Nursing-plaza.comに関するアンケート
2024/11/25
アンケート
2023/9
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職場での業務を円滑に進めるためには、良好なコミュニケーションが欠かせません。しかし実際に仕事をするなかで、思い通りに依頼事項を伝えられなかったり、言葉不足で誤解が生じてしまったり…やりとりに悩んだことのある方が多いのではないでしょうか。日頃の職場内コミュニケーションの状況をお聞きしました。
今回の未来ワードは
約8割の人が、職場内でのコミュニケーションに悩んだ経験があることがわかりました。20代が80%、30代が93%、40代が76%、50代が94%と全年齢層で割合が高く、コミュニケーションの悩みに年齢は関係ないようです。
「うまくとれている」「どちらかといえばとれている」」と回答した方は84%という結果に。コミュニケーションで悩んだことはあるものの、多くの方がコミュニケーションをとりやすい職場に身を置いているようですね。コミュニケーションが「うまくとれている」、「とれていない」を選択した理由を、それぞれお聞きしてみましょう!
うまくとれていると思う理由
とれていないと思う理由
「うまくとれていると思う」理由として最も回答が多く集まったのは「気軽に質問や相談ができる上司や同僚がいるから」、次いで「職場全体の人間関係が良好だから」でした。一方、「とれていると思わない」理由として最も多かったのは「業務中に気軽に相談・質問ができない」、次いで「上司や先輩に意見や提案がしづらい」でした。
多くの回答が集まっている項目を見ると、「上司や同僚との話しやすさ」や「気軽に話せる雰囲気」が、良好なコミュニケーションに欠かせない要素であることがわかりますね!
私は、医師1名(院長)、看護師兼医療事務2名の小さなクリニックに勤務しています。通勤時間も長く、大変なことも多いですが、みんなでああだこうだ言いながら楽しく働いています。とにかく人間関係が最高なので、ずっと働きたい職場です!
(30代、看護師、クリニック)
最も多かった回答は「きちんと挨拶をする」で、74%もの方が大切にしているようです。確かに、「挨拶」はコミュニケーションにおけるはじめの一歩かもしれませんね。あまり話したことがない人や苦手な人にでも、比較的気軽にできるコミュニケーションなのではないでしょうか。
私は話すことが得意ではなく、積極的に話せるタイプではありません。とはいえ、職場で話さないわけにはいきませんから、何かを話すときは、相手がわかりやすいように要点を簡潔に伝えることを意識しています。
(30代、言語聴覚士、病院(200床以上))
「要点を簡潔に伝える」も5割の方が気をつけているポイントですね。聞き手のことも考えてコミュニケーションをとる姿勢がすてきです!
今回のアンケートは、自分のコミュニケーションを振り返るよい機会になりました。
(50代、介護福祉士、特別養護老人ホーム)
ありがとうございます! このアンケートが、皆さんが自分のコミュニケーションについて見つめなおすきっかけになればうれしいです。
「話しやすい雰囲気」「良好な人間関係」は、経営者や上司がつくるものではなく、その職場に属する“全員で”つくるものです。職場環境をよくするのも、悪くするのも「人」。あなた自身も環境づくりに大きく関係していることを再確認し、日ごろのコミュニケーションを見直してみるとよいかもしれませんね。
「話しやすい雰囲気」が職場全体に広がっていけば、新たなコミュニケーションが生まれます。すると、職場内で意見や提案が活発化していき、職場環境はもっともっとよいものになっていくはずです。「良好なコミュニケーション」は、よりよい職場づくりに欠かすことのできない要素なのです。
遠隔診療やオンラインによる服薬指導、他職種連携でチャットツールを活用するなど、医療・福祉業界のあらゆる業務でオンライン化が進んでいます。今後、対面でのコミュニケーションの機会は、どんどん減っていくかもしれません。しかし、コミュニケーションのかたちは変わっても、相手を思いやる気持ちだけは忘れてはいけないと思います。
「武士は相見互い」ということわざがあります。「同じ立場にある者は、互いに思いやりをもって助け合うべきだ」という意味です。「患者さんやご利用者のために」という同じ目的をもって働く仲間のことを認め、理解し、助け合う心は、この先の未来も守っていきたい、大切なものではないでしょうか。
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