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下着で体調が整う!?
自分をいたわる下着選びのコツ

毎日忙しなく動き回り、患者さんのサポートを行う看護師さん。体力勝負な職業だからこそ、自分自身の体調は常に万全にしておきたいものです。とはいえ生理や冷えなど、自力では改善しづらい不調も多々あるでしょう。実は、そんなときに頼りになるのが下着なんです。今回は「体調を下着で整える工夫」をテーマに、健康面と下着の関係性について、ランジェリースタイリストの浅井明子さんにお話を伺いました。

下着による不調と好調は表裏一体!
健康面と下着の関係性とは?

一見、何の関係もなさそうな下着と体調。しかし浅井さんによると、この2つには深い繋がりがあるのだといいます。
 
「ほとんどの女性が、毎日、毎時間、下着を着けています。しかも下着は直接肌に触れる上、体調を左右するような大事な部分を守ってくれるもの。だからこそ、自分の体に合ったブラジャーを着けるだけで呼吸が楽になったり、気持ちのよい素材のショーツを履くだけで疲れが取れやすくなったりと、健康面に大きな影響をもたらすんです」(浅井さん/以下同じ)
 
つまり下着とは、選び方次第で好調を後押ししてくれる存在になり得るということ。不調に合わせて適切な下着選びができるかどうかが、好転への鍵と言えます。当然、不調の内容によって下着選びのコツは違うので、まずは自分がどんなお悩みを抱えているのかを把握することから始めましょう。

看護師さんのあるある不調5つを解消!
覚えておきたい下着の工夫

今回は数ある不調の中から、看護師さんによくある5つをピックアップ。浅井さんに下着でできる予防策や対策を教えてもらいました。それぞれのお悩みに効果的な工夫を学んで、自分の体と上手に付き合っていきましょう!
 
Case1 不眠
 
不規則な生活リズムやストレスから、なかなかぐっすり眠れないという看護師さんも多いはず。そんな人に試してほしいのが、ブラジャーを着けず、いい素材の肌着・パジャマで寝ることです。ナイトブラをして寝ている人が多いかもしれないですが、浅井さんは「何よりもリラックスすることが大切」といいます。
 
「実はナイトブラも就寝中はあまりおすすめできません。被りタイプのブラジャーのサイズ展開はS、M、Lだけのことが多く、ほとんどの人が微妙にサイズの合っていない状態で着けています。つまり寝ている間中、胸が圧迫される原因になりかねないということです。布面積も大きいので、寝汗を吸って重くなり、寝苦しさにつながる可能性があります。
 
不眠に悩む看護師さんは、とにかくリラックスできる状態をつくることが大切なので、いっそブラジャーは着けないほうがいいと思います。その分、自分が快適に過ごせる素材の肌着やパジャマ、アイマスクなどを探してみてください。どうしても落ち着かないという人は、『コットン素材』『うるおい保湿』などと書かれた肌に優しいナイトブラや、締め付けの少ない大きめサイズのブラジャーを選ぶのがおすすめです」

シルクやコットンなど、天然素材の下着。「なんでもいいや」と済ませるのではなく、長く使い続けたくなる素材を見つけましょう。

Case2 生理中のうつうつ
 
お腹の痛みや経血の漏れなど、何かと気分の下がりがちな生理中。この時期は、できるだけ不快に感じる要素を減らすことが大切です。
 
「サニタリーショーツはポリマーを含んだ素材になっているので、肌触りや、カサカサという音が気になる人も多いと思います。そういう人は、性能のいいナプキンやタンポンを使用すれば、ショーツは普段から履き慣れているものでOK。生理中はサニタリーショーツを履かなくてはいけないなんて決まりはありません。一つでも不快に感じる要素を減らして、うつうつとした気分を和らげていきましょう」

最近、また注目されはじめてきた布ナプキン(左下)。肌触りがよく、紙にはないあたたかみを感じられる点が特徴です。

Case3 冷え
 
冬はもちろん、夏も冷房などにより、体が冷えてしまうもの。冷え対策に悩む看護師さんも多いのではないでしょうか。腰回りを温めるために何枚も重ね着をすると、下半身がモコモコになって動きにくくなってしまいます。そんな人におすすめなのが、Tバックにガードル(下半身のシルエットを整える下着)を重ねる下着の組み合わせ方。「仕事中にTバック!?」とぎょっとする人もいるかもしれませんが、浅井さんお墨付きの対策法です。
 
「普段からTバックを愛用されている看護師さんに、冷え対策としてTバックの上からガードルを重ねていると聞きました。普通のショーツの上に重ね履きするよりも、腰回りがもたつかないんだとか。『一年中空調のきいている手術室で、動きやすさを保ちながら冷えを防げないか』と考えた末のアイディアなので、冷え対策と動きやすさを同時に求める看護師さんにはおすすめです。また、最近は一枚履きできるガードル機能付きショーツも多く出ています。Tバックに抵抗のある方はそういったものを選ぶとよいかもしれませんね。
 
ただ、冷え対策としての活用法を教えてくださった看護師さん以外にも、フィッティングにいらっしゃる方の中には『仕事中はTバックを履いている』という看護師さんが多くいます。パンツの線が見えずに済んだり、動きやすかったりと、慣れれば楽と感じるようです。はじめは抵抗もあるかと思いますが、まずは一度試してみて、心地よく過ごせるかを確認してみてはいかがでしょうか」
 
さらに、冷え対策としては首や手首、足首などの「首」を温めることも重要だと浅井さんはいいます。仕事の休憩中に使えるようなネックウォーマー、靴下などを常備しておけるといいですね。

ひもで調節可能なものやサイド部分の太いものは、食い込みにくくTバック初心者にもおすすめ。

Case4 腰痛
 
立ち仕事や力仕事が多い看護師さんの職業病と言っても過言ではない腰痛。そんな看護師さんたちの強い味方が骨盤ベルトです。
 
「骨盤ベルトは骨盤を正しい位置で支えることでズレを整え、安定させてくれるため、腰痛持ちの看護師さんにおすすめです。中でもベルト部分がコットンになっているものは、長時間使用しても、肌に負担がかかりません。ただ、締め付け感のある骨盤ベルトは、贅肉がはみ出しやすいという欠点も……。そういうときは上にペチコート(透け防止や滑りをよくする、シルエットをきれいに見せるなどの目的で、ボトムスのすぐ下に履く下着)を重ねることで、仕事着に響きにくくなります」

Case5 疲労
 
休憩中や仮眠中などは、できるだけリラックスして体力を回復させたいもの。そんなときに試してほしい、疲労回復をサポートする方法があります。
 
「夜勤で仮眠をとるときは、就寝時と同じようにリラックス状態になることが大切です。とはいえ下着をすべて脱ぐことは難しいと思うので、髪の毛をほどいたり、ブラジャーのホックを外したり、靴下を脱いだり、縛っているものを一旦ほどくことがおすすめです。
 
また、アロマを1、2滴ティッシュに垂らし、ブラジャーと肌の隙間に挟んで仮眠をとる方もいるそうです。お気に入りの香りでしっかりリラックスできると思いますよ」

固定観念を覆せ!
自分が一番心地よい下着生活を

これまで「夜はナイトブラを」「生理中はサニタリーショーツを」なんて思い込みをしていた人も多いはず。習慣化して、疑問にすら感じていなかったかもしれません。
 
「体調に合わせた下着選びの第一歩は、自分がケアしたいと感じる不調を把握し、それに対してどうアプローチするかを考えること。その上で『どうやって着けるか』『何を組み合わせるか』など自分なりに工夫していくことが大切です。選び方・組み合わせ方にルールはありません。自分がよいと感じるものが一番です。毎日、毎日、患者さんのために頑張っている看護師さん。自由な下着選びで、自分をいたわり、もてなしてあげてください」

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今回ご紹介した内容もあくまで一例。「やっぱり夜はナイトブラをしないと落ち着かない」「サニタリーショーツを履かないと心配」などと感じたら、より自分に合うやり方を探してみてくださいね。自分なりの工夫で、快適な下着生活を送っていきましょう!

おすすめ書籍

『たのしい下着
―もっと自由に選ぶ下着のレッスン』
監修:浅井明子
編集:COMODO編集部
出版:技術評論社
 
「冷え」を防ぐ冬下着や、「汗とり」にすぐれた夏下着など、体形やサイズにとらわれずに快適でかわいい下着を選ぶポイントをまとめた一冊。ブラジャーの洗い方や正しい干し方、収納の仕方など、実用的でおしゃれがもっと楽しくなる情報満載です。

ランジェリースタイリスト
浅井明子
 
大学卒業後、下着専門店の営業を経験。その後、インポートランジェリー専門店の広報を経て独立。主に女性誌などの下着企画の監修やスタイリング、モデルフィッティングなどを行っている。また、病院などでの出張フィッティングも行っており、身長や骨格からピッタリのサイズや形をアドバイスするスタイルに定評がある。

UP DATE 2021/06/23

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