アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2015年10月5日発表

夏季うつに関するアンケート調査

日照時間の少ない冬季に気持ちがおちこむ「冬季うつ」、暑さにより身体的にも精神的にも、大きな負荷のかかり発生する「夏季うつ」など特定の季節に症状が出る「季節性うつ」に悩む方が多くいます。夏の時期特有の気持ちの落ち込みなどについて、アンケート結果をレポートします。

アンケート属性
アンケート期間 2016年6月5日~2016年7月4日
有効回答者 1284名
男女比
年齢分布

(1)あなたは、1年のうち、特定の季節に気分が落ち込むことはありますか?

1年のうち特定の季節に気分が落ち込むことがあるかきいたところ、「よくある」と答えた人が17.1%(220名)、「時々ある」が34.0%(436名)などとなりました。性年代でみると、男性より女性、特に若年層で「よくある」「時々ある」と答える人が多くなっており、学校、職場、生活上のストレスなど、複合的な要因が絡み合っていると考えられます。

(2)あなたは「季節性うつ」という言葉を知っていますか?

「季節性うつ」という言葉を知っているかきいたところ、「知っているし、詳しく説明できる」と答えた人が8.3%(106名)、「知っているが、詳しくは説明できない」が40.9%(525名)などとなりました。性年代別でみると、若年代の女性で認知度がやや高く、また(1)で気分が落ち込むことが「よくある」、(3)で自身をうつ病だと「よく思う」と回答した人では認知度が高くなっています。

(3)夏特有のストレスについて、もっとも強くストレスを感じるものを最大3つまで選んでください。

夏特有のストレスについて、最も強くストレスを感じるものをきいたところ、最も多いのが「気温や湿度の高さ(暑さ)」で77.3%(992名)、次いで「眠れない」37.3%(479名)、「冷房による冷え」31.5%(405名)などの順となりました。性別、年代別に関係なく、「気温や湿度の高さ(暑さ)」とほかの選択肢を回答する人が圧倒的に多くなっています。暑さがストレスの起点となって、他のストレスを感じるようになっているように考えられます。

その他

  • 突然のゲリラ豪雨
  • 汗のせいで体がベタベタする
  • 子どもが宿題をしない

(4)【うつ病と「よく思う」「思ったことがある」と回答された方】は、うつについて誰かに相談したことがありますか?

自身がうつ病と思ったことがある人694人に、それを誰かに相談したことがあるかきいたところ、最も多いのが「誰にも相談しなかった」で41.5%(288名)、次いで「精神科の医師・看護師に相談した」25.6%(178名)、「家族・親戚に相談した」19.0%(132名)などの順となりました。自身をうつ病だと「よく思う」と回答した人では一定数「精神科の医師・看護師に相談した」がみられ、「思ったことがある」と回答した人では「誰にも相談しなかった」が最も多く、性別でもその回答傾向の差異はみられませんでした。

その他

  • 本などで調べた
  • ネットで症状を検索し、掲示板で相談しました

(5)あなたは夏の時期、下記の精神的な症状が現れることはありますか?

夏に精神的症状が現れるかきいたところ、最も多いのが「体がだるい」で58.9%(756名)、次いで「疲労感がある」55.5%(712名)、「やる気が出ない」35.7%(459名)などの順となりました。多くの回答は上位の回答の組み合わせが多くなっており、性別による特徴はあまりみられませんでした。回答群の諸症状を病気の初期段階と認識するかは、用語の認知度よりも個体差によると考えられます。

その他

  • 耳痛、耳の閉塞感、耳鳴り
  • 他人と接するのが嫌になる
今回の調査では、(1)特定の季節の気分の落ち込み、(2)季節性うつの認知について、女性、特に若い年代での同意回答がやや多い傾向がみられました。また大多数の人が夏の暑さをストレスに感じていることが分かりました。ただ、(4)誰かに相談したか、(5)精神的症状の回答傾向には性別による特徴があまりみられませんでした。未病状態の諸症状を医師等に相談し、それを病気の入り口と認識するというよりも、季節的な気分の落ち込みを経験し、用語について認知があるものの、病気とはあまり意識せずそれに合う症状が現れたことがあるという人が多い状態であると考えられます。

「夏季うつ」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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