デキル人へ一歩前進 お役立ちライブラリ

キレイのひみつ、元気の秘訣、おいしいごはん、リフレッシュ術など、皆さん
がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。

自分だけの片付け術を見つけよう!
ライフオーガナイズで手に入れる理想の暮らし

あたたかな陽気がふりそそぐ春。何か新しいことを始めるにはぴったりの季節ですよね。新生活のスタートと共に新しいことに挑戦するのもいいですが、その前に“自分の暮らし”を整えてみませんか? 自分の家、部屋、空間が整えば、きっと今まで以上に素敵なスタートを切ることができるはず! 今回は、ライフオーガナイズ協会が推進する、一人で簡単に実践できるライフオーガナイズの片付け術をご紹介。 さらに、看護師さんの職場ならでの片付けのお悩み解消術を、元病院看護師の経験を生かして、ライフオーガナイザーとして多くの方々の片付けの悩みに応えてきた竹本ひろこ先生に教えていただきました。

片付けを始める前に必ず実践! 自分の理想を書き出そう

ライフオーガナイズとは、自分の思考や行動を理解し、自分にぴったりの方法で暮らしを整え、人生を豊かにするための考え方のこと。誰かがうまくいった方法をまねるのではなく、自分に合った方法で片付けるので、片付けへの苦手意識がある人にこそ、実践して欲しい片付けメソッドです。
 
散らかった部屋の片付けにすぐにでも取り掛かりたいところですが、ちょっと待って。ライフオーガナイズを用いた片付け術では、「自分を知る」ことからスタートします。モノが片付けられない原因には、自分の無意識の行動が関係していることも。自身の傾向や理想の暮らし、価値観を明確にさせることが、片付け成功へのファーストステップなのです!
 
自分の「理想」や「価値観」を確認しよう
次の質問に答えてください。ノートや手帳などに書きだすのがおすすめです。

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Q1.どんな暮らしがしたいですか?(思いつくまま、できるだけ具体的に)
Q2. 今、たいせつに思っているものは何ですか?(思いつくキーワードをいくつでも)
Q3. 理想の暮らしと現状にはどのようなギャップがありますか?
Q4. いちばん変えたい場所(こと)はどこですか?
Q5. そのために、今日(または一週間以内に)できることをあげてみましょう。
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(一般社団法人ライフオーガナイザー協会監修 『ライフオーガナイズの教科書』主婦の友社 P48より抜粋)

自分の理想や思考、行動が少し見えてきたでしょうか? 明確になった、あなたが大切にしたいこと、理想の暮らしが片付けの“軸”となります。自分の軸をしっかりと持つことができれば、お部屋を片付けるときもその軸があなたの指針になってくれますよ。
 
続いて、自分でも気づかない傾向を知るために、利き脳をチェックして、さらに自分のことを調べてみましょう。

知らない自分に気づくかも!? 「利き脳」をチェックしよう

ライフオーガナイズでは、脳の得意分野=利き脳を参考に、片付けを進めていきます。「利き脳」とは、利き手や利き足と同様に、考えたり行動したりするときに無意識に優位に使用する脳タイプのこと。「利き脳片づけ術」は、坂野登京都大学名誉教授の「しぐさ利き脳理論」をベースに一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会が片づけに応用しまとめた、行動やくせを知るためのライフオーガナイズの手法の一つです。スムーズに使える脳が右脳なのか、左脳なのかを知ることで、片付けをより楽に進めるヒントが見つかるかも。
 
「利き脳チェック」で、自分でも気づかなかった思考や行動のクセを知りましょう!
 
利き脳チェック
インプットのときの利き脳と、アウトプットのときの利き脳をチェックします。片付けでは、インプット=モノを探すとき、アウトプット=モノを収納場所に戻すとき、となります。それぞれの傾向がわかることで、片付けにおいて「探しやすく、戻しやすい」方法の手がかりを得ることができますよ。

▲右脳と左脳の得意分野(『ライフオーガナイズの教科書』主婦の友社 P45より抜粋)

インプットを指組み、アウトプットを腕組みで調べます。いずれも『下にくる方』を見てください。

▲インプット 左手の親指が下 → 左脳タイプ/
右手の親指が下 → 右脳タイプ

▲アウトプット 左腕が下 → 左脳タイプ/
右腕が下 → 右脳タイプ

自分の利き脳は分かりましたか? 続いて、4つの脳タイプの傾向を見ていきましょう。
 
<右右脳タイプ> インプット:右脳 アウトプット:右脳
「情緒豊かで表現力に冨み、音楽や芸術面に明るいタイプです。合理性よりも直感や感情重視で、興味がないと持続しにくいという特徴もあります」
 
片付けに出る傾向
ものの位置を空間で把握/元の場所に戻すルーティンワークが苦手/大雑把な仕分け向き
美的感覚を刺激するとやる気につながる/出し入れのしやすさ重視
 
<右左脳タイプ>インプット:右脳 アウトプット:左脳
「完璧主義の傾向があり、自己プロデュース力が高くデザインセンスもあります。自信のないことには関わろうとせず、意外と頑固な一面も」
 
片付けに出る傾向
「形から入る」とやる気が出る/空間はビジュアル重視/機能的に分けることも好む
コツコツとした片付けは苦手/ものを選ぶのに時間がかかることもある
 
<左左タイプ>インプット:左脳 アウトプット:左脳
「何事にもリスクを考える慎重な一面をもち、結果よりも過程を重視する傾向があります。シンプルな見た目や内容が好きで、デザインよりも機能性と合理性を優先します」
 
片付けに出る傾向
従来型の片付けに向くタイプ/使用頻度でモノを分けるのが得意/ラべリングやリスト管理が好き/グルーピングや集中管理が得意/仕分けのないフリーな空間は苦手
 
<左右タイプ>インプット:左脳 アウトプット:右脳
「独自のこだわりをもち、思っていることと行動が異なることも。外見よりも中身を気にする傾向があります。被害妄想に陥りやすいという一面もありますが立ち直りは早い方」
 
片付けに出る傾向
模様替えが大好き/感覚的で収納の発想もユニーク/ほかの人の方法はあまり参考にならない/収納のマイルールがあるとうまくいく/日用品は見えないと忘れてしまいがち
 
必要かどうかの判断、ものの探しやすさや戻しやすさなどの片付けの行動には、脳の働きが関わっています。自分の「脳のクセ」を知ることが、より暮らしやすい生活を作るヒントになるのです。次は早速ライフオーガナイズを使った片付けを実践していきましょう!

ライフオーガナイズ実践編▼ステップ1~減らす~

自分の理想や価値観、傾向をしっかりと把握したうえで、早速片付けを進めていきましょう。具体的な片付けの作業ステップとして、モノを「減らす」ことから始めます。
 
「ライフオーガナイズでは、『減らす=捨てる』ではなく、『自分にとってたいせつなものを選ぶために分ける』と考えます。モノは下記の手順で減らしていきます。
 
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①選別、分類する…片付けたい収納スペースからモノをすべて取り出します。
         ひとつひとつ手に取ってモノを選別、分類していきましょう。
②一掃する…………選別、分類後、不要だと判断したものは速やかに手放しましょう。
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分類するときには『いるかいらないか』ではなく、おおまかな4つのカテゴリーに分けるのがおすすめ。4つのカテゴリーの分け方は、自分が判断しやすい基準で決めます。例えば、食器の片付けをするときは、「使っている、使いたい、来客用、その他」というような感じで分ければOKです。迷ったときは利き脳別のキーワードを参考にしてみてくださいね」
 
利き脳別のキーワード
・右右脳タイプ…理屈より感覚を大切にするので、「好き/嫌い」をキーワードの軸に
・右左脳タイプ…合理性と感覚の両方を求める傾向。
        使用頻度や感情など複数のキーワードを組み合わせて
・左左脳タイプ…論理的に考えることが得意。時間軸や使用頻度を軸に
・左右脳タイプ…マイルールを重視。常識にとらわれず「自分のわかりやすさ」を軸に
 
『減らす』で不要なモノを手放したら、次のステップに進みましょう!

ライフオーガナイズ実践編▼ステップ2~整理する~

ステップ1で、モノを減らせたら次にすべきは「整理する」作業です。
 
「整理する作業には、『配置する』、『保管する』、『回復させる』という3つがあります」

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『配置する』…使いやすさを考え、置き場所(定位置)を決める
『保管する』…普段は使わないが持っているものをどこで、どのように保管するか考える
『回復させる』…傷や汚れがあるものは修理や手入れをして、ベストな状態で戻す
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「この3つのポイントをもとに、整理を進めていきましょう。具体的には次のステップを踏んでいきます。
 
①実測する…………収納スペースがどれくらいあるかを正確に把握しましょう
②ゾーニング………使用頻度やモノを使う場所を手がかりに、モノを置く場所を
         大まかに決定
③収納方法の検討…ものの使い方、自分の脳の特性などから
         「置く」「つるす」「引き出す」などの収納方法を選びます
④収納用品を選定…収納方法を決めたら、収納用品を選びます。
⑤配置する…………ゾーニングに従って、実際にものを置いてみましょう。
         今は仮置きするイメージでOKです。
⑥収納する…………収納用品などを使って、収納スペースに適正量を収めます。
 
「整理するときのポイントは、使いやすく、かつ自分が片付けやすい場所を考えて『ものの定位置を決める』ことです。『洋服はクローゼット』、『食品はキッチン』という常識にとらわれず、どこに、どのように収納すれば、自分がラクにものを使用できるのかを考えてみましょう。また、収納用品は出し入れする際に手間がかからないもの、買い足しができる定番品がおすすめです」
 
整理をするときも、自分の理想の暮らし、価値観はしっかりと軸において進めましょう!

ライフオーガナイズ実践編▼ステップ3~維持する~

モノを減らし、整理ができたらあとはその状態を「維持する」こと。でも、これが一番難しかったりしますよね。具体的にはどのように維持した状態を保っていけば良いのでしょうか。
 
「ライフオーガナイズで最も重要なのが、『維持する』というステップです。整理して収納することができても、それが一時的なことで終わってしまっては意味がありません。整えた空間を維持するために、次の3つのポイントを繰り返し見直し、自分に合った方法を見つけてください」

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利用方法……………快適な状態を保つために、収納方法、使用方法を考えよう
・精錬(改良)方法…より使い勝手をよくするための改良方法を考えよう
・修正方法……………よい状態が崩れてしまったとき、元の状態に戻す方法を考えよう
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「一度で完璧な仕組みをつくれる人はなかなかいません。散らかったり、ものがもどせなくなったときは、自分にあっていないところを考え、ものの配置や収納方法を見直してみましょう。自分の理想の暮らしにたどり着くことを楽しみに、維持するステップを楽しんで進めてみてください」
 

狭さに悪戦苦闘する人が多発!? 職場のロッカー片付け術

皆さんは職場のロッカーの片付けについて悩んだことはありませんか? 細長くてあまりものが入らず、ついついロッカーの中が散らかっているという方も多いのではないでしょうか。今回は、竹本さんに更衣室のロッカーのおすすめの整理術を教えていただきました!
 
「私が病院で勤めていたとき、使用していたのが洋服のクローゼットの収納アイテムで使用する、『ウェアホルダー』や『バッグホルダー』です。私はホルダーごとに、例えば書類、白衣、通勤の私服など、収納するものをカテゴライズして収納していました。
 
こうすることで、白衣や書類がごちゃごちゃにならず、ロッカーの中もすっきりします。さらにモノも出し入れしやすくなるので、とても便利ですよ。職場にもよりますが、ロッカーが細いところも多いと思うので、しっかりとご自身の職場のロッカーに収まるかを確認してから、使用するようにしてくださいね」(竹本ひろこ氏)

いかがでしたか? 自分の思考や行動に合わせて片付けるライフオーガナイズを実践していけば、自分の理想の暮らしはぐっと近づくはず。疲れて家に帰ってきたとき、家が綺麗に整っている生活は、きっとあなたに素敵な効果をたくさんもたらしてくれるはずですよ。多忙な職種でもある看護師・介護士さんだからこそ、プライベートも大切に! 今年の春は、自分の部屋を綺麗に片付けることから挑戦してみはいかがでしょうか。

<講師/監修紹介>
(講師)竹本ひろこ氏

 看護師
ライフオーガナイザー1級
オフィスオーガナイザー(職場環境整備トレーナー)
 
片付けが苦手だったころライフオーガナイザーのサービスを機に自身もライフオーガナイザーを志す。看護師の経験を生かし、ケア現場となる自宅や職場の環境整備をサポート。

(監修)一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会
https://jalo.jp/
 
 

UP DATE 2019/03/27

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