アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2015年10月5日発表

-地域特性と役割分担-
地域医療に関するアンケート

団塊世代が後期高齢者となる2025年以降にくると言われている、高齢者人口の爆発的な増加を前に、各市町村では地域包括ケアの構築が進んでいます。地域の大病院に患者が集中し医療資源が不足している今、診療所やその他の医療相談機関を上手に使い分けることが求められます。皆さんが各種医療機関をどのように使い分けているのかをお聞きしました。

アンケート属性
アンケート期間 2016年2月5日~2016年3月4日
有効回答者 777名
男女比
年齢分布

(1)あなたは、過去一年間で病院を何度受診しましたか?

過去一年間で病院を何度受診したか聞いたところ、「2~6回」と答えた人が37.3%(290名)、「0~1回」が26.8%(208名)、「12回以上」が21.2%(165名)などとなりました。定期的に受診されている方が約2割程度いらっしゃることが伺えます。男性の回答者では年齢が高くなるにつれ頻度が増えたのに対し、女性ではそれほど差は見られませんでした。

(2)あなたがこの1年でもっとも利用された医療機関はどれですか? 居住もしくは勤め先の市区町村でお考えください。

この1年で最も利用した医療機関はどこか聞いたところ、最も多いのが「市区町村内の診療所・クリニック」で62.8%(488名)、次いで「市区町村内の大病院」10.7%(83名)などの順となりました。居住地や勤務地付近で通いやすい、いわゆる「かかりつけ医」のいる方が多いことが推測されます。

(3)あなたは、あなたの地域の大病院に対し、どのような機能を求めていますか?

地域の大病院に求める機能は何か聞いたところ、最も多いのが「高度医療の提供」で62.2%(483名)、次いで「救急医療の提供」48.5%(377名)、「休日・時間外の診療」36.6%(284名)などの順となりました。性別でみると、男性では満遍なく回答が分散傾向であるのに比べ、女性では「高度医療の提供」と他の回答の組み合わせが目立ち、大病院に求める機能が、性別により異なる傾向がみられました。

その他

  • 総合診療科の充実
  • 予約制=高齢者専用にならず、本当に診察を急ぐ若年層の突発患者を優先的に診ること

(4)あなたは、地域の診療所・クリニックに対し、どのような機能を求めていますか?

地域の小規模病院に求める機能は何か聞いたところ、最も多いのが「休日・時間外の診療」で46.7%(363名)、次いで「各専門医の充実」42.1%(327名)、「地域医療連携の中心となること」31.5%(245名)などの順となりました。大病院と比較して「休日・時間外の診療」を求める声が多いのは特徴です。「診療時間が短く、通いづらい」「困った時にいつでも対応してほしい」など、複数の要因が推測できます。

その他

  • 丁寧な説明と薬に頼らない治療
  • 医療機器の充実を望む

(5)あなたは、地域の医療相談機関(薬局、訪問看護ステーション、行政の相談窓口など)に対し、どのような機能を求めていますか?

地域の医療相談機関に求める機能は何か聞いたところ、最も多いのが「専門医への紹介」で52.3%(406名)、次いで「医療相談の受付、アドバイス」51.7%(402名)、「初期の医療相談」36.9%(287名)などの順となりました。「求めていることはない」という回答も男性女性ともに一定数見られ、医療相談機関に求める機能の認知度はやや低く、まず何を相談できるのかわかったいない方も少なくないことがうかがえます。

今回の調査では、病院受診頻度は年代に明確な特徴は見られず、分散傾向となりました。また、受診先病院は居住地または勤務先の近隣の診療所・クリニックが多い結果となりました。病院規模の大小別に求める機能では、女性の回答は求める機能がより明確になる傾向がみられました。小規模病院と医療相談機関の役割分担は必ずしも明確な棲み分けではなく、地域で唯一の拠点が複数の機能役割を兼ねるなど、地域の特性に応じて柔軟に相互補完的な役割を演じる必要のある地域もあると考えられ、実情に沿った地域医療政策の促進が求められているといえるでしょう。

「地域医療」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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