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2026/7

【レポート】「ナースフェス2026」で訪問看護やコミュニケーション術を学ぶ

【レポート】「ナースフェス2026」で訪問看護やコミュニケーション術を学ぶ

2026年6月13日(土)・14日(日)の2日間、看護師向けのイベント「ナースフェス2026」が新宿住友ビルの三角広場で開催されました。多くの体験型企画を始め、60社超の企業ブースや、セミナーをはじめとする約20のプログラムが展開。Nursing-plaza.comでは、13日、14日それぞれをレポートしていきます! 今回は大盛況で幕を開けた1日目の様子や、Nursing-plaza.com編集部の一押しセミナーをご紹介します。

会場規模は昨年の約5倍! 進化を続ける「ナースフェス」

看護師向けの情報メディア「ナース専科」が主催したイベント、「ナースフェス2026」。「看護師で、ほんとうによかった。」をコンセプトに、あらゆる業界で活躍する看護のプロが登壇するセミナーなど多種多様なコンテンツが用意されました。出展企業エリアには看護師が日々の仕事やキャリア、プライベートについて考えられるブースがずらり。さらに、1日目のスペシャルゲストには今話題沸騰中のモナキさんが登場し、会場は大盛り上がりの様子を見せました。


大きなガラス張りの天井からは日の光が差し込み、会場はいっそう明るい雰囲気に。多くの人が思い思いにナースフェスを楽しむ姿が見られました

訪問診療・訪問看護の魅力を本音で語る!

最初にご紹介するのは「『地域に出るっておもしろい!』―ナース4人が語る訪問診療・訪問看護―」のセミナーステージ。訪問診療・訪問看護に携わる宮崎さん、橋爪さん、菅原さん、山田さんら看護師4名が登壇し、日々の業務内容や、やりがい、地域で働く魅力について本音で語り合いました。

まずは訪問診療に携わる宮崎さん、訪問看護に携わる橋爪さんがそれぞれの仕事内容を紹介したところで、話題は「訪問診療と訪問看護の違い」へ。医師のサポートや患者さんと医師の橋渡しを行う役割が多い訪問診療に対して、訪問看護では自分自身が患者さんと密に接する機会が多いなど、それぞれの仕事の違いが語られました。

右から橋爪さん、宮崎さん、菅原さん、山田さん。現場で働く4人のリアルな声が届けられたました

一方で、共通点としてあげられたのが多職種との連携があること。多くの職種が関わっている分、1人の患者さんに対してさまざまなカルテが存在するため、プライバシー保護への配慮も必要です。多職種と連携しながら患者さんの命と生活を守ることを大切にされていると感じました。

セミナー後半では、18年訪問診療に携わる山田さんが、病院と連携することの難しさに触れました。在宅での治療を希望する患者さんが増えている中、自分の症状や病状の進行を受け入れられない方も多く、今後の療養や最期の過ごし方について十分に話し合えないまま看取りになってしまうケースもあるそうです。退院カンファレンスなどを通して病院との連携を強化することが今後の課題となりそうです。

セミナーの最後に「病院の外に出て実感した、看護師としての成長と可能性」について4人それぞれが語りました。「他職種とコミュニケーションする機会が増えた」、「誰に何を相談したらいいかわかるようになり、視野が広がった」などたくさんのポジティブな声でセミナーが締めくくられました。


セミナー終了後には笑顔で記念撮影。観客のみなさんの質問1つ1つに寄り添って回答される姿が印象的でした

質問タイムでは、観客のみなさんが積極的に質問している光景が印象的でした! 通勤服に関する質問に、「内勤の日は一軍の服を着ていきます!」とうれしそうに答えていた宮崎さん。服装も含め、比較的自由度が高いところも訪問診療・訪問看護の魅力なのだなと思いました。多彩な経歴をもった看護師4人が集まったからこそ話題の幅も広がり、さまざまな角度から訪問診療・訪問看護について考えられるセミナーでした。

参加型企画「来年の私、ナりたい宣言」は自分が目指したい姿や目標を宣言するコーナー。参加者にはころっとしたフォルムがかわいらしい、「ナ」をかたどったオリジナルバルーンが配られました

明日から使える、離職問題にコミットする「コミュニケーション術」

続いては管理職向けに行われたセミナーをご紹介します。「離職を減らし、人材が定着/成長するためのコミュニケーション設計」には、エール株式会社代表取締役の櫻井将さんが登壇。離職理由のトップにあげられる「人間関係」の問題を解消するコツ、今の時代に必要なコミュニケーションの方法についてレクチャーされました。

セミナーには管理職と思われる方が多数参加している様子も。真剣なまなざしでセミナーを受講していた

櫻井さん曰く、よいコミュニケーションのためには、「ジャッジメント(解釈)」の有無を使い分けて相手の話を聞くことがポイントなのだそう。自分の視点で判断をしたり、相手の意見に同意/反対したり、自分と同じ考えに共感する「ウィズジャッジメント」。反対に自分の判断は留保し、相手の意見に寄り添ったり受け止めたり、自分とは違う意見や考えにも共感する「ウィズアウトジャッジメント」。場面と相手によってこれらの姿勢を使いわけることの大切さを、図や表を使ってロジカルに講義していました。

お話をお聞きし、私も知らぬ間にジャッジメント(解釈)を入れながら相手の話を聞いてしまっていることに気づかされました。
管理職になると、現場の看護師さんや経営層とのコミュニケーションも増えていくはず。今回学んだコミュニケーション術は、特に現場の看護師さんからの相談や指導時に活用できるのではないでしょうか。
また、参加者同士で意見をシェアする時間では、事前に知らされていなかったにもかかわらず、全員がさっとペアやグループを作って活発に意見交換をされていました。あらためて看護師のみなさんのコミュニケーション能力の高さを実感し、「私も見習わなければ」と思いました……!
セミナーを締めくくった、「人のケアをする皆さんだからこそ自分のケアをしてほしい」という櫻井さんの言葉がとても印象的でした。


「最も採血しやすい腕」を看護師目線で決定する企画、その名も「腕-1グランプリ」。素人目線で「採血しやすそう!」と思った腕には意外と票が集まっておらず、採血の奥深さを感じました

昨年以上の盛り上がりで1日目が終了!

1日目のセミナーを通して感じたのは、看護師さんのコミュニケーション力の高さでした。看護師同士や多職種だけでなく、患者さんやそのご家族ともコミュニケーションをとる職業だからこそ鍛えられているコミュニケーション力が、積極的に質問したり意見交換できる姿にあらわれるのだと思います。

ほぼ1日会場にいたのですが、メインステージ/出展企業エリアの入り口付近は常に長蛇の列で、始終たくさんのお客さんで賑わっていました! あまりの大盛況ぶりに入場列が一時ストップする事態も。スペシャルゲストのモナキさんが登壇された時間帯にはメインステージ周辺に大勢の人が集まり、その元気な歌声に多くの看護師さんがパワーをもらっているようでした。一方で目を引いたのが、カラフルなオリジナルTシャツを着たスタッフのみなさん。声を掛け合って会場を整備されており、改めてたくさんの方の協力のもと「ナースフェス」が開催されていることを実感しました!

イベント名「ナースフェス2026」
開催日2026年6月13日(土)・14日(日)
場所新宿住友ビル 三角広場
公式HPhttps://nurse-senka.jp/nurse-fes/2026

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