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1K、1DKに住む1人暮らしさん必見!
一輪の花から始める“あか抜けた”部屋づくり

新年度が始まり、新生活をスタートさせた看護師・介護士さんも多いのではないでしょうか。何か新しいことを始めるのにもぴったりな4月、まずは自分の部屋を整えてみませんか? 今回は、「お金も、センスも、部屋の広さも関係なく」取り組める大人気のインテリア本『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』著書、インテリアコーディネーター荒井詩万さんを取材。簡単ですぐにできる、1人暮らし向けの居心地のよい部屋づくりのポイントを伝授していただきました!

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自分の部屋を思い出してみよう!
“あか抜けた”部屋に共通する特徴

インテリアコーディネーターとして、これまでにお部屋のコーディネートやリフォームなどを150件以上手掛けてきた荒井さん。さまざまなお部屋をコーディネートするうちに、お部屋づくりで悩んでいる方には、「ふたつのパターン」があることに気づいたと言います。
 
「ひとつは、モノが溢れすぎてどうしたらよいのか分からないというパターン。もうひとつは、きちんと収納がされていてお部屋もスッキリしているのですが、逆に殺風景すぎて落ち着かないというパターンです。このふたつ、一見すると相反するお悩みですが、実は共通点があります。モノがありすぎてもなさすぎても、『お部屋のどこを見たらよいかわからない』ということです。
 
私が提言している“あか抜けた部屋”とは、おしゃれであったり、居心地がよいお部屋を指しますが、一番は『見るべきモノが明確な部屋』であること。お部屋に入ったときに、パッと目をひくような一輪の花や観葉植物、素敵な絵が飾ってあったり、おしゃれな照明や座り心地のよさそうなソファが置いてあるなど、目線の行き場がはっきりしているのが“あか抜けた部屋”なのです」(荒井詩万さん)
 
さて、それでは自分の部屋を思い出してしてみてください。どこか居心地の悪さを感じてはいませんか? 何か変えたいなあと思っていても、今一歩重い腰が上がらない……という方も多いのではないでしょうか。しかし、荒井さんは、「お部屋は決してお金をかけなくても、少しの工夫で簡単に雰囲気が変えられる場所でもある」といいます。
 
でも、一体なにから手をつけ始めればよいのでしょうか。

1Kでも激変!?
まずは玄関に花を一輪飾ってみよう

荒井さんによると、お部屋づくりの迷子さんに、初めの一歩としてピッタリの場所があるんだそうです。実は、このスペースを変えることで得られる効果は想像以上というので、期待が高まります!
 
「特に1人暮らしをしている方の間取りは1Kが多いので、手をつけるべき場所の選択肢も少ないですよね。そのため、最初からベッドや棚が置いてあるお部屋から始めがちですが、それが挫折につながる間違いのもと! 最初からベッドやテーブル、棚を動かして……というのはかなりの重労働に。日頃からとにかく忙しい看護師・介護士さんにとっては、ことさらでしょう」
 
そこで、荒井さんおすすめするエリアが『玄関』です。玄関は、スペースがせまいため、時間やお金をかけなくても変化が出やすい場所。たとえ失敗してもすぐにやり直すことができるので、お部屋づくりの練習としてもうってつけの場所ですね。言わずもがなではありますが、外に出ている靴は少ないに越したことはないので、まずは、靴をできるだけ片付けてから始めましょう。
 
「次に取り組むべきは、靴箱の上にあるスペースです。今、靴箱の上に、とりあえず鍵を置いて、旅行先で買ってきた置物を飾っていませんか? そのスペースをもっと素敵にしてみましょう。おすすめは、花を一輪飾ること。『それだけ?』 と思うかもしれませんが、花一輪だけで、皆さんが思っている以上に玄関の雰囲気はぐんと変わります。さらに、お花を飾ると、不思議なことにその周りにも目がいくようになります。『花のまわりにモノがたくさんあるとなんだか美しくない、片付けよう』という感じで、お片付け効果を自然にアップさせてくれるアイテムなのです」
 
春は、ミモザやチューリップ、ガーベラなどのお花が、色とりどりに花屋さんの店先に並んでいます。1本150~200円前後で買うことができるので、手軽に玄関の雰囲気を変えることができますね。
 
「家から出かけるとき、仕事から疲れて帰ってきたとき、今までごちゃついていた玄関がすっきりと、素敵な空間になっているだけで、その気持ちよさは別格です。『家の顔』でもある玄関の印象が変わると、別の部屋づくりにも挑戦したくなるという相乗効果もありますよ
 
家の入口である玄関は、風水的には気の入口でもあるとよく耳にしますよね。よい気を家にどんどん入れるためにも、まずはあか抜けた玄関づくりからスタートしてみましょう!

これさえ押さえれば大丈夫!?
“あか抜けた”部屋をつくる3つのポイント

次に、あか抜けた部屋を簡単に作るために欠かせない3つのポイントをご紹介。このポイントを押さえるだけでもお部屋の雰囲気はぐんと変わります!
 
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あか抜けた部屋を作る3つのポイント
1.1カ所だけに目線を集める見せ場を作ろう
2.ディスプレイは三角形の法則を意識しよう
3.カーテンは窓とジャストサイズのものを選ぼう
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11カ所だけに目線を集める見せ場を作ろう
部屋の中に目線を集中させる“フォーカルポイント(見せ場)”を1カ所作ります。目線を1カ所に集中させることで、ほかの場所が多少ごちゃごちゃしていても、あまり気にならなくなります。1点にピントを合わせて、まわりをぼかす写真撮影のテクニックと同じ考え方です。
 
「見せ場を作るおすすめの場所は、入口の対角スペース。部屋は、ドアを開けたときにまず何が見えるかで全ての印象が決まります。人はある空間に入ったとき、無意識に一番遠い場所に目を向けると言われていますから、部屋の入口から奥に向かう対角線上に見せ場を作るのがベストです。例えば、観葉植物や絵や写真、ソファにクッションを置くなどがおすすめです」
 
2.ディスプレイは三角形の法則を意識しよう
三角形を意識すると、小物をセンスよく飾ることができます。

ポイント
①背の「高い、中くらい、低い」アイテムを3つ選ぶ
②3つのアイテムが三角形になるように置く
 
飾るアイテムは3つがベスト。ひとつだけだと、ポツンと寂しい感じになり、逆にあれもこれもとディスプレイするとごちゃついた印象を与えるのだそうです。
 
「おすすめは、花瓶、フォトフレーム、小物の3点。三角形の頂点に最も背の高い花瓶、2番目の高さがフォトフレーム、3番目が小物です。アロマキャンドルやちょっとした置物などがよいかもしれませんね。この法則は、玄関の靴箱の上のスペースなどにも、もちろんおすすめです」
 
3.カーテンは窓とジャストサイズのものを選ぼう
意外と見落としがちなのがカーテン。以前使っていたものを持ってきて、今の部屋とサイズが合っていないカーテンを使っているという方が意外と多いと聞きます。しかし、「カーテンは部屋のレベルを決定づける重要アイテムです」と荒井さん。なぜなら面積が大きく、それだけ部屋の中で存在感も大きいアイテムだからです。どんなにセンスよく小物をディスプレイしても、カーテンのサイズがあっていなければ、一気に残念部屋になってしまいます。
 
「カーテンのサイズは、特に看護師・介護士さんには気をつけてほしいポイントです。私のお客さまの看護師・介護士の方たちは、遮光カーテンをご希望される人がほとんどです。丈や幅があっていないと日の光が入ってきてしまいますので、良質な睡眠がとれない原因にもなります」

最後に、荒井さんが担当された、ある看護師さんのインテリアコーディネート例をご紹介します! キーワードは「心地よい」「クール」「女性らしい」「品のよい」です。

ゆったりリラックスできる部屋にしたい!
看護師さんのお部屋づくり体験談

Aさん/女性/看護師/1LDK
 
<依頼背景>
マンションを購入し、心地よく過ごしたいが自分ではどうしたらよいのかわからないということで、インテリアコーディネートをご依頼。
 
<依頼内容>
不規則勤務でとにかく毎日忙しい。家はゆったりリラックスできるような空間にしたい。

「Aさんは、きりっとした美人で、仕事もバリバリこなしており、とてもかっこいい方でした。それに加え女性らしい柔らかい雰囲気もお持ちだったので、ハンサムさと柔らかさをミックスさせた、甘辛なイメージでお部屋を作ることに。お部屋のコンセプトは『ハンサムグレースルーム』です。
 
ポイントは、視点を集めるために設置した奥のテレビ横のグリーン。テレビを置いている場所が、前述した3つのポイントでもご紹介したように、“見せ場”とするのに最も適しており、テレビのように無機質なものはあまり置きたくなかったのですが……。コンセントの関係で、ここにテレビを置かざるをえなかったため、あえてここに観葉植物を置きました。テレビの無機質さを、グリーンで和らげる狙いです。
 
また、看護師さんという日頃から忙しいお仕事だからこそ、生きている観葉植物ではなく、フェイクグリーンをチョイス。そうすれば枯れる心配もありません。今まで観葉植物を置いても、枯らしてしまうことが多かったというAさんからもこのグリーンが『とにかく癒される』と大好評でした。家に帰るのが今まで以上に楽しくなった! と大満足いただけました」

ベッドやテーブル、棚など、一通りが揃っていれば、特に困ることなく生活はできますよね。しかし、さらに、その一歩先のお部屋づくりに取り組めば、今以上に自分にとって居心地のよいお部屋は、思っているより簡単に作り上げることができます。今回ご紹介したポイントを押さえつつ、まずは、玄関に一輪の花を飾ることから始めてみてはいかがでしょうか?
 
後編では、実例をもとに、“あか抜けた”お部屋づくりのコツをご紹介します。家具配置のポイントや看護師・介護士さんにおすすめのアイテムをお聞きしました!

おすすめ書籍

『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』

著者:荒井 詩万
出版:サンクチュアリ出版

センスのよい部屋にはルールが存在する! お部屋づくりが上手くいかない理由は、センスの有無ではなく、ルールを知らないだけなのです。本書では、今、おうちにあるものだけで部屋が「あか抜ける」20のルールをご紹介。「背の低い家具を奥にすると錯覚で広く見える」、「本棚をインテリアとして考える」など、お部屋づくりのノウハウがわかりやすく解説されています。「居心地のよい部屋を作りたい!」感じているなら、ぜひとも持っておきたい一冊です。

荒井 詩万氏
CHIC INTERIOR PLANNING   インテリアコーディネーター
 
戸建住宅やマンションのインテリアコーディネート・リフォームなどを数多く手掛ける。住まう人に寄り添う心地よい空間づくりが人気。大妻女子大額短期大学部非常勤講師、町田ひろ子アカデミー講師。NHK教育テレビ「資格☆はばたく」、テレビ東京「インテリア日和」、日本テレビ「スッキリ!」「ヒルナンデス!」などテレビ出演多数。
著書に『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(サンクチュアリ出版)など。

UP DATE 2020/04/13

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