アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2015年10月5日発表

-子どもと親、双方の心を支える-
子どもの療養環境に関するアンケート調査

子どもの療養環境は、治療の場としてだけでなく、心や体の発達を助ける場でもあります。病院では、小児病棟の中に保育士を配置したり、プレイルームなどの設備を置いたりと環境を整えている施設もありますが、全国的にみるとまだ一部です。子どもが安心して入院生活を送るために、どのようなサポートや環境の整備が必要だと思うかお聞かせください。

アンケート属性
アンケート期間 2016年5月5日~2016年6月4日
有効回答者 1337名
男女比
年齢分布

(1)あなたやあなたのお子さんは、子どもの頃(小学生まで)に入院したことがありますか? ※出産による入院はのぞく

自身や子どもが幼少期に入院したことがあるか聞いたところ、「自身も子どもも入院経験がある」と答えた人が15.1%(202名)、「自身に入院経験がある」が12.0%(161名)、「子どもに入院経験がある」が30.3%(405名)などとなりました。全回答者の比率は6対4で女性が多くなっていますが、子供の入院経験があるという回答では、現役の母親世代を中心に女性の比率が全回答者の比率よりも多くなっています。

(2)【「入院経験がある」と回答された方】は、どの程度の期間でしたか。小学校卒業までに複数回入院経験がある場合、大まかに累計日数をお答えください。

入院経験があると答えた人に入院の期間を聞いたところ、最も多いのが「1週間程度」で28.9%(222名)、次いで「1か月以上」18.2%(140名)、「2~3週間程度」18.0%(138名)などの順となりました。具体的な病名のデータはありませんが、比較的短期の入院経験者が多い結果となっています。中長期療養等と思われる「1か月以上」の入院経験者も2割近くとなっており、入院期間も多様な結果となりました。

(3)【「保護者として子どもに入院経験がある」と回答された方】は、保護者としてお子さんの入院生活を支援する中で、治療をのぞき困ったことは何でしたか?

保護者として子どもに入院経験がある人に入院生活で困ったことは何か聞いたところ、最も多いのが「家族と離れて過ごす寂しさ」で28.8%(175名)、次いで「宿泊での付き添いに関する負担」28.0%(170名)などの順となりました。離れて過ごす子どもの心を心配しているものの、仕事などの生活と看護の両立が難しく、困っている方が多いことが考察できます。

その他

  • 院内感染への不安
  • 子ども自身の精神的な負担、メンタルケア

(4)あなたのお子さんが入院するとき、自分が面会に来ていない時間帯の子どもについて、どのような情報を知りたいと思いますか?

入院中の子どもについて自分が面会に来ていない時間帯のどのような情報を知りたいか聞いたところ、最も多いのが「治療・診察の様子」で73.3%(980名)、次いで「食事の様子」58.9%(788名)、「睡眠の様子」46.2%(618名)などの順となりました。「その他」の自由回答にも多く見られるように、入院中の子どもの状態について色々なことを知りたい、できればすべて知りたいという切実な要望が、選択回答数の多さに表れているといえるでしょう。

その他

  • 何でも知りたい、できれば一緒に入院したい
  • 子どもの心の安定、気持ちの落ち着き具合
  • 同室の方、先生、看護師さんとの会話内容

(5)子どもの長期の入院生活に必要だと思うサポートは何ですか?

子どもの長期入院生活に必要なサポートは何か聞いたところ、最も多いのが「本人の心のサポート」で82.2%(1099名)、次いで「保護者のサポート、相談受付」54.6%(730名)、「学校との連携」50.9%(681名)などの順となりました。上位2つの選択肢は他の選択肢と合わせて回答している人が多く、個別具体的なサポート案を包含する基本的な欲求であると考えられます。

その他

  • アニマルセラピー
  • お誕生日会や季節のイベントや行事など、病院の外の世界と出来るだけ同じような経験
  • 移動図書館などが来るといい
今回の調査では、自身または自分の子どもが幼少期に入院経験がある人は6割近く、その中で病院での療養環境に関わりが深いと思われる1か月以上の入院経験者も、2割近くいることが分かりました。(3)で見られたように、子どもと一緒にいられないことと常に一緒にいることの負担感が困りごとの上位にあげられており、典型的なトレードオフ問題の解決の難しさを表していると考えられます。子ども本人と親双方について、個別具体的なサービスよりも安心感の増加や負担感の軽減など心に寄り添うサポートが求められているといえるでしょう。

「子どもの療養環境」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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