アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2015年10月5日発表

漢方薬処方に関するアンケート調査

漢方利用経験のある患者さんは約75%にのぼると言われています(2012年製薬会社クラシエによる調査)。患者さん自身にも、漢方薬を使うか西洋薬を使うか、選択肢できるケースも増えてきました。皆さんの漢方の利用について。漢方に対し抱いているイメージや利用意向についてお聞きしました。

アンケート属性
アンケート期間 2016年9月5日~2016年10月4日
有効回答者 1201名
男女比
年齢分布

(1)あなたは、医療機関の処方薬で漢方を処方されたことがありますか?

医療機関の処方薬で漢方を処方されたことがあるかきいたところ、「現在日常的に処方されている」と答えた人が8.8%(106名)、「過去処方されたことがある」が47.2%(567名)などとなりました。性年代でみると、過去処方されたことがあると答えた人は女性では20代から30代、男性では30代から50代で多くなっています。女性の方がやや若い年代がボリュームゾーンとなっており、経験者もより多くなっています。

(2)あなたは、市販の漢方薬(葛根湯など)を利用したことがありますか?

市販の漢方薬(葛根湯など)を利用したことがあるかきいたところ、「よく利用している」と答えた人が16.4%(197名)、「過去利用したことがある」が45.6%(548名)などとなりました。(1)と比べ市販薬の経験者はやや多くなりました。風邪薬など、軽い症状に使用したことがある方が多いのではないかと推測できます。

(3)あなたは、漢方薬について医師や看護師、薬剤師などから詳しく説明を受けたことがありますか?

漢方薬について医師や看護師、薬剤師などから詳しく説明を受けたことがあるかきいたところ、「ある(医師が率先して説明した)」と答えた人が27.6%(332名)、「ある(患者側から質問した)」が10.3%(124名)と合計4割弱となりました。漢方と西洋医学の薬との違いをはじめ、漢方薬の特長の周知はそれほど進んでいないと考えられます。

(4)あなたは、医師の処方で漢方の処方を提案された時、積極的に利用してみたいと思いますか?

医師の処方で漢方の処方を提案された時、積極的に利用してみたいと思うかきいたところ、「利用してみたい」と答えた人が76.9%(924名)、「利用したくない」が23.1%(277名)となりました。(1)とのクロスでは過去の処方経験者や未経験者で利用希望者が多く、(2)とのクロスでは過去の処方経験者で利用希望者が多くなっています。医師の処方なら利用してみたいと考える人が多いと考えられます。

(5)【(4)で「利用してみたい」と回答された方】は、その理由をお聞かせください。

漢方を利用してみたい理由をきいたところ、最も多いのが「体質から改善できそう」で36.1%(433名)、次いで「副作用が少ない」34.9%(419名)などの順となりました。性別でも概ね全体の回答結果と同じ傾向がみられますが、女性では体質改善への期待感がより多くみられました。

その他

  • QOLが高まって症状が改善されるならどんなものでもいいと思うから
  • 何となく漢方薬と聞くと効くようなイメージがあるので
  • 西洋薬と漢方薬の良いところを取り入れて併用したい

(6)【(4)で「利用したくない」と回答された方】は、その理由をお聞かせください。

漢方を利用したくない理由をきいたところ、最も多いのが「苦い、まずい」で38.6%(107名)、次いで「効果を信用できない」32.1%(89名)などの順となりました。現在、味や形状の改良は進んでおり、それを周知することで、漢方利用の発展につながると期待できます。

その他

  • 1日3回内服が面倒くさくて忘れてしまう
  • 飲むのが食間なので不便
  • 匂いが受け付けません、吐き気をもよおす
今回の調査では、漢方処方経験者は5割強、市販漢方薬利用経験者は6割強となりました。未経験者も含め漢方への関心層は多く、医師の処方なら利用してみたいと考える人が多くなっています。しかし、実際の漢方薬利用経験者と説明を受けた人の差が一定数みられました。利用したくない人では味や効能に関する理由を挙げる人が多いなど、定型的なイメージが拭えていないことが一因とみられます。改良点や特長を周知することで、利用促進が期待できるでしょう。味に対するイメージや先入観を改善し、利用したい人も多くが挙げた漢方薬の効果を、より具体的・ピンポイントに発信する必要があるでしょう。

「漢方薬処方」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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