毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!
「コミュニティナース」とは、病院で働くナースとは異なる地域のための看護師です。地域の方々と協力し、医療従事者の視点から健康的な街づくりを考えるための一員として活動します。
皆さんのお住まいの地域では、コミュニティナースにどのような地域医療が望まれているのかお聞きしました。
コミュニティナースの働きについては、香本なぎさ氏のインタビュー記事をご覧ください。
アンケート属性 | |
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アンケート期間 | 2017年7月5日~2017年8月4日 |
有効回答者 | 1370名 |
男女比 | ![]() |
年齢分布 | ![]() |
医療施設や訪問看護以外で看護師の話を聞いたことがある人は2割弱(18.6%)となり、話を聞いた場所は、「自分の通う勤務先や学校」(35.4%)が最も多い結果となりました。その他、「会館・ホールで行われるセミナー」(22.8%)、「自治会や町内会の集まり」(19.3%)というイベント・行事での経験が約2割でつづいています。
「健康的な食生活」(40.9%)と「高血圧など生活習慣病の予防」(38.6%)と答えた人が多く、日常生活における健康面の話を聞くケースが多いようです。つづいて、「がんに関する情報」(26.0%)や「年齢や体力に見合った運動の方法」(25.2%)、「健康診断・各種健診の内容や受け方」(22.0%)といった健康管理に関する情報、「地域の医療機関や薬局に関する情報」(20.9%)、「地域の医療制度」(20.5%)といった住んでいる地域の医療情報を聞くケースがあがりました。
その他
「コミュニティナース」を「具体的な内容まで知っていた」人は2.9%と少なく、「名前を知っていた程度」(14.5%)を含めた認知者の比率は2割弱にとどまりました。「知らなった。(このアンケートで初めて知った)」という回答が8割以上を占め、認知している人はまだ少ないようです。
6割以上の人が「気軽に利用できる医療相談の開設」(60.4%)と回答し、医療機関・医師への相談とは違った、気軽に利用できる機会を求める声が多く上がりました。つづいて、「高齢者の健康サポート」(30.9%)、「予防、健康に関する情報発信(インターネット)」(27.4%)、「医療・介護に関する情報交換の場(カフェ)の提供」(25.1%)といった支援を求める人が多い結果となりました。
「支持する」という回答が80%を占め、看護師の地域づくりへのかかわりに対する期待は大きいようです。