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2021年2月に当サイトで行った「看護師のイメージに関するアンケート」では、「看護師さんとの忘れられないエピソード」を募集しました(アンケート結果は現在非公開です)。数多く寄せられた“入院”エピソードでは、看護師さんが大活躍! 近い存在として患者さんを心身ともにサポートしているお話が多く集まりました。今回は、その中から難病で入院した男性のエピソードを漫画化。看護師さんのふとした一言が、自分でも気付いていなかった本当の気持ちを気付かせてくれた、心がほっこりするエピソードです。
初回掲載:2021年5月17日
情報更新日:2023年4月26日
(40代・男性)
緊急の入院はもちろん、予定していた入院でも、病院で寝泊まりするのは不安な人が多いでしょう。寄せられた入院生活のエピソードを読んでみると、入院をしているときは自分の体調も相まって、物事をどんどん悪い方向へ考えてしまう傾向があるようです。そんな患者さんたちが前向きになれたのは、看護師さんとのおしゃべりがきっかけだったという意見が多くありました。
~退院後の人生にも大きな影響を与えてくれた~
中学2年生のときに、ネフローゼ症候群で急遽10ヵ月もの間入院することになってしまいました。入院から2~3カ月は、絶対安静でトイレにも行けない日々。はじめはとても不安でしたが、看護師さんや看護学生の方が話し相手になってくれたので安心することができました。その後、長い入院生活で学業に影響がでてしまったため、中学を留年し、レベルの高い高校に行くことを決断。そのときに留年する決心がついたのも、看護師さんと夢や仕事・生き方の話をしたことがきっかけでした。今でも感謝しています。
(70代・男性)
~なにげない優しさに励まされた~
5年前に入院したとき、退院してもずっと持病に苦しむのではないかと不安でいました。しかし、一日3度の検査の際に、看護師さんが必ず笑顔でたわいもない話をしてくれました。それでどれだけ気が紛れたことか。看護師の方々からすれば本当に何気ない会話だったかもしれませんが、私にとっては大きな励ましになりました。
(30代・男性)
~暗い気分を一気に明るくしてくれた~
社会人1年目で体調を崩し、人生初めての入院を経験しました。入社したばかりで会社を休むことになり、体調の悪さに加え、焦りや不安からかなり落ち込んでいました。そんな中、看護師さんが「ネイル可愛いね!」など、体調以外のことで頻繁に声をかけてくださって、とても気分が明るくなりました。本当に嬉しかったので、今でも覚えています。
(30代・女性)
※いただいたエピソードは、読みやすいよう一部調整しています
昨今は、新型コロナウイルスの影響で感染症への警戒が高まったこともあり、面会などが制限されて家族に会えないことで、入院生活により不安を抱いている人が増えているようです。実際に、「コロナで面会もできず、カーテンも閉め切ってずっと安静にしている」というエピソードも寄せられました。しかし、この方のお話にも「何ヵ月も一人で辛いけれど、明るくて優しい看護師さんに助けられています」とあり、看護師さんの存在がとても大きいことが分かります。
ほかにも「仲良くしてくれて、入院しているときの心の支えでした」「入院中に毎日笑顔でおしゃべりしてくれて前向きになれた」など、看護師さんへの感謝の気持ちがたくさん集まりました。患者さんの心を開くためには、こまめなコミュニケーションがポイントになるようです。
入院中の支えになれるよう、日々のちょっとした声掛けから意識していきたいですね♪
マンガ/イラスト 玉谷こゆき | 漫画家。6月23日生まれ。千葉県出身。 千葉県立松戸高校芸術科卒業。 現在は漫画のアシスタントをしつつ、自身の作品制作に励む。 Twitter⇒@ton_chamo |
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