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2024/4

「失敗は自信のもと」自信を育むヒントになることば

「失敗は自信のもと」自信を育むヒントになることば

新年度が始まりましたね。異動や昇進、転職などで仕事先の場所や人、立場などが変わり、新たな環境でスタートを切った方もいらっしゃるのではないでしょうか。まだまだ期待と不安で心が落ち着かないこの時期に背中を押せたら……。そんな気持ちで選んだことばをご紹介します。

自信はどこからわいてくる?

失敗していいんですよ。
一度の人生、自分で選んで失敗するなら、いいじゃないですか。
その大変な状況を乗り越えた事実こそが、
人に何と言われようと揺るがない自信になっていくんだと思います。

‐『ViVi』ブレイディみかこさんインタビュー
「自信を付けるためには“経験”が不可欠「“結論ありきの文化”が不安を増長させている気がする」より‐

突然ですが、皆さんは自分の仕事に自信をもてていますか? 仕事において「自信があること」ってそんなに大切なんだろうかとも思うのですが、個人的には看護師さん・介護士さん含め、どんな仕事でも自信は必要なものなのだと思います。患者さんの立場で考えた時、自信がなさそうな看護師さんが担当だと、やっぱり不安になってしまうのではないでしょうか。自信の有無は、相手に安心感を与えるものだと思います。

ただ、私たま子の最近の悩みでもあったのですが…、仕事における「自信」ってどうやったらつくのでしょうか。自信といっても、根拠のない自信ではなく、仕事においては根拠のある自信がほしいのに、そのつけ方がいまいちわからない。悶々としていた時に出会ったのが、ネット版『ViVi』に掲載されていた、コラムニスト・ブレイディみかこさんのインタビュー記事でした。

記事の中で、「不安や正解を求める生き方から解放されるための行動とは」という問いに対し、ブレイディさんはこう答えていました。

―――――――
シンプルですけど、私は私でいいんだと思うことじゃないでしょうか。
ただ、「自信をもちなさい」「あるがままの自分を愛しましょう」という言葉が世の中に飛び交っているわりに、実際はあるがままを受け入れられていない人が結構いますよね。
(中略)
じゃあ、年を重ねたときに何が自信として残るのかといったら、やっぱり経験が大きい。 自信って“気のもちよう”でなんとかなるものではなく、失敗やつらい境遇を乗り越えてこそ、培われていくものだと思うんですよね。
―――――――

このことばを読んでとてもしっくりきました。自信には経験と、そして時には失敗が必要であること。これを知っているだけで、「失敗やつらいこと」へのとらえ方も少し変わるのではないでしょうか。もし失敗したら、「自分の糧にしてやる」くらいの気持ちで乗り越えてやればいいんだと思うのです。 新たな環境で一歩を踏み出している皆さんは、すでにひとつ大きな経験値を得ています。ぜひ今年度はいろんなことを経験して、たくさん失敗して、未来の自分のための「自信貯金」を増やしていきましょう!

引用元:自信を付けるためには“経験”が不可欠「“結論ありきの文化”が不安を増長させている気がする」【ブレイディみかこ vol.2】

【文】
たま子
Nursing-plaza.comの編集部員。趣味は、本、映画、ドラマ、音楽、広告など、ジャンルを問わず、ありとあらゆるものからすてきなことばを集めること。

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