2021年1月に当サイトで行った「介護福祉士に関するアンケート」では、「介護福祉士さんとの忘れられないエピソード」を募集しました（アンケート結果は現在は非公開です）。祖父母や両親の介護でお世話になったというたくさんのコメントが。今回は、その中から“おばあちゃんの百寿のお祝い”に関するエピソードを漫画化。コロナ禍でなかなか家族と過ごす時間が確保できない中、せめてお祝い事くらいはみんなで集まりたいと相談された介護福祉士さん。そのとき“ふ”と思いついた方法とは？「おばあちゃんの百寿のお祝い」にまつわるエピソードです。

初回掲載：2021年4月16日
情報更新日：2022年12月20日

おばあちゃんの百寿をみんなで祝いたい！
介護福祉士さんが思いついた、コロナ禍でも顔を合わせる方法

（30代／女性）

会えなくても、家族とのつながりを忘れない
心遣いがうれしかったエピソード

仕事で忙しかったり、遠方に住んでいるなどの理由で、介護施設の利用者さんは家族と一緒に時間を過ごせないことも多いかもしれません。そんなとき、多くの介護福祉士さんは利用者と家族の双方を安心させるために、それぞれの家族に合わせて工夫をしているようです。アンケートには、そんな心遣いが印象的だったという声もたくさん寄せられました。

～こんなご時世だからこそ、会わせてあげたい～
2020年に娘が生まれました。特別養護老人ホームに入っている夫の祖母(娘にとっては曾祖母)がずっと楽しみにしていた曾孫の誕生。新型コロナの影響で直接ふれることはできませんでしたが、窓越しで顔を見せることはできました。コロナで通常以上に大変な中、面会の対応をしてくださった介護職員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。いつも利用者の希望になるべく添えるような対応を心掛けてくださっていて、安心して預けられています。
（30代／女性）

～家族よりも仲良し！？～
祖父が介護福祉士さんにお世話になっています。毎日祖父の様子を見に行くことができないので、頻繁に電話で祖父の様子を教えてくださる介護福祉士さんにとても感謝しています。介護福祉士さんは実の孫でもうらやましいほどに祖父と仲が良く、私自身も、介護福祉士さんがいてくれたおかげで昔より祖父と仲良くなれた気がします。
（20代／女性）

～一人ひとりメッセージカードでお祝い～
生前、祖母が施設で介護福祉士さんにお世話になりました。祖母の誕生日に、写真付きのメッセージカードを作ってくれたことがとても印象に残っています。入居者さんがたくさんいるにも関わらず、激務の中で一人ひとりに対しカードを作ってお祝いをしてくださることに感動しました。なかなか会いに行けなかった祖母の姿を、今でもメッセージカードの写真で見ることができてうれしいです。
（20代・女性）

※いただいたエピソードは、読みやすいように一部調整をしております。