 合併症などの病気
ロコモの予防には運動の習慣付けが重要とされますが、回答者の傾向をみると、ウォーキングやストレッチなど軽めの運動・動作習慣を週2・3日以上の比較的高い頻度で実施している人が多くなっています。また、(3)の回答でみられたように、自身の身体機能の衰えとロコモの症状が合致して思い浮かぶ方は少数派で、ロコモについての定義についてはまだ認知度は低いことがわかります。未病状態、要介護状態予備軍と言えるロコモの予防・改善については、将来想定される超高齢化社会における予防医療のため、重要な役割が期待されていると言えるでしょう。

「ロコモティブシンドローム」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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