アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2015年10月5日発表

-住み慣れた街で介護を受ける-
地域密着型介護に関するアンケート調査

2016年4月から定員18人以下の小規模型通所介護が地域密着型サービスへ移行するなど、医療に続いて介護制度も地域包括ケアに向けた調整を行っています。各種ケアも個別ではなくパッケージ化するなど、わかりやすい介護サービスの展開が進む今、地域における介護サービスに対しどのような需要があるのでしょうか。

アンケート属性
アンケート期間 2016年4月5日~2016年5月4日
有効回答者 964名
男女比
年齢分布

(1)あなたは、ケアマネジャーなど、地域の介護の専門家に相談をしたことがありますか?

ケアマネジャーなど地域の介護専門家に相談したことがあるか聞いたところ、「実施中の介護の相談の経験がある」と答えた人が12.3%(119名)、「将来の介護について相談したことがある」が4.4%(42名)などとなりました。いずれの性年代でも「相談したことがない」人が大多数ですが、女性では30~50歳代、男性では50~60歳代で実施中の介護の相談経験があるとの回答がやや多くなっており、親の介護を担う世代が相談を行っていると思われます。

(2)(1)で「相談したことがない」と回答された方は、今後、必要になる前に介護の相談をしてみたいと思いますか?

(1)で地域の介護専門家に相談したことがないと答えた人に今後相談してみたいと思うか聞いたところ、「機会があれば利用したい」と答えた人が57.5%(462名)、「あまり利用したいと思わない」が10.5%(84名)などとなりました。性年代別でみると、「機会があれば利用したい」の回答は女性では20~30歳代、男性では30~50歳代でやや多くなっています。(1)の相談経験者の年代とややかぶりますが、実際の経験の有無による差が出たと考えられます。

(3)あなたは介護に関して、不安に感じることは何ですか?

介護に関して不安に感じることは何か聞いたところ、最も多いのが「サービスの負担額について」で49.1%(473名)、次いで「介護保険料について」43.3%(417名)、「今後の生活」36.6%(353名)などの順となりました。上位2つはいずれも金銭面の理由が占めていますが、性別・年代を問わずこれら2つの回答に加えてほかの選択肢も選んでいる回答者が多くなっています。

その他

  • 相談することで、病気ではないのに病気にさせらたり、悪化することもある
  • 他人を家に入れることに抵抗がある

(4)あなたがケアマネジャーを選ぶ基準で重視するものを3点お選びください。

ケアマネジャーを選ぶ基準で重視しているものは何か聞いたところ、最も多いのが「話しやすい」で54.5%(525名)、次いで「経験年数」46.5%(448名)、「介護系の資格の有無」28.2%(272名)などの順となりました。性年代などでも概ね上位の回答傾向は変化がありませんが、(1)の相談経験の有無でみると、経験のない人では具体的なイメージが湧きにくいためか、「わからない」という回答がやや多くなっています。

その他

  • 慌てたり物事を強要せず、相談ができる方
  • 優しさを兼ね備えている人

(5)地域包括で介護に取り組むことで、メリットに感じることはなんですか?

地域包括で介護に取り組むメリットは何か聞いたところ、最も多いのが「地域の医療機関と連携できる」で61.7%(595名)、次いで「地域の介護施設と連携できる」50.2%(484名)などの順となりました。上位3つの選択肢は、医療との連携、介護施設との連携、住み慣れた土地での介護サービス、いずれもが相互に連動しあったニーズであると考えられます。

今回の調査では、介護の専門家への相談経験者は2割に満たず、8割を超える相談未経験者ではまだ漠然と「必要になったら相談してみたい」というやや消極的傾向がうかがえました。介護サービスの利用はできることなら避けたいと考えられているためか、サービスの料金や保険料など経済的負担への不安が多数を占め、制度の理解がまだ道半ばであることを示唆しています。これらの不安を取り除きつつ、医療・介護の連携や住み慣れた土地を離れることなく介護サービスを受けられるメリットなどを周知する工夫が求められているといえるでしょう。

「地域密着型介護」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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