災害支援ナース養成研修で学んだ、看護師として大切にすべきこととは
2024/3/29
アンケート
2023/11
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転職は、仕事環境、キャリア、ライフスタイルなどが変わる大きなイベントです。働いている中で、一度は転職を考えたことがある方も多いのではないでしょうか。転職理由や転職後の給与の変化など、看護師さん・介護士さんの転職事情をお聞きしました!
今回の未来ワードは
同業種内での転職経験の有無
転職をした、あるいは転職を考えるうえで重視したこと
転職経験が「ある」と回答した人(n=19)、「ないが転職を考えている」と回答した人(n=4
)にその理由をお聞きしました。最も多かったのは、やはり「給与条件」。次いで「職場の雰囲気・人間関係」、「仕事内容」が上位にあがりました。
特に30代は結婚、育児などでライフスタイルにも変化が起きやすい年代。家庭の事情による転職を考えた方も多いようです。皆さんの転職理由を、もう少し詳しく教えていただきましょう!
「給与条件(年収・月収・手当・賞与など)」「仕事内容」を選びました。もっとやりがいのある仕事をしたいと思い、転職をしました。
(30代、看護師、診断所・クリニック・医院)
「給与条件(年収・月収・手当・賞与など)」「職場の雰囲気・人間関係」「仕事内容」を選択しました。転職を考えた理由は、多忙すぎて自分の時間がほとんどなかったことです。
(30代、看護師、総合病院)
「職場の雰囲気・人間関係」「病院・施設の風土」「自己成長(キャリアアップ・スキルアップなど)」を選びました。人間関係がなかなか難しい職場でした……。「患者さんともっとしっかりと関係性を築きたい!」と思い転職した経験があります。
(40代、看護師、病院(200床未満))
皆さんのご意見をお聞きしていると、給与だけではなく「働きやすさ」や「やりがい」もまた、転職の後押しになっていることが伝わってきますね。
同業種内での転職経験が「ある」と回答した方(n=19)
同業種内での転職経験が「ある」と回答された方に、転職の満足度をお聞きしてみました。すると、「大変満足している」「やや満足している」と回答した方は合計47.3%という結果に。一方、「やや不満」と回答した方はわずか5.3%で、「大変不満」を選択した方はいませんでした。意外にも転職結果に不満を感じている方は少ないようですね。 約半数が「転職結果に満足している」わけですが、その理由とは……?
転職の結果に「満足している」理由(n=9)
「転職の結果に満足している」と回答した全員が選択したのが「給与条件」でした! やはり、給与は転職のよし悪しを大きく左右する条件のひとつといえそうです。しかし、ただ職場を変えるだけでお給料が上がるというわけでもないはず。お給料が上がった理由を探ってみたいと思います!
直近の転職で給与が「上がった」要因(n=12)
離婚を機に転職をしました。お給料は少し上がりましたが、その分、より高度なスキルが求められる仕事になりました。役職も上がり、転職してよかったと思っています!
(30代、看護師、診療所・クリニック・医院)
看護の専門性を高めるために、療養病院から急性期病院へ転職しました。仕事内容がより高度になり大変なこともありますが、お給料も少し上がりましたし、自己成長にもつながっていて、転職結果には満足しています。
(40代、看護師、総合病院)
多くの回答が集まったのが「仕事内容がより高度になった」と「勤務形態・役職の変化」でした。もちろん、施設の評価制度や規模、業績などの違いによって給与が上がることも十分にありえますが、「自己成長」もまた、給与を上げるための要素のひとつであるといえそうですね。
「転職を考えた理由」の上位3つは、「給与」「職場の雰囲気」「仕事内容」であり、「転職に満足している理由」の上位3つも、「給与が向上した」「良好な職場の雰囲気」「希望に合った仕事内容」でした。つまり、この3つが整っていることが、看護職・介護職の方々が長く働き続けるためのキーワードなのかもしれません。
2023年10月に発表した「お給料に関するアンケート」では、給与に対する多くの不満や不安の声が寄せられました。今回のアンケートでは、約6割の方が転職によって「給与が上がった」と回答しています。「転職」もまた、給与に対する不満を解消するためのひとつの選択肢であると言えるでしょう。
今後のキャリアやライフプラン、悩みますよね。「私はこのままでいいんだろうか」そんな思いから転職を視野に入れている方も多いでしょう。転職にはさまざまな理由があると思いますが、やはり「自己成長のための転職」には、自身の未来の可能性を広げるチャンスが多く転がっていると思います。
まさにそれを体現していたのが、「資格のチカラ」で取材をした訪問看護師の巻幡学さんです。彼は、小児専門病院から訪問看護へ転職し、それがフットケア指導士の資格との出会いにつながりました。「看護の幅を広げたい」と考えての転職が、新たな看護の道を切り開いたのです。スキルアップ、キャリアアップを目指した転職は、よりよい未来を引き寄せるきっかけになるのかもしれませんね。
巻幡さんの記事はこちらから↓
訪問看護×フットケア指導士 「足」から患者の健やかな生活を支援する
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