キレイのひみつ、元気の秘訣、おいしいごはん、リフレッシュ術など、皆さん
がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。
お酢の力で夏バテ対策
「リンゴ酢」のちょい足しレシピを編集部が大調査!
ただでさえ、ジメジメと暑い夏。常にマスクの着用が余儀なくされる今は、さらに暑く感じてしまいます。そこで気を付けなくてはならないのが、夏バテです。今回は食欲増進などの効果があり、夏バテ対策にピッタリな「飲むお酢」をご紹介します。編集部が徹底検証の末に見つけた、「ちょい足しアレンジベスト3」も大公開。スタッフ絶賛の美味しい組み合わせから、ちょっと危険な組み合わせまで、ざっくばらんにお伝えします!
夏バテの原因のひとつは、暑くて食欲がなくなってしまうこと。食べられないと体力が落ちていき、どんどんと元気がなくなってしまいます。管理栄養士・スポーツ栄養コンサルタントの園部裕美さんは「そんな時、お酢の持つ食欲増進効果が頼りになる」と話します。
「お酢には『胃酸を助け、消化をうながす効果』や『油の分解を助け、胃もたれを防止する力』、『酸味が口の中をさっぱりと気持ちよくさせてくれる効果』などがあります。お酢を取り入れることで食欲が呼び起こされ、夏バテ対策になるんです」(園部裕美氏)
参考:夏の元気はさっぱり“お酢”でカバー! ピクルス&マリネのレシピ
https://nursing-plaza.com/useful/detail/1149
中でも飲むお酢は、ジュースのように飲みやすく、習慣化しやすいのでおすすめ! 最近はスーパーなどに置かれる種類も増えており、自分の好みに合うお酢を選ぶことができます。「そもそもどんな種類があるの?」「どれが飲みやすいの?」という方のために、一般的なものをご紹介します。
【主なお酢の種類】
・穀物酢…お米やトウモロコシ、麦、芋からつくる
・果実酢…りんごやざくろ、ブルーベリーなどの果汁からつくる
・その他の酢…トマトなど、その他の食品からつくる
当然、材料となる食品の性質や風味は残るので、選ぶときのポイントとなります。果実酢はフルーティで比較的飲みやすいので、初心者の方には特におすすめです。また、同じ果実酢でも甘味料の有無によって、食欲増進などのお酢が持つ健康効果や飲みやすさの度合いが変わってきます。甘味料の含まれていないお酢の方が高い効果が期待できるものの、酸味が強くなってしまうのです。強い酸味が苦手な方は、甘味料の入りのものを選ぶか、甘めのジュースやはちみつなどを混ぜて飲むようにしましょう。
飲むお酢は、水や炭酸水で希釈して飲むタイプがほとんど。濃度の高い酢は胃を荒らす原因になるので、必ず他の飲み物で割って飲むようにしましょう。そこで、編集部スタッフが無作為に選んだ飲み物10種とリンゴ酢を混ぜ、どの飲み物が一番合うのかを検証してみました。お酢の酸味や味が苦手な方でも、きっと美味しく飲んでいただける、ちょい足しアレンジベスト3を発表します!
【用意した飲み物】
●ベース
・リンゴ酢(甘味料あり)
●+1の飲み物
・水
・炭酸水
・スポーツドリンク
・麦茶
・リンゴジュース(果汁100%)
・レモン飲料(炭酸入り)
・野菜ジュース
・コーヒー
・ミルクティー(微糖)
・牛乳
※パッケージの記載に則り、リンゴ酢は1:5の割合で希釈。
果実酢の中でも、特に多く流通しているのがリンゴ酢。リンゴの甘みで多少緩和されるとはいえ、存在感の強いお酢と相性の良い飲み物はどれほどあるのか⁉ ドキドキの検証結果はこちら!
★第3位★
程よい酸味で頭もスッキリ!
「リンゴ酢×レモン飲料」
一見すると「酸っぱすぎるのでは?」と感じるこちらの組み合わせが第3位。お酢とレモンで酸味が2倍になるのかと思いきや、両者が良い具合に混ざり合い、ぐびぐび飲めちゃう酸味にまで落ち着いていました。暑さでなんだかぼーっとするという方に、仕事スイッチを入れる一杯として取り入れてほしいアレンジドリンクです。
★第2位★
野菜が苦手な方にもおすすめ!
「リンゴ酢×野菜ジュース」
リンゴ酢の酸味がプラスされ、よりスッキリとした野菜ジュースになりました。また、野菜ジュースの青臭さが和らいだため、「りんご酢を生活に取り入れたい」と考えている方はもちろん、「野菜は苦手だけど、健康のために飲まなくては」と考えている方にもおすすめです。夏バテ対策だけではなく、野菜不足解消にも繋がるので、毎日忙しく、偏った食事になりがちな看護師さんや介護士さんはぜひ試してみてはいかがでしょうか。
★第1位★
お酢の力で夏用ジュースへ変化!
「リンゴ酢×リンゴジュース」
やはり果実酢とフルーツジュースの相性は抜群! 酸味が加わったことで、後味がスッキリとしたリンゴジュースになりました。多少お酢の香りはするものの、飲んだ時の違和感の少なさから、堂々の第1位に選出です。普段フルーツジュースをよく飲むという看護師さん・介護士さんは、夏場だけ果実酢を加えてみるのも良いかもしれませんね。
★番外編★
お酢と合う飲み物は少ないのか、ちょっと危険な組み合わせが多発……。中でも特に控えておくべき2つをご紹介します!
■「リンゴ酢×スポーツドリンク」…口に入れた瞬間はスポーツドリンクの甘みが広がり、喉を通ると一気にリンゴ酢の酸味がやってきます。サッパリしたドリンクなら相性が良いと思いきや、全く中和しない組み合わせもあると分かりました。
■「リンゴ酢×コーヒー」…コーヒーの酸味を超えるお酢の存在感に、舌もビックリ。コーヒー好きの編集部員曰く「フルーティな味のコーヒーなら多少、違和感は和らぐかもしれない」とのことでした。
果実酢は、果実や野菜などのサッパリとした飲み物と相性が良いという結果になりましたが、穀物酢や果実以外の食品から作られたお酢などであれば話はまた別。トマトジュースや赤ワインで割ると美味しいものもあります。組み合わせる飲み物はもちろん、お酢選びも楽しんでみてください。
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今回は、夏バテ対策におすすめの「飲むお酢」をご紹介しました。朝食や昼食時の飲み物に+1するだけで良いため、簡単に続けることができます。今年の夏はお酢パワーで、暑さを乗り越えましょう!
UP DATE 2021/07/27
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