デキル人へ一歩前進 お役立ちライブラリ

キレイのひみつ、元気の秘訣、おいしいごはん、リフレッシュ術など、皆さん
がちょっぴり気になるアレコレにお答えします!休憩時間や通勤などのスキマ時間にサクッと読めるお役立ちコラムです。

Nursing-plaza.com編集部が推薦します
心に沁みる、この秋に読みたい本

自分ひとりだと、手に取るジャンルがついつい偏ってしまう、本屋での本選び。馴染みのある棚に置かれた、同じ著者、同じ出版社、同じテーマの本ばかり……。この秋の読書タイムには、いつもと違った本を選んでみませんか? 編集部のメンバーは、当サイトのコンテンツづくりに役立つようにと、毎日たくさんの本を読んでいます。メンバーみんなで相談して決めた、看護師の皆さんにぜひ読んでほしい本たちをご紹介します。

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専門家から直接教えてもらうおすすめ本

メインコンテンツの「今月のインタビュー」では、看護や介護だけでなく、医療、福祉、そして療養食や健康などの幅広いジャンルをテーマに、各分野の第一人者の先生方へインタビューしています。最新情報がたっぷりと詰め込まれた、内容の濃い記事を毎月お届けしています。
 
その先生方に決まってお聞きしているのが、「先生のおすすめ本」。そのすべてが「今すぐに読みたい!」と思わされるものばかりです。取材のテーマに関連した本ももちろん多くありますが、意外なジャンルの書籍を教えてもらうことも。取材のときは、毎回ワクワクしながら先生とお話しさせていただいています。それではさっそく、とっておきの3冊をご紹介しましょう。

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患者さんのご家族との間に距離を感じたら…

最初の1冊は、「家族看護」をテーマに取材を行った、長野県看護大学教授であり、「渡辺式」家族研究会代表も務める柳原清子先生の本です。先生ご自身の著書には、大切な人を亡くした「家族」たちの13の物語がつづられています。それぞれのお話を通して新しいケアの形を考えさせられる、そんな一冊になっています。

『あなたの知らない「家族」遺された者の口からこぼれ落ちる13の物語』
柳原 清子(著)/医学書院

患者さん本人だけでなく、患者さんを支える立場であるご家族の不安や悩みをやわらげ、家族が危機的な状況を乗り越えるためにサポートするのが「家族看護」です。それぞれの背景、さまざまな家族関係のあるご家族を支えることは、看護のプロといっても、そうたやすいことではないかもしれません。
 
柳原先生はインタビュー記事の中で「患者さんの家族の立場になり、彼らのストーリを理解してほしい」と、看護師さんに向けて語っています。患者さんとのやりとりや、そのご家族との間に距離を感じたら……。ぜひ、手に取って読んでみてください。
 
<今月のインタビュー>
第222回 2021/10
患者さんと家族を丸ごと支援する
「家族看護のあるべき姿」
https://nursing-plaza.com/interview/detail/2249
 
患者さん家族に今何が起きているのか
現場を俯瞰で捉え、文脈を理解する「渡辺式家族看護」とは
https://nursing-plaza.com/interview/detail/2250

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患者さんの健康をいつも願って…

「口腔ケアを徹底すれば、健康状態も改善する」。インタビューでそうお話ししてくれたのは、糖尿病専門医である、にしだわたる糖尿病内科院長の西田亙先生。表紙に書かれた「不健口」というワードが印象的な先生の著書を紹介いただきました。口腔ケアを怠ることで起こりやすくなる歯周病が、全身の健康に与える影響をわかりやすく解説されています。

『全医療従事者が知っておくべき 歯周病と全身のつながり 不健口が寝たきり・糖尿病・アルツハイマー病を招く』
西田 亙(著)/医歯薬出版

西田先生のお話の裏を返せば、歯や歯ぐきのケアを毎日しっかりと行えば健康を保てるということ。患者さんの生活をサポートする立場である看護師さんが、口腔ケアの重要性を深く理解し実践することは、とても大切なことなのだと学んだ一冊でした。
 
西田先生はインタビューの中で、医科と歯科の連携が必要であることも強く訴えていらっしゃいました。今、日本には、看護師さんが口腔アセスメントを行っている病院もあるそうです。これからは、看護師さんも積極的に歯のケアにもかかわる時代。ぜひ、興味をもって読んでみてください。
 
<今月のインタビュー>
第218回 2021/06
糖尿病専門医が語る「歯」の話。
自らの経験から知った口腔ケアの可能性
https://nursing-plaza.com/interview/detail/2178
 
糖尿病専門医が語る「口腔ケア」の重要性。
歯周病から患者さんを守る、理想の医療・介護体制とは?
https://nursing-plaza.com/interview/detail/2180

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すこし立ち止まってしまったら…

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、医療崩壊寸前だったニューヨークから取材に協力いただいたのは、マウントサイナイ モーニングサイド病院の看護師、岩間恵子さんです。コロナ対応で壮絶な医療現場の最前線に立ち続けていた岩間さんの推薦本は、日本をはじめ世界中で読みつがれている『夜と霧 新版』でした。

『夜と霧 新版』ヴィクトール・E・フランクル(著)
池田 香代子(翻訳)/みすず書房

本書は、ドイツ強制収容所から奇跡的に生還した著者の体験記。人間の残虐さと偉大さ、その両面があますところなく描かれています。岩間さんは、「どんなに過酷な状況でも希望をもって前進する大切さを教えてくれる」とコメントを添えてくれました。
 
今なお、ぼんやりと先行きが見えない毎日が続き、「何をしたらいいのかわからない」と立ち止まっている人もいるかもしれません。そんな人の背中をそっと押してくれる…勇気をもらえる名著だと感じました。岩間さんのインタビュー記事とあわせて読んでもらえるとうれしいです。
 
<今月のインタビュー>
第213回 2021/01
ニューヨーク在住看護師が直面した新型コロナウイルス第一波
凄絶な日々から得た学びとは
https://nursing-plaza.com/interview/detail/2079
 
社会が激変する今こそ、看護の現場を変えるチャンス
ニューヨーク在住看護師と考えるwithコロナ時代の看護
https://nursing-plaza.com/interview/detail/2080

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\小説大好き編集部が厳選! この秋イチオシの1冊/

栄養満点の夜食とことばで
身体と心のパワーをチャージして


『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』
著者:古内 一絵
出版:中央公論新社
 
--あらすじ--
商店街を入った細い路地裏に、深夜だけ営業しているカフェ「マカン・マラン」がある。店主は元エリートでドラァグクイーンのシャール。お店に集まるのは、様々な悩みや境遇を抱えた人たち。そんな彼らをやさしく包み込むのは、シャールが作る野菜たっぷりの手料理と心にしみる言葉だった。広告代理店のキャリアウーマンや雑誌の下請けライターなど、悩める人々が「マカン・マラン」でシャールに出会い、変わっていく姿を描く短編小説。
 
--おすすめポイント--
全てを包み込んでくれるようなシャールさんの人柄と、マクロビや薬膳の知識を元に振る舞われるお料理が本当に魅力的です。「世界で一番女王なサラダ」、「大晦日のアドベントスープ」など、「どんな料理なんだろう?」とワクワクするのはもちろん、「日々の食」を大事にしたいと思わせてくれます。
何よりも、シャールさんのことばが何度も心にグッとくる……! たくさんのことばが心に残っているのですが、その中のひとつをご紹介します。
 
「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」

 疲れた心と体をじんわりと満たし、癒してくれる、温かいスープのような1冊です。
(編集部A子)

UP DATE 2021/10/29

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