アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2015年10月5日発表

-心のケアのニーズ-
看護心理学に関するアンケート

慢性的な病気など、治療が長期化するケースが増える今、患者さんのメンタルケアはますます重要となっています。そのような現状の中、精神科以外の看護師でもカウンセラーやセラピストの資格を取り、患者さんの心の深い部分までケアする動きが広がっています。今月は、看護の現場における心のケアについて、ご意見をお聞きしました。

アンケート属性
アンケート期間 2016年3月5日~2016年4月4日
有効回答者 1351名
男女比
年齢分布

(1)あなたやあなたのご家族は、現在重症度の高い病気やけがで通院もしくは入院していますか?

現在重症度の高い病気やけがで通院や入院しているか聞いたところ、「自身の病気・けがで通院・入院している」と答えた人が9.4%(127名)、「家族の病気・けがで通院・入院している」が17.8%(240名)、「自身も家族も病気・けがで通院・入院している」が4.4%(59名)となりました。性年代別では、男女ともに老親を抱えているであろう30代、40代で「家族の病気・けがで通院・入院している」が多くなっています。「自身も家族も病気・けがで通院・入院していない」も年代がややかぶりますが、若干ボリュームゾーンの年代が低い傾向がみられます。

(2)あなたやあなたのご家族が重症度の高い病気やけがで病院を利用するとき、医療機関で心のケアのサービスを利用したいと思いますか?

重症で病院を利用するとき心のケアを利用したいか聞いたところ、「積極的に利用したい」と答えた人が21.2%(287名)、「必要であれば利用したい」が67.5%(912名)、「あまり利用したいと思わない」が7.8%(105名)などとなりました。職業別にみると、看護・介護資格保持者では利用にやや積極的な傾向がみられ、性年代別では若年層で利用に抵抗感が低い傾向がみられました。補助的なケアとして認知度が徐々に浸透していることがうかがえます。

(3)重症のけがや病気の際、不安を最もよく相談するのは、主治医のほかにどのような人ですか?

重症のけがや病気の際、主治医以外誰に不安を相談するか聞いたところ、最も多いのが「自身の家族」で27.5%(372名)、次いで「担当看護師」23.7%(320名)などの順となりました。重度の病気やけがの場合、身近な家族のみに打ち明ける場合や、病院で身近に接する担当看護師に対し相談する心理的バリアが低くなることが考えられます。

その他

  • インターネットで経験者の話を探す
  • 担当の医者ではなく、地元のかかりつけ医

(4)(3)で挙げた方はあなたの不安を解消してくれましたか?

(3)で相談した人は自身の不安を解消したか聞いたところ、「ほとんど解消した」と答えた人が10.9%(147名)、「一部解消した」が43.4%(587名)、「あまり解消しなかった」が16.5%(223名)などとなりました。(3)での相談相手が「担当看護師」の場合と「自身の家族」の場合いずれも、「一部解消した」が最も多くなっています。看護師に対しては医師に直接聞きにくいことや治療面での補足を求め、家族には解決だけではなく、不安感を訊いてほしい側面が考えられます。

(5)あなたやあなたの家族の治療の一環として、カウンセリングのほかにどのようなケアを受けてみたいですか?

治療の一環としてカウンセリングのほかにどのようなケアを受けてみたいか聞いたところ、最も多いのが「マッサージやリフレクソロジー」で37.3%(504名)、次いで「アロマテラピー」26.9%(364名)などの順となりました。他の設問でこれらのケアを「受けたことがない」との回答が8割に達しており、実際に経験者は少ないものの、それぞれのケアに関心がある人は少なからずいるものと考えられます。

その他

  • アニマルセラピーのような、生き物と接するもの
  • テレビゲーム
  • 睡眠療法
今回の調査は、医療の高度化・複雑化・長期化が患者に対し一層の説明責任とケアを求めていることを示しているようです。病気やけがになった際相談するのは家族と担当看護師が双璧という結果でしたが、家族に対しては不安の吐露や受け止め、担当看護師に対しては医師に直接訊けないことの確認やフォローアップなど、それぞれ求められているものは被りながらもやや異なるものと考えられます。また、医療的ケアを補助・補足するものとしてさまざまなケアについては、潜在的関心層が多いものの実際の経験者はまだ少数であり、医療的な効果の裏付けとともに広報にも課題が残っているといえるでしょう。

「看護心理学」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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