みんなの広場

2022/11

「プロとして働く」を考えさせられることば

「プロとして働く」を考えさせられることば

看護・介護の「プロ」である看護師さん・介護士さん。「プロとしての働き方」とはどのような姿勢を指すのでしょうか。

あなたが考える「プロの仕事」とは?

気になるところ残したら
プロの仕事になんないんだよ

-『サプリ』(祥伝社)/おかざき真里-

ことばのくすりばこの記念すべきひとつめには、「働く女子のバイブル」として名高い、おかざき真里さんの漫画『サプリ』のことばを選びました。

私はお仕事柄、「ことばのプロだから」「取材のプロだから」など、「プロ」という言葉を先輩や仕事相手などからよくいただきます。これは、専門的なお仕事である看護師さん・介護士さんも同じではないかと思いました。医療・福祉従事者の方や、患者さん・ご利用者は、看護師さん・介護士さんのことを「看護・介護のプロ」として見て、接しているはずです。皆さんは、ご自身の仕事に対して「プロ」としての自覚をどれくらいもっていますか?

私はこの「プロ」という言葉に、小さな誇りと大きな責任を感じます。お客さまは私たちを、その道のプロと信じて依頼をしてくれますが、「プロとしての働き方」ができているのかどうか、正直なところ迷うことが多いのです。それでも、「プロとして働く姿勢」は大切にしたいし、自身が「その道のプロである」という自信をもちたい。
「プロの仕事」とはどのようなものなのかまだまだ模索中ですが、「プロとして働く姿勢」のヒントになる、そんな言葉だと思っています。

 

『サプリ』
出版:祥伝社
著者:おかざき真理

主人公は広告代理店で働く藤井ミナミ、29歳。「広告」という華やかなイメージの世界の裏で、連日連夜、残業・徹夜・休日出勤と多忙な日々を過ごしています。広告業界を舞台に、「働く女子」、そして「アラサー女子」の仕事、恋愛、友情、人生が赤裸々に描かれており、2006年には月9ドラマにもなっています。

 

『サプリ』には、「働く女子」に刺さる名言が盛りだくさん! 私にとって、悩んだり、立ち止まったときについ読み返したくなる作品のひとつです。今回のことば以外にも、「ことばの広場」で看護師さん・介護士さんにお伝えしたいことばがたくさんありますので、「またサプリか……」と思わず、暖かい目で読んでいただけたらうれしいです!(笑)

【文】
たま子
Nursing-plaza.comの編集部員。趣味は、本、映画、ドラマ、音楽、広告など、ジャンルを問わず、ありとあらゆるものからすてきなことばを集めること。

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