看護師のためのマネー&キャリア相談室#09「仕事と不妊治療の両立」
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2025/7
ナースコールメーカーのケアコムは、看護師向け情報発信サイト「ケアのあるある知恵袋」で、現場で役に立つさまざまな情報を届けています。同サイトにて、全国の看護師371名を対象に「看護師の意識・実態調査」が実施され、日頃行うケアの中で得意なケア、苦手なケア、そして好きなケアとその理由を聞きました。果たしてどんな結果に?
まず、「あなたが得意だと思う看護技術は?」(複数回答)という質問に対して、回答者の43.4%が「傾聴・コミュニケーション」を選び、最も多い結果に。全回答の割合で見ると約2割を占めており、「点滴(10.9%)」「採血(8.1%)」がそれに続きました。(図1)
傾聴・コミュニケーションを選んだ理由としては、「患者さんと話をして情報収集し、寄り添うことが好き! 清潔ケアも好きですが、得意?とは違う気も…」という回答がありました。また、「接遇マイスターというものをいただけたので」「患者さんの反応から(得意だと思った)」という回答からは、職場や患者さんからの評価や反応が、得意だという実感につながっていることがわかります。
(図1)得意だと思う看護技術
これに対して、「あなたが好きな看護技術は?」という問いでは、「環境整備」(13.7%)が最多に。「得意な看護」と比べるとバラつきがあり、「得意」が必ずしも「好き」とは一致しないことが伝わります。「環境整備」が選ばれているのには、経験値や実施回数の多さが関係しているほか、実施した際の達成感やすっきり感が大きいことも理由となっているようです。(図2)
(図2)好きな看護技術
一方、さまざまなケアの中で「苦手」あるいは「やりたくない」ケアは、「胃管チューブ挿入」が18.7%を占めました。次いで、「浣腸・摘便」(8.3%)、「牽引や創外固定の管理」(8.1%)、「車いす移乗」(7.3%)という結果に。経験の少なさや過去の失敗経験から、苦手意識をもっている方が多いようです。(図3)
(図3)苦手、やりたくない看護技術
さらに、「一番得意だと思っている、または自信を持って提供できている看護ケア」として約3割の人が選んだのは、「心理的なケア、寄り添い、傾聴など」(28.8%)でした。日々のケアの中で患者さんの立場に立つことを重視している、という声も寄せられました。その一方で、10人に1人は、得意なケアが「1つもない」(11.9%)と回答していました。経験値にもよるかもしれませんが、業務範囲が広いと自分の得意なものを見つける難しさもあるのかもしれません。(図4)
(図4)一番得意だと思っている、または自信を持って提供できている看護ケア
この意識調査の結果では他に、「看護師をしていてやる気が出る、燃える場面」も数々紹介されています。「わかる!」と共感できるものも多いかもしれません。ぜひご参考にしてください。
(出典)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000160925.html
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