アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告

障がい者雇用に関するアンケート

厚生労働省の「障害者雇用状況の集計結果」によると、平成30年6月時点で、約53万人の障がい者が就労していることがわかりました。今回は、障がいを持つ方と実際に働いたご経験や、共に働くことに対するお考えなどをアンケート。障がいを持つ方と共に働くことについて、皆さんはどのように考え、また、どのような情報を求めているのでしょうか。さまざまなご意見が寄せられました。

アンケート属性
アンケート期間 2019年5月5日~2019年6月4日
有効回答者 1099名
男女比
年齢分布

(1)あなたは、ある一定の条件を満たす企業に障がい者の雇用義務を課すことで、障がい者雇用を促す「障害者雇用促進法」を知っていますか。

「障害者雇用促進法」をよく知っている人は約3割。名前の認知までを含めた認知者の比率は約8割に及ぶ

(2-1)あなたは障がいを持っている方と一緒に働いたことはありますか。
(2-2)【一緒に働いている(働いていた)、働いてはいないが社内にいる(いた)と回答した人向け設問】一緒に働いていた方はどのような障がいをお持ちでしたか。

障がいを持っている方と一緒に仕事をした経験を聞いたところ、「現在一緒に働いている」(11.1%)と「過去に働いていた」(23.6%)を合わせた経験者の比率は35%でした。また、一緒に働いた・社内で働いていた方は、どのような障がいを持っていたか、と聞いた設問では、「身体障がい」(62.0%)が最も多く、6割以上を占めました。そのほか、「知的障がい」(26.7%)、「精神障がい」(16.0%)、「発達障がい」(12.6%)が1~2割程度で続きました。

(2-1)障がい者と働いた経験

(2-2)一緒に働いた・社内で働いていた障がい者について

(3-1)【障がい者の方々が働いている医療・介護関連施設に行ったことがある人向け設問】具体的な場所を教えてください。
(3-2)【障がい者の方々が働いている医療・介護関連施設に行ったことがある人向け設問】障がい者の方々はどのような仕事を担当されていましたか。

障がい者が働いている医療・介護関連施設は、「介護保険施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など)」(32.4%)、「大学病院などの大きな病院」(28.8%)が多く、それぞれ3割程度の回答がありました。また、仕事の内容は、「清掃スタッフ」(23.5%)と「一般事務」(20.1%)が2割を超え、これらに「食堂やカフェなどの配膳スタッフ」(16.0%)、「物を運ぶなどの軽作業」(15.5%)、「食堂やカフェなどの調理スタッフ」(12.3%)がつづき、仕事の内容や職種に大きな偏りはないようです。

(3-1)働いていた医療・介護関連施設

(3-2)仕事の内容

(4-1)あなたが障がいをもつ方と一緒に働く場合、不安に感じますか?
(4-2)【不安と回答した人向け設問】どのようなところに不安を感じるかを教えてください。

障がい者と一緒に働くことについて、「とても不安」(5.1%)、「どちらかというと不安」(47.9%)と答えた人は53%、一方、「全く不安はない」(11.9%)、「どちらかというと不安はない」(35.1%)は、47%であり、回答が2つに分かれました。不安と答えた人の具体的な不安点は、「コミュニケーションの取り方」(62.2%)が突出して多く、6割を超えました。次いで、「障がいに対しての理解、許容」(41.2%)が約4割、「職場内でサポートをする体制づくり」(35.1%)や「安全管理(事故や危険の防止対策)」(34.4%)が3割強の比率でつづきました。一緒に働く側から見ると、障がい者と働くことを理解をしている一方で、コミュニケーションの取り方や体制、環境整備の難しさを感じているようです。

(4-1)障がい者と一緒に働くことの不安の有無

(4-2)障がい者と一緒に働くことの不安点

(5)障がい者雇用について知りたいことを教えてください。

障がい者雇用について知りたいことのトップの回答は、「コミュニケーションの取り方」(24.7%)でした。2番目は、「働きやすい職場・環境づくりの方法」(19.1%)となり、これらの回答は、前問の『一緒に働くことの不安点』と同じ傾向となりました。3番目以降には、「雇用を支援する法律・制度」(17.3%)、「積極的に雇用をしている企業の事例」(16.7%)、「雇用をした側の経験談・体験談」(14.8%)、「働く障がい者の意見、経験談・体験談」(13.8%)など具体的施策や実例情報があがりました。コミュニケーションの取り方や職場・環境づくりの難しさという理由が雇用の促進を止めることがないよう、雇用側は障がい者雇用に関する具体的な情報に接することで、もっと障がい者への理解を深め、障がい者との距離を縮める必要があるのではないでしょうか。

その他

  • どのような障がいをお持ちの方にどのような仕事内容をしていただいているのか、繁忙期はどのような対策をなさっているか。もし何か起こってしまった際のアフターケアはどのようにしているか等詳しいこと知ることができればとても勉強になります。
  • 雇用した場合、その障がいに対しての知識
  • 障がい者の方々はどのような職業に付きたいのか。また、特技などもっとアピールできる環境を整備してほしいと思います。
  • 賃金、給料、保険など
  • 雇用率の増減
障がいを持っている人と仕事をしたことがある人は約3割、障がい者と一緒に働くことに「不安がない」人は約半数を占めました。その一方で、不安を抱く人も半数近く存在し、コミュニケーションの取り方、体制や環境整備の難しさをあげています。この心理的なハードルは、一歩間違えると雇用に対する『諦めや誤解』を生む可能性があります。雇用側は、コミュニケーション方法や雇用事例、体験談など、具体的かつ実践的な情報に接することが重要で、障がい者への理解をより深める必要があるでしょう。そうすることで、障がい者の雇用が広く浸透していくのではないでしょうか。

「障害者雇用」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

ページの先頭へ戻る