デキル人へ一歩前進 お役立ちライブラリ

キレイのひみつ、元気の秘訣、おいしいごはん、リフレッシュ術など、皆さん
がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。

正しく使わなければ肌荒れまっしぐら⁉
化粧水、乳液、クリームの効果大な使い方

忙しい日々の中でお肌のケアになかなか時間を使えず、ニキビや乾燥などの肌悩みをもつ看護師さんも多いのではないでしょうか? 夜勤などで不規則な生活を送っていたり、お仕事でのストレスを抱えていると、お肌のコンディションがくずれてしまいますよね。そこで今回は、科学的視点から美容やコスメを評価できる「コスメコンシェルジュ」の資格を持つ小西さやかさんを取材! お肌をピチピチに保つスキンケア化粧品の正しい使い方についてお話をうかがいました。

理想的なお肌ってどんな肌?
キーワードは「水分」と「油分」!

理想的なお肌を手に入れるために、覚えておいてほしいキーワードが2つあると小西さんは言います。
 
「理想的なお肌とは、水分(汗など)油分(皮脂など)のバランスがとれている状態です。肌の表皮にはバリア機能があり、このバリア機能は水分と油分のバランスがとれていることで正常に働くことができます。バリア機能は外部からの刺激(紫外線)や異物(汚れ、ウイルス)の侵入を防いでくれるとても重要な機能です。外部の影響を受けにくくすると同時に、水分を肌に閉じ込める役割もあるので、ハリのある美しいお肌をキープしてくれます。
 
反対に、水分と油分のバランスが崩れてしまうと、バリアが機能しなくなってしまいます。すると、紫外線のダメージを受けやすくなりシミができたり、肌荒れの原因になることも。お肌のかさつきが気になる、肌トラブルが増えているといった場合は、油分と水分のバランスが崩れている可能性大なのです!
 
お肌の水分と油分のバランスは、ストレスや睡眠不足、紫外線やエアコンの風など、様々な原因で崩れてしまいます。『最近肌の調子がよくないな......』という人は、自分の肌にはなにが足りていないのか把握するために、まずは以下の基準でお肌をチェックしてみましょう。
 
★ 肌に透明感がなく、くすんで見える→水分不足かも⁈
★ 朝スキンケアをしたのに夕方には乾燥してしまう→油分不足かも⁈
 
本来は身体から汗や皮脂が分泌されることで皮脂膜ができ、水分と油分のバランスが保たれますが、不足してしまった場合は外から補給してあげる必要があります。
 
そんな時に上手に使ってほしいのがスキンケア化粧品です。お肌の水分・油分の不足を補う役割を担う重要なアイテムです。なんとなく化粧品を選ぶのではなく、ちゃんと自分の肌に足りていないものを補ってくれる化粧品を正しく使用することが大切です」(小西さん)
 
自分の肌になにが不足しているのかを把握したら、あとはスキンケア化粧品で補うだけ! ここからは、美肌の鍵である「水分」と「油分」を補ってくれるスキンケア化粧品をそれぞれ紹介していきます。
 

水分が足りていない人は「化粧水」
うるおいたっぷりのやわらかい肌に

お肌が乾燥して透明感がない......そんなあなたはお肌に水分が足りていないのかもしれません。そんなお肌にぴったりのスキンケア化粧品は化粧水です。
 
「水分が不足しているお肌は水溶性成分の補給が必要です。水溶性成分にはBG、グリセリンなどがあり、主に肌を保湿するという働きがあります。この水溶性成分を最も多く含むスキンケア化粧品が化粧水です。
 
化粧水は、水溶性成分が9割近く入っているものが多く、肌に水分、うるおいを与えてくれます。水分は基本的に与えすぎてはいけないということはないので、毎日化粧水でしっかりと補給してください。おすすめのタイミングは洗顔や入浴の後。皮脂などが洗い落とされ肌が乾燥している状態なので、すばやく化粧水を塗りましょう」
 
~Point 化粧水の選び方~
「化粧水には“しっとりタイプ”と“さっぱりタイプ”があります。例えば、夏は清涼感のあるさっぱりタイプを、もっちりとした肌感触が好きな方はしっとりタイプを、といった具合に、毎日使うものなので、自分が使い続けたいと思う使用感のものを選びましょう。
 
また、湿度がさがってもうるおいをキープしてくれるヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの成分が入っている化粧水もあります。使用するとスキンケアをしてからも長時間うるおいが保たれる優れものです」
 
特にずっと室内で働いている看護師さんは、エアコンの風などで、気付かないうちに肌の水分が奪われているかもしれません。水分が足りていないお肌はくすんで暗い印象になってしまいます。患者さんにお疲れ気味だと心配されてしまう前に、毎日化粧水でのスキンケアを心がけましょう!
 

油分が足りていない人は「乳液」「クリーム」
水分を逃がさないために油分でフタをしよう!

スキンケアをしたはずなのに夕方頃には乾燥が気になる......という人は、油分が足りていない可能性があります。ベタベタするなどの理由でついつい敬遠してしまう油分ですが、実はスキンケアには欠かせない要素だったのです!
 
「油分が不足しているお肌には油性成分を補給してあげましょう。ワセリン、オリーブ油などの油性成分は一般的に聞き馴染みがあるのではないでしょうか。油性成分の主な働きはうるおいを保つことです。油分は肌の表面に薄いバリアを作ってくれます。そのバリアが肌に浸透している水分を逃がさないようフタをしてくれるので、油分は保湿に欠かせない要素だと言えます。油性成分の補給におすすめのスキンケア化粧品は乳液クリームです。
 
乳液は、油性成分と水溶性成分がバランスよく入っているので、時間がない時のスキンケアにぴったりの化粧品。化粧水を使わなくても乳液のみの水分で肌をうるおわせ、油分でしっかりとフタをすることができます。
 
クリームは乳液よりも油性成分が多く、肌に油分をしっかりと与えます。最初に付けた化粧水の水分にフタをして、水分の蒸発を防いでくれます。目や口のまわりなど、特に乾燥が気になる部分には重点的に塗ると効果的です」
 
~Point 乳液・クリームの注意点~
「油分を多くとりすぎると皮脂分泌が多い部分では毛穴のつまりやニキビの原因になることがあります。また、メイクアップ化粧品は油分でつくられているものが多いので、メイクを落とさずずっと肌に乗せていると、酸化してシミやシワなどの肌悩みを引き起こしてしまうことも。油分の補給には、肌の状態を見ながら使い方に注意をしましょう。
 
いくらでも補給してもよい水分とは対照的に、油分の分量は人それぞれの肌質に合わせて調節しながらスキンケアを行うことが大切です。『今日は乳液だけにしておこう』『乾燥が気になる箇所だけにクリームを塗ろう』などと、肌のコンディションに合わせて使い分けるようにしてください」
 
保湿のことを“水分でうるおすこと”と思っている人は、ついつい化粧水だけでスキンケアを終わらせてしまいがち。しかし、その水分を保つために必要なのは、実は油分だったのですね! 肌の調子を確認しながらたっぷり水分を補給し、油分量をコントロールしながらつややかなお肌を目指しましょう。

化粧品選びのポイント
手に持った時の“ワクワク感”で選ぶ!

スキンケア化粧品を“なんとなく”で選んでいませんか? とりあえず保湿と書いてあるものを買ってみたり、友人に勧められたものを使ってみたけれど、いまいち期待していた効果を感じられないこともあるかもしれません。小西さんいわく、自分の肌悩みを知って、それに合ったものを使いことが重要ですが、それにプラスして、使い心地や香り、容器などに対する“ワクワク感”は化粧品選びの大きなポイントだといいます。
 
「実は、化粧品は医薬品と違ってプラセボ効果(※)が認められています。使用する本人が効きそうだと思うことによって、中身がたとえ単なる水であったとしても効果が出ることがあるのです。ですので、パッケージのかわいさや、化粧品を持った時のときめき、使ったときの心地よさなどは化粧品を選ぶうえでとても大きな要素であるといえます」
 
他人の意見も大事ですが、化粧品を購入する際は自分が“これだ!”と思ったものを選ぶことで、望んでいた効果が表れやすくなるかもしれません。
 
(※)プラセボ効果 …… 効果のない成分でつくられた薬剤(偽薬)を、患者が薬だと信じて疑わずに服用した際、患者になんらかの症状改善がみられる現象のこと。「偽薬効果」とも呼ばれる。
 

=========================================================

いかがでしたか? 最近は美白、ニキビ、エイジングケアなど、肌悩みへの効果が期待できる美容成分を配合している化粧水や、日焼け止め効果がある乳液などもメジャーになってきました。種類が豊富な分、自分の肌に合わせて用途別に選ぶことがスキンケア化粧品で効果を得るポイント。お肌の不足を補いながら、美しいお肌を目指しましょう!
 

おすすめ書籍

『知れば知るほどキレイになれる!
美容成分キャラ図鑑』
著者:小西さやか
出版:西東社

化粧品に入っている美容成分をイラストとマンガを用いて徹底解説。個性豊かなキャラクターたちと一緒に、肌の構造やスキンケア化粧品の種類といった基礎から、様々な成分の働きや特徴まで学
べる盛りだくさんな一冊。

コスメコンシェルジュ
小西さやか

広島大学大学院を卒業後、大手化粧品会社メーカーにて化粧品の研究・開発を行う。2011年に独立。日本化粧品検定を実施する一般社団法人、
日本化粧品検定協会を設立。協会経営をはじめ、東京農業大学 客員准教授やコンサルティング業務を行っている。科学的視点からコスメを評価する美容かとして、テレビ、ラジオ、雑誌などでも活躍中。

UP DATE 2020/03/17

お役立ちライブラリTOPへ

美容・健康 の最新記事

注目の記事をPick UP!!!

ページの先頭へ戻る