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2024/6

小林光恵さんの おやすみコラム #020「ヘルプミーハンドサイン」

小林光恵さんの おやすみコラム #020「ヘルプミーハンドサイン」

船舶などで遭難信号として使われていたSOSのモールス符号(トトトツーツーツートトト)。1999年に廃止されたあとも、災害時などに助けを求めるサインとして文字が使われることが少なくないですね。みんな知ってるSOS。
今後、SOSと同じくらい社会に広く浸透してほしいと思うのが、ヘルプミーハンドサインです。カナダの某団体が考案し、2020年ごろからニュースやSNSで世界に広がりました。

1.助けを求めたい相手に向けて、手のひらを広げる。
2.親指を手のひらの内側に曲げる。
3.親指の上に、他の4本の指をかぶせるように握る。

ヘルプミーハンドサイン

加害者と一緒にいる場合、例えば、車窓越しに、玄関で加害者のうしろに立って、他の人にこのサインで咄嗟に助けを求めることができます。アメリカで16歳の女性がこのサイン(TikTokを見て知っていた)を使って誘拐から救われたのがニュースにもなりました。誰もが使えるように、そしてみなが見逃さないように、まずはヘルプミーハンドサインの存在が広まってほしいです。
広めることの第一歩として、先日、友人Aさんにこのサインの話をしました。彼女は、私にだけわかるように小さく手を振って、心細くそしてたいへん緊張していた私を助けてくれたことがある人。「絶対広めよう!」と言って彼女は、キツネを作った左手を振りながら(たぶん、シャカサインと呼ばれるアロハを意味するハンドサインと勘違いしている)「サンキュウ」と言って帰っていきました。
ところで、このサインの動作から、採血時に親指を中にして手のひらを握ってもらうことを連想するのは私だけでしょうかね。

著者/小林 光恵さん
元看護師。著述業。つくば市在住。
エンゼルメイク研究会代表、ケアリング美容研究会共同代表。

看護師、編集者を経て、1991年より本格的に執筆業を中心に活動。『おたんこナース』『ナースマン』など。

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<多数のメディアで連載中!>
●小説 『令和のナースマン』
(月刊ナーシングキャンバス 株式会社Gakken)
●エッセイとイラスト 「アンチヘブリンガン」
(月刊ナーシング 株式会社Gakken)
●コラム 小林光恵の「ほのぼのティータイム」
(Aナーシング 日経メディカル)
●コラム 「ついついやってしまいがちなエンゼルケア」
(Will Friends 日本看護学校協議会共済会)
●ドクターズコラム
(健達ねっと メディカル・ケア・サービス)
など

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