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がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。

苦しいブラジャーはもう卒業!
看護をもっと楽にする、お仕事ブラのススメ

女性にとってブラジャーとは切っても切り離せない存在。しかし毎日忙しい看護師さんの中には、「動きやすければ何でもいい! 」と、ないがしろにしてしまっている人も多いのではないでしょうか。実はブラジャー選びを甘く見続けると、胸の形が崩れるだけではなく、仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼす可能性が……。想像以上に大きな影響力を持っているのです。そこで今回は「意外と知らないブラジャーの役割と選び方」をテーマに、ランジェリースタイリストの浅井明子さんを取材。お仕事ブラの役割や、選ぶ際に見るべきポイントなどについて教えてもらいました。

患者さんに与える印象はブラジャーで変わる⁉
自分に合ったお仕事ブラで、信頼される看護師さんへ

女性の胸のふくらみは、ほとんどが脂肪です。脂肪は流れやすく、胸まわりの筋肉や靭帯が衰えるなどすると、簡単に背中・脇・お腹の贅肉へと変わってしまいます。その流れを抑え、脂肪を胸の中心に保つ役割を担うのがブラジャーです。
 
では、一体なぜ胸のふくらみをブラジャーで正しい位置に保つ必要があるのでしょうか。浅井さんは「女性はバストから上の印象が重要なので、胸元をきれいに保つことが必要」といいます。
 
「胸元が下がっていたり、胸が離れていたりすると、どこかだらしない印象になってしまいます。また、ブラジャーは姿勢を正しくすることにおいても重要なアイテムです。ブラジャーを着けると胸の重みが持ち上げられ、肩甲骨が中央に寄るため、姿勢がよくなり、きれいに洋服を着こなせるようになるんです。
 
看護師さんの場合、胸元の見た目がよくなることで、顔の表情をも誠実で清潔な印象を与えることができます。さらには、姿勢が良くなることで仕事ができそうな雰囲気につながったり、患者さんに対する説明に説得力が増したりと、業務にもよい影響が期待できるのではないでしょうか」(浅井さん/以下同じ)
 
とはいえブラジャーならなんでもオッケーというわけではありません。自分の体に合わないものを着けていると胸を正しく支えられず、結局脂肪が流れてしまうため、背中の贅肉化や胸の下垂につながります。また、間違ったサイズの着用による過度な締め付けや生地の擦れは、肌の黒ずみ・赤みを引き起こす原因にも……。ブラジャー次第で、好印象を逃がしてしまうこともあるのです。
 
看護師さんのお仕事には、患者さんからの信頼が必要不可欠。自分の体にフィットするブラジャー選びを学んで、信頼につながる美しい上半身をゲットしましょう!

“違和感を解消できるか”がポイント!
ブラジャーの選び方

一口にブラジャーと言っても、その種類はさまざま。浅井さんは「胸を支える」という点で最もおすすめなのは、ワイヤー入りのブラジャーだといいます。しかし看護師さんの中には、動きやすさ重視でスポーツブラなどのノンワイヤー+ホックのついていない被りタイプのブラジャーを着ている人も多いのではないでしょうか。
 
「スポーツブラは運動中の胸の揺れを抑えることを目的としたもので、胸を支える力はありません。また、布面積も大きいので、長時間使用すると汗がこもって蒸れたり、全体にかかる圧で重くなったりする可能性が高いんです。アスリートの方が短時間使用する分には問題ありませんが、長時間働かれる看護師さんにはあまりおすすめできません」
 
普段スポーツブラやノンワイヤーブラばかりを着けていて、「どうやって選べばいいのかわからない」という人のために、自分に合うブラジャーの選び方について教えてもらいました。
 

★自分に合うブラジャーの選び方★ 
「自分に合うブラジャー選びは、“違和感を解消できるかどうか”が肝となります。『ストラップが落ちてくる』『片側だけサイズが合わない』『ワイヤーが肋骨に当たって痛い』など、ちょっとした違和感が嫌になり、楽で動きやすいノンワイヤーを選ぶ人も多いと思うんです。でも体の特徴は一人ひとり違うので、市販のブラジャーがしっくりこないのは当たり前。それらの違和感をカバーできる仕様のブラジャーを選ぶようにしましょう」
 
違和感①「ストラップが落ちてくる・支えが弱い」
「ブラジャーを選ぶ際、ついついカップばかりを気にしてしまいますが、実はストラップ部分も入念なチェックが必要なんです。
 
まず一つ目はストラップの長さ。肩からバストトップまでの距離は人それぞれなので、『既定のストラップだと長さが足りず、バスト全体を包み込めない』などといった不満が出てきてしまいます。その点、アジャスター付きのストラップは、自分の体に合わせて調節することができるのでおすすめです。
 
また、もう一つのポイントとして、ストラップの付け根の仕様も要チェックです。ストラップはカップとつながっている付け根部分からいきなり細いものもあれば、太めの付け根から始まり徐々に細いストラップになっていくもの、全体的に太いものなどさまざまあります。胸のボリュームがある人は、付け根の太いタイプの方が安定感を感じられるのでおすすめです。モールドカップブラ(ウレタン製の成型カップ。縫い目がなく、つるんとした見た目が特徴)の場合、カップのすぐ上が細いストラップになっていることが多いので、買う前によく観察してみてください」
 
違和感②「片方の胸だけ大きい・小さい」
「左右の胸の大きさが異なり、しっくりくるサイズがないのなら、パットが取り外し可能なブラジャーを選ぶのがベスト。サイズが大きいほうはパットを外す、反対にサイズの小さいほうは厚いものに変えるなどといった調整が利きます」
 
違和感③「ワイヤーが胸骨に当たって痛い」
「前中心(左右のカップが繋がった中心部分のこと)の高いブラジャーは、しっかりと胸を支えてくれる一方で、ワイヤーが胸骨(胸の中央にある縦方向の骨)に当たりやすいという特徴も。ブラジャーと胸骨の接点が気になる人は、できるだけ前中心の低いものを選ぶとよいと思います」
 
違和感④「ワイヤー入りブラジャーの“着けてる感”が苦手」
「ワイヤーでがっちりとホールドされている感覚を弱めるには、綿素材もしくは生地の薄いブラジャーがおすすめです。特に夏用のブラジャーはとても軽いので着けてる感が少なめ! ワイヤーさえ入っていれば胸はしっかり支えられるので、今までスポーツブラやノンワイヤーばかり着けていた人や、ワイヤー入りブラジャーの着けてる感が苦手な人にピッタリだと思います。購入するときには見るだけではなく、手に取って重さも確認するようにしましょう」
 
違和感⑤「タグが擦れてかゆい」
「特に肌の敏感な人は、タグが擦れてかゆみを感じることもあるはず。外側に付いていたり、生地自体に転写されていたりするものを選べば、より快適に過ごすことができます」

​“裏の顔チェック”と“想像”をお忘れなく

「ブラジャーを買うとき、正面から見たカップの形や柄などといった『表の顔』はしっかり確認する方が多いんです。でも実はそれだけでは不十分。ストラップにアジャスターは付いているか、パットは取り外しできるかなど、ブラジャーの肌にあたる面、つまり『裏の顔』までじっくり確認しないと自分に合うブラジャーかどうかは判断できません。
 
また、裏の顔を確認したら、違和感を取り除くための調節はできるかな?自分の体にフィットするワイヤーの曲線になっているかな?などと、想像することが大切です。実際に手に取って、裏を見て、想像する。この工程こそが、自分に合ったブラジャーに出会う第一歩となります」

キーワードは「洋服にありそう」
仕事着に響かない色選びのポイント

看護師さんに支給される仕事着は、生地が薄かったり、真っ白なものが多いですよね。「ブラジャーが透けて見えてしまう」という経験をしたことがあるのではないでしょうか。ここでは、仕事着に響かない色選びのポイントについて教えてもらいました!
 
ポイント1 肌に近い色
「透けない色と言えば、パッと思いつくのはベージュ。その中でも、より自分の肌色に近いものを選ぶことで、肌に馴染んで仕事着に響きづらくなります。化粧品のファンデーションを選ぶような感覚でブラジャーも選んでみましょう」
 
ポイント2 洋服にありそうな色
「ブラジャーというと、水色やピンクなどの淡い色をイメージする人が多いはず。でもそういったかわいい色は、万が一仕事着に透けてしまったとき、下着感が出やすいんです。そのため、一見派手にも思えるパキッとした色の方がお仕事ブラとしてはおすすめ。見えたときの下着感が少ない上、意外と透けにくいんですよ。ぜひ『洋服にありそうな色』という基準で探してみてください」

浅井さんが特におすすめする色。白、紺、黄色などの他、赤も意外と透けにくいんだとか!

ポイント3 単色
「ベージュや洋服にありそうな色を選んでも、カラフルな刺繍が入っていると一気に下着感が……。カップのふちに鮮やかなレースが付いたものなどは、かがんだときに一目でブラジャーだとわかってしまいます。刺繍やレースなどのデザインを含め、全体が単色になっているものがおすすめです」
 
ポイント4 気分が上がる色
「いくら仕事着に透けなくても、自分の好みに合わないブラジャーでは気分が滅入ってしまいます。淡い色や多色使いの刺繍のブラジャーが自分の気分を上げてくれるのであれば、ベージュや白のキャミソールを重ねるのも一つの手。ブラジャーを着けるにあたり、『なんか嫌だな』と感じる点は取り除きましょう」
 
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胸元を整え、上半身を美しく見せてくれるブラジャー。看護師さんにとって、決してないがしろにしてはいけない重要なアイテムだということがわかりましたね。だからこそ、動きやすさやメジャーで測ったサイズだけで判断するのではなく、実際に見て、触れて、確認しながら自分に合ったブラジャーを選んでみてください。
 
「授乳期間があっても、年齢を重ねたとしても、きれいな胸を取り戻すことはできます。反対に、ブラジャーをしていなかったら若くても胸は下がるんです」と、浅井さん。
 
胸のケアに手遅れはないものの、はじめるなら“今すぐ”がベスト! 「チェックポイントはわかったけど、やっぱり自分で選ぶのは難しい」という人は、浅井さんをはじめとするブラジャー選びのプロを頼るのも一つの手です。自分に合ったワイヤー入りブラジャーを見つけて、胸元からきれいな看護師さんを目指しましょう。

おすすめ書籍

『たのしい下着 ―もっと自由に選ぶ下着のレッスン』

監修:浅井明子
編集:COMODO編集部
出版:技術評論社
 
「冷え」を防ぐ冬下着や、「汗とり」にすぐれた夏下着など、体形やサイズにとらわれずに快適でかわいい下着を選ぶポイントをまとめた一冊。ブラジャーの洗い方や正しい干し方、収納の仕方など、実用的でおしゃれがもっと楽しくなる情報満載です。

ランジェリースタイリスト
浅井明子
 
大学卒業後、下着専門店の営業を経験。その後、インポートランジェリー専門店の広報を経て独立。主に女性誌などの下着企画の監修やスタイリング、モデルフィッティングなどを行っている。また、病院などでの出張フィッティングも行っており、骨格からピッタリのサイズや形をアドバイスするスタイルに定評がある。

UP DATE 2021/06/16

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