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洗浄力と速乾力UPで、梅雨どきの洗濯を快適に!

清潔感は人の第一印象を左右します。特に、“衛生的”であることが欠かせない看護師さんや介護士さんが、黄ばんだ襟や生乾き臭のするユニフォームを着ていては、いい印象は与えませんよね。しかし、湿気が高くじめじめとした日が続く梅雨シーズンは、洗濯物のイヤ~な生乾き臭に悩まされている方も多いのではないでしょうか。今回は、「洗濯でセカイを変える」という信念のもと、述べ3,000人以上に「正しい洗濯」をアドバイスしてきた洗濯家 中村祐一さんに、「梅雨どきの洗濯術」についてうかがいました。

梅雨どきの「生乾き臭」は、“洗い残し汚れ”が原因!

梅雨どきに特に悩まされる洗濯物の「生乾き臭」。生乾きと言うだけに「乾かし方が悪かったのかも……」と思いがちですが、実は、大切なのは「乾かし方」よりも「洗い方」なのです。洗って乾かしても、嫌な匂いがするということは、つまり汚れ(とそこに繁殖する雑菌)が残っているということ。きちんと洗って汚れや菌を落とせていれば、シーズンに関係なく嫌な匂いがすることはありません。今回は、いつもの洗濯でしっかりと汚れを落とす“洗浄力”をUPさせるポイントをご説明します。

★ポイント①★ 40℃のお湯で洗う
洗濯時に使用する水は、40℃前後のお湯がおすすめ。“洗浄力”は、40度を境に温度が上がれば上がるほどUPしますが、素材によっては注意が必要です。例えば、看護師さんのユニフォームの一つである「スクラブ」に使用されているポリエステル素材は50度を超えてしまうと逆効果。ポリエステルの繊維には、洗う温度で一度落ちた汚れが再付着してしまう「逆汚染」という現象がおきやすい性質があるので、ポリエステル素材のものを洗うときは必ず40度以下を保ちましょう。
とはいえ、細かく温度を測るのがめんどうだという方もいますよね。ポイントは「水温を上げる」ということ。洗濯時にバケツ一杯のお湯を足すだけでも洗浄力はグンとUPします。
 
★ポイント②★洗剤を有効活用する
洗剤には粉末や液体、濃縮タイプのジェルボール型など多くの種類があります。一般的に、粉末は洗浄力が強く液体はやや弱いと言われていますが、洗剤は「何を」使うかではなく「どのように」使うかがポイント。例えば、汚れが気になる部分に直接原液をつけ、もみ洗いをしてから洗濯をすれば、洗剤がお湯に溶かされて薄まった状態よりも、確実に汚れが落ちやすくなります。
 
★ポイント③★洗濯前の下洗いで汚れを浮かし、除菌効果もUP!
洗濯前に下洗いをすると、洗剤の威力をより効果的に発揮できます。洗濯機は全体をまんべんなく洗うというのは得意ですが、部分的に目立つ汚れを落とすのは不得意です。目立つ汚れをそのまま洗濯機で洗っても、薄まった状態の洗剤では汚れの量が多すぎて洗剤がキャパオーバーになってしまい、結果として落としきれない汚れが残るのです。
下洗いには汚れた箇所の部分洗いはもちろん、「つけ置き洗い」もおすすめです。40℃のお湯(1L)に小さじ1杯程度の洗剤を入れ、そこに衣類を20分程つけて放置します。自宅で白衣やユニフォームを洗うときには、さらに「漂白剤(量を確認)」をプラスすると除菌効果がUPします。下洗いをすると、仕事着だからといって他の衣類と分けて洗う必要もなく、手間いらずなのがうれしいですね。

柔軟剤は「使う頻度を調節」しよう!

柔軟剤には、衣類を柔らかくしたり、静電気を起こしにくくする効果があります。最近では、香りづけのために柔軟剤を使用している方も多いのではないでしょうか。しかし、洗濯のたびに柔軟剤を入れると汚れが落ちにくくなる可能性もあるので注意が必要です。仕上げ洗いで投入した柔軟剤は、乾燥後も衣類に付着しています。洗剤からすると柔軟剤も「汚れ」と同じ。洗剤の貴重なパワーが柔軟剤を取り除くために使われ、肝心の汚れが落ちにくくなってしまうので、柔軟剤は頻度や量を加減して使用するのがオススメです。
 

室内干しでも、スピーディーに衣類を乾かす4つのポイント


雨が続いて洗濯物を外に干せない日には、「室内干し」が便利です。室内干しには「衣類が乾きにくい」というイメージがありますが、いくつかのポイントを押さえておくだけで、スピーディーに乾かせるようになりますよ。


★ポイント①★ 表面積を広げる
襟、袖、ポケットなどの生地が重なる部分は、襟のついたシャツなら襟を立てる、ボタンは外して吊るすなど、衣類の表面積を広げて干すようにします。太めのハンガーを使えば風通しがよくなります。
 
★ポイント②★  風を当てる
人工的に風を起こして空気を循環させることで、乾燥にかかる時間は大幅に短縮します。ポイントは、水分がたまりやすい洗濯物の下部分に風を送ること。サーキュレーターや扇風機などの風を生むアイテムを使ってみましょう。
 
★ポイント③★ 洗濯物に含まれた湿気を飛ばす
洗濯物に含まれた湿気を飛ばすには、換気扇を回したり、除湿機やエアコンの除湿機能を使います。リビングなどの広い場所では大変なので、浴室の換気扇をつけながら扇風機を回すなど、なるべく狭い空間で行いましょう。
 
★ポイント④★ 室温を上げる
洗濯物は、気温が高ければ高いほどよく乾くので、エアコンなどを使いなるべく室温を上げてから乾かすようにしましょう。また、最高気温が10℃以下の日には、たとえ晴れていても外より室内の方が衣類は早く乾きます。この場合も、広いリビングより浴室などの狭い空間の方が、効率よく温度を上げられるのでおすすめです。

「アイロンいらずの干し方」をマスターして時短を実現!?


洗う、干す、アイロンをかける、たたむ。一口に洗濯といっても、実際にはこれだけの手間がかかっています。しかし、衣類の干し方次第では、「アイロンがけ」が格段に楽になります。シワのつきにくい「衣類の干し方」をご紹介します。
 

★脱水時間を短縮する
通常、洗濯機の「標準コース」で設定されている脱水時間は5〜6分。しかし、実はそれでは、脱水のしすぎで衣類にシワが入ってしまいます。暑い夏なら脱水時間は1分。梅雨どきであれば3分でOK。脱水時間を見直すだけでも、アイロンの手間はかなり軽減しますよ。

★乾燥機を活用する
洗い上がり後に衣類を乾燥機にかけるとシワがつきにくくなります。これは暖かな乾燥機のなかで、衣類の繊維がほぐれて、シワが伸びたりゆるくなったりするため。ただし、乾燥機で完全に乾かしてしまうと衣類が縮むことがあるので、10分〜15分程度に留めておきましょう。

★干すときには衣類の形を整える
衣類は湿った状態で形を整えてあげると、型崩れせずにシワもつきにくくなります。衣類をハンガーにかける際には、縮みやすい縫い目の部分を意識的にひっぱることで、その後のアイロンの手間が軽減します。

いかがでしたか? 雨続きでついつい後回しにしがちな洗濯ですが、今回ご紹介したポイントを押さえれば、梅雨シーズンにありがちなお洗濯のお悩みともおさらばできるかもしれません。後編では、血液や、食事介助時の汚れといった「看護師・介護士ならではの汚れ別の洗濯術」をご紹介します!

中村祐一氏
 長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目
洗濯家/洗濯アドバイザー
 
https://www.sentaku-yuichi.com/
中村氏のWebサイトには、多数の洗濯術も紹介されています!
 
多くの人がイメージしている洗濯は
「洗濯風」だと一蹴し、「洗濯」を再定義。
これまでに3000人を超える人々、芸能人、一部上場企業などへ
洗濯に関するアドバイスを提供している。
簡単で分かりやすく、効果的な洗濯術が注目され
多数のメディア出演、6冊の著書も出版。
洗濯に関する愛と探求心の深さは、右に出るものはいないと評される。

UP DATE 2018/06/19

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